最終話
「これプリントと……いつ出て来れそう?」
「二、三日もすれば?」
「よかった。直にテストだから、ちょっと心配してた」
「あーもうそんな時期か?」
「そしたら直ぐに夏休みだよ」
十朱君はリビングで、夕食の支度に忙しそうにしている、伊能君の綺麗なお母さんの視線を感じつつ言った。
「夏休みさぁ……」
伊能君は十朱君の、顔を見つめながら唐突に言う。
何時もの事だが……。
「十朱も一緒に、肝試ししようよ」
「肝試し?」
「苦手かもしれないけど、俺と一緒だと楽しいよ」
十朱君は、余りに美しい伊能君の微笑みに、顔を真っ赤にして頷いた。
……美人の伊能君が言う事にゃ・終……
美人の伊能君が言う事にゃ…… 婭麟 @a-rin
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます