第49話
「や、やめてお願い……」
灯里は、掻き消えそうな声を出して懇願した。
「町田さん、そればかりは聞いてあげれないなぁ……君はさぁ、自分が可愛いばかりに、高台先生の案件を、俺に押し付けたでしょ?」
身を縮めて震える灯里に言った。
「お陰で俺は、一年髪を伸ばさないといけなくなった……時の女神様ってさー、輝く黒髪が好きなんだよぉ〜。そりゃ苦労したんだからね?輝くキューティクルでできてる黒・髪……女子じゃないのに、そんな苦労かけやがって!!」
怒りを抑えられない様に手を伸ばす。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます