第24話
神経質で気弱そうな教頭は、校長とは正反対のイメージだ。
有名私立高校の戸長は、豪放と言えば聞こえはいいが、大雑把で適当なタイプで、面接というか話しをした限りでは、かなりの口上手といった印象が残った。
つまり言う事を全て鵜呑みにしたら、後で痛い目にあいそうだ、と思わせるタイプだった。
それでも此処の学校に決めたのは、なんと言っても最愛の夫が薦めたからだ。
高台千夏には惚れた弱みのある、結婚する以前から同じ姓を持つ夫がいる。
夫は父の再婚相手の連れ子で、血の繋がらない弟だった。
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