第17話

それでも互いに違う相手と付き合ったりもしたが、よくある話しだが、付き合った処で長続きはしなかった。

結局千夏が大学生となり、基哉が高校生の時にその若く熱い情熱を叩きつけられた。

両親の居ない夏の嵐の夜に、千夏が犯される形で二人は思いを遂げた。

それから幾度となく関係を持ったが、千夏が卒業と共に基哉から逃げる様に家を出て、離れた私立の高校に職を得て関係を断ち切ろうとした。

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