第12話 深夜のテンションは作品を狂わす

 部活に入ろうと色々見て回った悠真と真守だったが、この学園にはまともな部活は少なく、アニメに出てきそうなそんな変な部活ばかり存在していた。

 その結果導き出されたのは部活の制作!


 その部活は帰宅部。

 思い立ったが吉日。部活を作るために生徒会室に向かった2人。

 その途中で真守クラスメイトで1つ前の席の女の子……桐谷 楓に出会い、何故か着いてきている。


 生徒会室3階中央階段を上り、逆T字の廊下を真っ直ぐ進んだ先に作られている。

「なんか凄いな」

「全くだ。なんでここの廊下だけこんなに豪華なんだよ」

 壺や絵画など、他の廊下には無い美品が几帳面に並べてあり、それは生徒会の威厳を示すのには充分だった。


 木造りの大きな扉の目の前に立つ悠真と真守。そして着いてきた楓。

「行くぞ」

 息を飲み、緊張しながらノックする。

「部活動作成に説明を聞きたくて来ました。お時間よろしいでしょうか」

「…………」

「……返事ないな」

「あのーすいません」

「…………」

 いくら待っても返事帰ってこない。

「別の仕事で留守かな」

「日を改めるか?」

「そうだな。また明日来るか」

 生徒会は多忙だ。真守提案に乗り今日は帰ろうと振り返ったその時、生徒会の扉が行き良いよく空いた。

 飛び出てきたのは、女の人。顔が妙に赤く染っていて、何故か息を切らしていた。

「部活動作成についてだっけ?良いよおいで」




 生徒会室に入ると、生徒会長のエンブレムを胸元に着けた男の人が全力でソファーを擦りファブリースをかけていた。

「よ、ようこそ。生徒会室へ。わ、私は生徒会長金剛 勲。勲先輩か会長どっちかで読んでくれ」

 自己紹介の時もなにか拭いていた。


 喚起のためか窓が開いており、「ビュー」と風が会長の後ろから吹き、イカ臭い匂いが何故かする。

 3人は周りを見渡すがイカはない。

 そして3人の思考はすぐに重なった。


「「「(心の声)こいつらまさか、ヤりやがったな?」」」

 ゴミ箱には大量のティッシュ。部屋はイカ臭い。女の先輩は顔赤く、何故か息を切らしていた。……確定だろ!これ!


 じーーと生徒会長を見つめる3人。

「な、なにかへ、変なところでもあ、あるのかい?あ、今何してるかって?うーんあ!じゅ、ジュースを零してしまってね。そうだよな、湖南副会長」

「そ、そうですね」

「別に俺たちは会長たちがジュースをこぼそうがミルクを絞ろうがどうでも良くて、部活を作りに来ただけですから。むしろ邪魔してすいません」

「どうする悠真。なんか邪魔したみたいだし、明日来るか?」

「いや、明日も盛んかもしれないし……。だったらもう今認めてもらった方がいいんじゃない」

「それもそうだな。手な訳です。部活作りたいんですけど、条件とかありますか?」

 赤面になる生徒会会長と副会長。

「部員が4人を超えてれば特に問題は無いよ。でも、ここには3人しか居ないみたいだけど、後1人は居るのかい?」

「「…………あと2人か」」

「私なら入っても良いですよ?」

「初対面だけどありがとう!まぁあと一人か」

「楓良いのか?バスケは続けなくて」

「うーんバスケも迷ったけど、私は真守と入れる方が楽しいかな」

「まぁ!いい事ね!」

 おばさんみたいなリアクションをする湖南先輩。

「はぁ。付き合ってないんだから、そういった事は言うなよ」

「ん?私は真守といると楽しいって言っただけで好きとは一言も言ってないんだけど?あっれれー?」

 からかう楓は、今日一の笑顔だ。

「相変わらずめんどくさいな。お前は」

「そう言う女のなので」


「パン!」

 湖南先輩が手を叩き、言う。

「3人だけみたいですけど、部活動成立で!」

「まじか!?」

「いいんですか?」

「はい!私の名前を幽霊部員として書いときますので良いですよ。はいコレ」

 そう言って湖南先輩は部活動成立書書かれた生徒会の印鑑付きのプリントを渡してきた。

「ここに名前を書いておいてね」

 その場で3人の名前と湖南先輩の名前を書き、帰宅部は等々成立(仮)したのであった。



「ありがとうございました!湖南先輩」

「可愛い後輩の頼み!なんでも叶えるのが生徒会よ。困ったら言ってね」

「俺も居るのだが……まあいい部活動成立おめでとう。適度に頑張るといい」

 完全に影に潜んでいた生徒会長が現れた。

「会長もありがとうございます」

「それでは」

 生徒会室からでて威厳を感じる廊下に再び踏み込む。

「会長あまり生徒会室ではハッスルしすぎないでくださいね。入りずらいので!」

「そうするよ」

 会長は優しい人だった。普通の学校ならこんな事は有り得ないだろう。普通の生徒がひとつ上の会長に向かって会って初日でこんな事を言うなんて。今日思い立った部活が今日成立して……それもこの優しい会長、副会長のお陰だ。

 最初は威厳もくそも感じない、愛の巣かと思っていたが、ちゃんとこの学園に見合った生徒会だと認識し直した3人だった。




 ミニあとがき

 2000文字!まぁもっとこの話は伸ばせましたが、これを分けるのもなんか違う気がしたので、纏めました!いかがでしょうか?

 今回は生徒会、楓と主要になるキャラたちが3人も出てきましたが今後どうなるかお楽しみください!

 異世界のやつはもう少しお待ちください!

 ほんとにすいません。思ったより勉強に時間がかかってしまって笑

 でもその分最高に面白い作品なので良けれぼば!

 また次の話でお会いしましょう!ばいばーい

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