第11話 個性の塊の部活

 週末のデート(案内)が終わり、再びいつもどうりの学校生活が始まった。


「部活に関してのプリントだ。来週が期限だから今週中に見て回るように」

 担任の先生からプリントが配られ、放課後を迎えた。

 俺はすぐに、真守のクラスに行き部活を見て回ることにした。


「どの部活見る?」

「……うーん。俺たち帰宅部のエースだったろ?だからどれもわからん」

「確かに……」

「とりあえずこの、部活動一覧で気になったの片っ端から見ていくか」

「そうするか」

 この時2人はこんな結末になるなんて予測していなかった。

 いや、予測できるはずがない。





 ……5分後……





「……」

「……なんだよ……これ」

 オカルト部

 隣人部

 古典部

 娯楽部

 学園生活部

 帰宅しない部

 奉仕部

 軽音部

 野球挙部

 麻雀部

 その他……あげるとキリがないおかしな部活がいくつもあった。


「なんかこう、超能力者出てきそうな部活や、友達欲しそうな奴らもいるぞ」

「こっちも見てみろよ。ゾンビと戦ってそう出し、アニメがあったら絶対名作っぽいのもあるし……『帰宅しない部』名前からして完全に俺たちと真反対だな」


「あ、でも奉仕部、軽音部、野球挙部、麻雀部ら辺はまぁ分からなくもないな」

 そういう悠真に対し真守は困惑の顔をする。

「前2つと最後はまだ分からんでもない。けど、前から3つ目!『野球挙部』はおかしいだろ!」

「何言ってるんだよ。野球部なんてどこにでもあるだろ……そ、野球挙部なんて……!?!?」

「酷い顔になってるぞ」

 なんだよ野球挙部って!スピリタスよく飲んでそうだし、めちゃくちゃガタイのいい先輩とかとダイビングやってそうだし……もう!


「そんなことより俺は麻雀部行ってみたい」

「真守安定の百合好きだな。言っとくが百合展開は無いらしいぞ」

「なぁっ……!」

「おっとお前も酷い顔になったな」

「ほれよく見てみろ。ここに書いてある」

「なんてこと……」


 結構な時間見てみたが正直ピンとくる部活はどこにもない。その結果


「もういっその事部活作るか?」

「良いなそれ」

「でもやるコンセプトを考えないと」

「あるじゃんかよ。俺たちにぴったりな」

 真守に言われ俺はハッとした。

「そうだな。あったな!」

「だろ!」

「作ろうぜ!」

「おう!」


「「帰宅部を!」」



 こっちの更新が先でした!

 転生ものはプロット普段書かないのが仇となり、プロット作りに思ってた倍時間かかってしまってます。

 もう少しお待ちを!

 数ある名作の部活を出させて貰いました!

 まあ、名前は出てないから多分大丈夫……?

 次もお楽しみに!

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