未然形推さ 2

昨日はバイトに明け暮れすっかり疲れていたが今日は学校が四限までありそれから現場だった。

「おーーい、哲貴、今日夜いこーぜ」

少しかん高い声は同じ学部の橋本優斗だ。

彼は大学で初めての友達でずっと仲がいい、そして同じテニスインカレ アルコのメンバーでもある

「ごめん!今日現場なんだわ、すまね!」

「でたなガチ恋、貸一な!」

「ちげーわww また今度行こ!」

「おう」

彼には双葉佳代という校内でも有名な可愛い彼女がいる。

そして彼女も同じインカレ仲間であり自分とも仲がいい、たまに三人でご飯を食べたりもする仲だ。でも最近ちょっとしたいざこざがあったとかだから誘ってきたのだろう。そんなことを考えていたら渋谷に着いた。

会場に向かう途中、綺麗な女性がカフェで男性と食事をとっているのが見えた、ん?見おぼえがあった彼女は佳代だったのだ。え?なんで、その男は誰?

優斗は?と少し胸の中がきつくなる感覚を覚えた。

話を遮るのも悪いのでスルーした。明日優斗にあった時にかける言葉がみつからなかった。

そんなことを考えていたら会場に着いた。いつもの盛り上がるライブにみんなの声今日も最高に楽しかった。そして特典会の時にさっき佳代と一緒にいた男が会場にもいたのだネロ公と一緒に撮影をしていた。人の彼女と食事してアイドルにもアタックか世の中怖いもんだな... その人は背が高く少しホストのような容姿だった。

  

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