いざ、設定完了!
えーと剣使いと、杖、拳、弓ですか。
まあ、この辺は後からも変更できると思うんで……。
とりあえずはこれで行きましょうかね。
私は剣使いを選択しました。
……まあ、またこいつ面白みのないもの選びやがったなと、思われるんでしょうねおそらく。
『了解しました、剣使い……ですね』
……ついに抑揚までなくなりましたよ。
まあいいんじゃないでしょうかね、こんなドライな関係も。
ベタベタするのだけが良好な人間関係の築き方ではないですからね。
あれですよ、アメとムチってやつですよ。
……今のところムチしかないですけど。
で、お次はなんですか?
その後、私は細かな容姿の設定を小一時間かけて成し遂げました。
ふぅーっ!
……疲れたぁ。
いや、これはしょうがないですよ。
そういう性格なんですから、こういうの時間かかっちゃうタイプなんですから。
頬のキズの位置とかすごい迷いましたもん。
……まあ、悩んだ挙げ句、キズははずしましたけど。
いやもう、コンピューターのお姐さんにも申し訳ないないですよ、こんな長い間お付き合い頂いて。
いやホントにありがとうございます。
おかげで、満足した容姿設定ができましたよ。
あー楽しかった。
……あっ、完全に終わりの雰囲気を醸し出してしまいましたね。
まだキャラメイクですよ、ゲーム始まってないですよまだ。
まあ、それだけこのゲームのボリュームか凄まじいということなんでしょう。
まだまだ腹八分、吐き気が出るまで進めて行きましょうか。
エチケット袋の準備はオーケー!
さあ、次はなんですか?
『それでは!! フリーダムな世界へ、レッツゴー!!』
唐突!!
もう始まるんですか!?
急すぎませんかね……エチケット袋より心の準備が出来ていませんよまだ。
ええ……このお姐さんとももうお別れなんでしょうか、寂しいですね、せっかく仲良く……はなってませんけど。
じゃあいいじゃないかって感じですね、さようなら。
お世話になり……あっ、なんか体が粒子的な感じになってどこかに転送されそうな予感。
……抽象的すぎる。
語彙力のステータスが地の底ですよ、マントル突き抜いて再び地上に舞い戻って来そうな勢いじゃないですか。
いやぁまあ、いよいよこれからゲームが始まるんですね。
お姐さんへの別れの言葉も途中でしたが、またどこがて会えると信じて、前に進みましょうか。
それでは…………いざ、ゲームスタート!
……。
……しないですね、ロード長くないですか……あっ、動いた。
もう頼みますよ、今の私、光の粒なんですよ。
不安になるじゃないですか、フリーズは洒落になりませんよホント。
まあ、楽しみ尽くしてやりますよ、ええ。
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