新巻家もテスト勉強を始める(物凄くだるい)
日向が家に来て3日後
「それではこれよりテスト勉強をやる」
春ねぇがいきなり言い始めた
テスト勉強?
「どうした?熱でもあんのか?」
「そうだね、僕もそう思うよ」
「春菜お姉さん、風邪ですか?」
「そうだよ〜病院行ったほうがいいよ〜、脳外科だよ〜」
「ひどくない!?あと夏美!それどう言う意味!?」
「え〜、精神科の方がよかった〜?」
「せめて内科にして、、、」
さすが夏姉さん、言う事が別次元に行っている
「そんな事より!みんなで勉強しよ!」
「勉強しよって言われてもなぁ」
「テストまでまだ一か月あるよ?」
まだ5月中旬
テストは6月にやるから今からやるのは早い気がする
すると春ねぇの目に光がなくなり
「だって、、、今からやらないとうち、赤点を取る未来しか見えない、、、夏休みみんなと一緒にいられない、、、補習で」
春ねぇの目から涙が出ている
すると隣にいた日向が俺に話しかけてくる
「ねぇ秋夜くん、春菜ちゃんは勉強出来ないの?」
「まぁそうだな、春ねぇは運動は出来るけど勉強は全く出来ず、うちの高校に入ることさえ奇跡に近いほど頭が悪い」
「、、、秋夜、聞こえてるよ」
春ねぇの方を見ると顔を赤くして蹴る構えをしていた
あ、やっべ、言いすぎた
「まぁまぁお姉ちゃん〜少し落ち着いて〜あなたの頭の悪さは〜今に始まった訳じゃないじゃん〜」
「夏美、少し言葉を考えて。うち、物凄く心にし刺さっているから、、、」
「夏姉さんもうやめて、春ねぇのライフはもうゼロだ」
もはやオーバーキルだな
「もう!無駄話は置いといて!みんな、やるよ!」
そう言って春ねぇは勉強の準備をし始めた
なんで俺達もやるんだよ
***
「さて、第1回、新巻家テスト勉強をします!」
「「「「イェーイ(棒)」」」」
もうめんどくさい
春ねぇ以外全員そう思った
「では秋夜、ここの問題を教えて」
「はえーよ春ねぇ。なにも考えてないだろ」
春ねぇは問題を見た瞬間に俺に聞いてきた
「考えたよ、見た瞬間うちの脳が思考停止したから秋夜に聞いてるの」
「思考停止するの早すぎるだろ」
駄目だコイツ
「ねぇ、さっきから思ったんだけど、秋夜くんて勉強出来るの?」
日向が話しかけてきた
「えっとなんでそう思った?」
「さっき始めたばかりなのに、もう問題用紙が終わりそうだから」
俺の問題用紙は既に八割終わってる
「普通じゃね?」
「普通じゃないよ秋〜」
夏姉さんが喋り出した
「秋はね〜兄妹の中で1番頭がいいの〜」
「そうなんだ。ちなみにどれくらい?」
日向が聞くと今度は冬乃が喋り出した
「お兄さんは入試で満点合格しています、それも全教科です」
「え?」
日向が唖然としている
そんなに驚く事なのか
「いや、俺は入試で山を張っていて、それが当たっただけだ」
「秋〜、普通は満点取れないよ〜」
「そうですよお兄さん」
「マジか」
たまに俺の普通が普通じゃない時があるな
「すごいね秋夜くん」
「別に、そう言えば日向は勉強出来るのか?」
「まぁまぁかな?」
多分俺の予想では日向は勉強は出来る方だ
理由は、まぁまぁと言っている奴は基本出来るから
「秋夜〜ヘルプ〜」
春ねぇが机の上に伏せている
もはややる気が無い春ねぇ、言い出したのお前だろ
てかこれ1時間で終わる気がしねー
ハァ、だるいしめんどくさい
#########
どうもararaです
言い忘れてましたが日向は女です
あと学校は秋夜達が通っている所でクラスは3組です。
皆さん応援と感想をどうぞよろしくお願いします
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