本物の中学生が書いたスペオペ

これは数十年前の中学生が書いたスペースオペラだ。だから当然完成された文章ではない。それどころか所々意味不明な個所もあるが、著者はあえて直さず、補う文章を挿入して当時の形を保ったまま発表している。
こういった小説が読めるのも素人投稿サイトの楽しさといえる。
そして中学生が必死に想像の翼を広げて、宇宙の冒険を書いた小説は意外や結構楽しいのだ。登場人物の深い心理、悩みなど知ったことではなく、ひたすら彼らは行動し、かっこいい。少年が自分もこうなりたいというあこがれを描いている。
人は技術を覚えると、技術に溺れる。
だが少年が作る話は「何を書くか」が「どう書くか」より何十倍も大切だと教えてくれた。
僕も宇宙少年に戻ってひたすらカッコイイ人を書こう。