私の初めてのハンドクリームは母からもらった結構高額なやつだった。
幼い頃、冬になると皮膚の表面がかさかさしてくる。粉がふく。そして悪化して、あかぎれになる。そんな時に母親が心配して買ってくれたのだ。
ハンドクリームというものを知ってお小遣いをもらうようになってからは安いハンドクリームを早い時期から塗るようにしていて、幼い頃のような悲惨な状態になることもなくなった。だからか、幼い頃のハンドクリームの思い出を忘れてしまう。
そんな忘れがちな、でも大切な人と人とのつながりを思い出させてくれる話だった。
どうもありがとうございました。