第43話

「……うん、よし 明日から軽くなら走ってもいいよ」


「ほんとですか!」


怪我をしてから1週間 上半身のトレーニングを鬼コーチ渚とこなしてきた リアルに死にかけた…… そして今日 明日から走ってもいい許可を得た 1週間で走れるようになるなんて、この整骨院は当たりだったな 多崎、ありがとう……


「全力で走るのはダメ、あとスパイクもなしで、7割が限度ね 少しでも違和感を感じたらすぐに走るのをやめること 次やったらもう試合には間に合わなくなるからね」


「分かりました」


会計を済ませ、整骨院を出た 渚が待っている


「どうだった?」


「明日から軽く走ってもいいって」


「ほんと!?よかった……」


「全力はまだダメだけどね けど走れるだけでも嬉しい」


「ほんとだよ……1週間、上半身しかトレーニングしてないもんね」


「ああ……死ぬかと思ったよほんと……まあでもとりあえず、南関東に間に合わせる それだけだ」


「無理はしないように、ね?」


「は、はーい」




「……匠、上半身でかくなったな」


「え、そう?」


隆二がそう言った けどたかだか1週間でそこまで変わるものなのか?


「まあ少しだけどな けど明らかに腕は太くなったぜ」


「まあ……鬼コーチがいたから……」


「中曽根さん……鬼コーチなのか」


「ああ、正直言うと監督のウエイトメニューよりきつかった」


「絶対やりたくねえ……」


するとそれを聞いていた監督が口を挟んできた


「俺よりきついだと?なら今度からウエイトメニューは中曽根に作ってもらおうか」


「え!?!?」


「俺じゃ生ぬるいんだろう?ならそうするしかないさ」


あ、あの地獄をウエイトメニューの時は毎回……だと……?


「嫌だあああああああああああああああああああああああああああ!!!!」


この日、グラウンドに俺の絶叫が響き渡ったという



あとがき

昨日は部活とバイトでくたばって更新できませんでしたすみません……

渚は鬼です 覚えておきましょう

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