第35話
今回短めです
2日目の朝、秋山さん、隆二、俺、高橋さんは4継の決勝のアップに来ていた
「空島工業……まさかあんなに速いとはな」
「まあでも、勝てるさ いつも通り攻めて行こう」
「自分たちに集中しよう いつも通りの事をすれば負けない」
「はい!」
ついに決勝の時間になった 4レーンがうち ひとつ内側に佐倉島 外に空島工業だ タイムでは龍山高校がひとつ抜けているが、バトンを少しでもやらかせば抜かれてしまう しかし、攻めたバトンパスをしてタイムを狙っていかないと、チームとして強くなれない、と高橋さんは言っていた なら攻めるしかない
スタートした 秋山さんはいいスタートを切った……にも関わらず、あまり差は開いていない トップではあるが、離し切れない やはり速いな佐倉島と空島工業
トップで隆二に渡る バトンパスで少し離れた 隆二が加速する 離してはいるが、これまた離し切れない いや、後半で少し離した
俺に渡る きのうの準決勝よりも攻めたが、綺麗に渡った いい加速ができている コーナーを綺麗に回る よし、完全に独走になった 空島工業も佐倉島も突き放した あとはタイムだ
高橋さんに渡った 高橋さんがその長い足を生かし加速する やはり高橋さんの加速走は化け物だ 速すぎる
結果、ダントツの1位だった 心配は杞憂だった 40.10 チームベストだった
空島工業が2位で40.82 佐倉島が40.85で3位 こいつらも40秒台を出してきた やはりバトンパスをやらかしたら負けるタイムだ 強い 油断せずに次も勝とう
「やっぱ速いね」
空島工業の3走の人が話しかけてきた 内田って言ったっけ
「どうも」
「100は負けないよ」
「受けて立つよ」
「引きずり下ろすから 待ってな」
そう言って去っていった 俺も負けない!そう思って俺もグラウンドを後にした
あとがき
諸事情により今回短いです 申し訳ない…
次から100が始まります
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