第31話

あのままお風呂に入っていたらのぼせそうなので、2人はお風呂から上がった


「……まだ顔が熱い」


「へへ……けどあれ私実はファーストキスじゃないんだ」


「……は?」


は?渚の唇を先に奪ったやつがいる……?だれだ、今すぐ〇しに……


「あははは!やっぱり覚えてないんだ匠!幼稚園の頃私とキスしたこと!」


「……ええ……」


「幼稚園の時にね、そういうドラマみた影響で……匠、結構深いキスやってきたんだよ?忘れられるわけないよ」


俺、そんなことしてたのか……恥ずかし


「私が匠意外とキスするわけないじゃん だから安心して?」


上目遣いでそう言われては、許すしかない


「う、うん……」




2人はパジャマに着替え、リビングでストレッチをしていた しかし、なんかいつもと違う


「……なあ、渚さんや」


「ん?なあに?」


「後ろから押してくれるのはありがたいんだけど、なんで抱きついてるの?」


抱きつきながら押されているため、渚の特に柔らかい双丘がめちゃめちゃ押し当てられてる 息子が起きそうで怖い


「えーいーじゃん?私たちもう付き合ってるんだし!」


「……はあ」


なんかもう色々と諦めよう、そう思ってストレッチを終わらせる すると渚にソファに連れてかれた


「へへっ……匠……」


すぐ隣に座り、左肩に頭を乗せてきた 何だこの可愛い生き物


「……そんな無防備で、襲われたいの?」


「……匠なら襲われてもいいよ」


「言ったな」


「え?んむっ……」


そう言って渚を押し倒し、無理やり唇を奪った 驚いてはいたが、すぐに受け入れ態勢に入る渚


1分くらいたっただろうか、渚が息が苦しいと胸を叩いてきた 少し唇を離す


「はあっ……苦しいって匠……んむっ!?」


少し休憩させ、すぐに次を始める なんというか、今までの同居で我慢していたものが一気に溢れてる気がする 体は練習で疲れてるのに止められる気がしない


「んちゅっ、んむっ……ぷはっ!はあ、はあ……」


長いキスが終わり、息を荒くする渚 控えめに言ってエロい このままだと、本番まで行ってしまいそうだ


「……そろそろ寝るか」


「うん……」




歯磨きを済ませ、ベッドに向かった 心なしか渚が緊張している 今までだって一緒に寝てたのにどうしたのか


「……渚?どうした?」


「んにゃっ……だって、さっきみたいなことしたら……その……ほ、本番もあるのかなって……」


「っ……!」


まさかそんなこと考えてたとは


「……渚」


「は、はい!」


「はっきり言っとくよ 本番はしばらくは無い」


「……え?」


なんで残念そうな顔するのさ


「だって、俺はまだ渚に対して責任を取れない 実力的にもまだまだだし、お金だって稼げてない それなのにそういうことするなんて俺にはできない だから本番は、俺が渚に対して責任が取れるようになってからだ」


「……そんなこと、考えてたんだ 私のために……うん、分かった」


そう言って渚はベッドに倒れ、両手を俺の方に伸ばした


「じゃあほら、寝よ?早く来て」


「お、おう」


俺もベッドに寝そべった すぐに渚に抱きつかれる


「へへっ匠の匂い……好き」


「……俺も好きだよ」


「……ありがと」


お互いに抱き合いながら、眠りに落ちていった



あとがき

こういうシーン大好き ずっと書きたかったシーンがようやく書けてる……快感だ……

こういうの大好きって人は星とレビュー、ハートお願いします<(_ _)>

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