第18話

井澤との食事会から1ヶ月弱、学校での話題は中間テストで100パーセントを占められていた


「ああ……テスト……死ぬ……」


「井澤……お前どうやってここ受かったんだよ」


「気合い、で、ギリ」


「頼むぞ隆二……赤点があったら再来週の試合出れなくなんだから しかもインターハイ路線だからなそれ」


今日は金曜日、部活はテスト週間で休みで、今俺たちは教室に残ってテスト勉強をしている ちなみにメンツは俺、渚、隆二、西川、村上さん、多崎、山本、サッカー部数人だ 山本誘った覚えないんだがなあ……


「中曽根さん!ここ教えてくれ!」


「このノートに全部まとめてるから見ればわかるよ」


「……」


雑な対応をされ固まる山本 なぜ諦めないのか


「いやーしかし陸上部は頭いい人多いなあ サッカー部はアホしかいないから……」


「サッカー部の人たちも隆二と同じパターンか……」


こうしてこのメンツで勉強を続け、完全下校の時間になったので帰ることに ちなみに7時半だ


「中曽根さn「じゃあね山本くん」」


渚を誘う前にさよならを宣言され、崩れ落ちた山本 恐らくライフはもうゼロだな


「さて隆二、お前は補習だ」


「え?補習?」


「俺達が二人暮ししてることを知ってるお前しかうちには呼べないからな、うちで徹底的に叩き込んでやる」


「そ、そんなあ……」




「ここが2人の愛の巣か……」


「なんだその言い方」


3人が家に着いて早々隆二が変なことを言い出した


「渚、飯作っといてくれ 俺はこのバカに叩き込んどくから」


「おっけー」


渚は台所に向かい、俺と隆二は勉強を始めた


「7本中3本が当たりくじで、2人が順番に引く そして2人とも当たる確率な?まず1人目が引いて当たる確率は?」


「えーと……7分の3?」


「そう、んで1人目が当たったとしたら、2人目が引く時には全体のくじの数と当たりくじの数が1本ずつ減るから、2人目が当たる確率は?」


「ってことは……6分の2?」


「そうだ、そのふたつをかけると2人ともが当たる確率になる」


「7分の3×6分の2……答えは42分の6か!」


「残念、まだ約分できるぞ」


「んなっ!」


「……お前、ほんとどうやって受かったんだ……答えは7分の1な」


そんなこんなで1時間ほど勉強した後、飯を食った


「お、おおお!こりゃうめぇ!」


「当たり前だ、渚が作ったんだからな」


「もー匠ったら……」


渚の料理を隆二は絶賛していた 9時半頃まで勉強を続け、この日は解散した




「お、おおお……!!奇跡だ!」


隆二が喜んでいる あの様子だと赤点は無かったのだろう


「何点だったんだ?」


と覗かせて貰うと、軒並み40点前後だった ちなみに30点未満が追試


「お前……俺たちがあんだけ丁寧に教えてそれかよ……」


「俺の頭なめんなよ?はっはっは!」


「笑い事じゃねえ……」


何はともあれ、全員がテストをクリアした これで試合に集中できるな


ちなみに俺は全部90点は超えたけど満点はなし、学年順位は5位でした 渚が8位


ちなみに15位だったこの男


「クソっ!!中嶋に勉強でも負けだと……こんなんじゃ中曽根さんを奪えない……こうなったら……」



あとがき

⚠️矛盾が出そうだったんで1部修正を加えました

今回は短めですねーまあテストの話だし書くことあんま無いや

あ、NTR展開はありませんのでご安心ください

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