第7話
「着いたー!!!」
「元気だな渚は……」
4時間ほど新幹線に乗り、東京駅に着いた なぜ渚はここまで元気なのかと言うと……
「そりゃ、俺の肩にもたれてずっと寝てたからな……」
「しょーがないじゃん、匠の肩の寝心地がいいのが悪い!」
「俺のせいなのかよ……おかげでめっちゃ左肩凝ったんだけど……」
ちなみにいくら幼馴染とはいえ3時間以上ただで肩枕されるのも癪なので、寝ていて緩みきった顔を20枚ほど撮影しておいた 後で壁紙にでもしよう
「さて、次は山手線で大塚駅だな」
「行こっ!匠!」
乗り換え口に行こうとすると渚が腕を組んできた 小さくない双丘が腕にあたり、さらに変形しているのを目の当たりにした……
「ッッ!!??何すんだよ!?」
「いーじゃん、行こ?」
意地でも離れるつもりは無いらしい しかたない、このまま行くしかないだろう
「〜〜〜!!しょうがない、行くか……」
「うん!いこー!」
「ここか……」
「ついたねー」
大塚駅から徒歩2分、匠たちが住むタワーマンションに着いた こんな高級そうな所に住むことになるとは思っていなかったので、思わずため息が出る
「んじゃ、とりあえず管理人さんに鍵もらわないとな」
フロントに行って鍵を受け取る しかしそこで違和感を感じた
「……あれ?渚、鍵貰わないの?」
「んふふーいいの!」
「???」
とりあえず俺の部屋に行くことにする 305号室だ
鍵を開けて部屋に入る 中は2LDKにトイレと風呂が別である、一人暮らしするにはかなり広い部屋だ ここまで広い部屋を用意できるとは、中嶋家のどこにそんな金があったのか…
そしてリビングにはある程度荷物が既に運び込まれている タンスやベッドなどの大型の荷物は17時頃到着するとの事 ちなみに今は12時半だ
「おおーここで一人暮らしするのか俺……ん?」
ここでまたもや違和感 やけに運び込まれた荷物が多い
「……なんか荷物が多いぞ?こんなに詰めたっけ俺?」
するとしれっと中に入っていた渚が
「……なんでだと思う?」
と、訳の分からないことを言い出した
「えー……ってこの箱、渚、夏用って書いてあるんだけど……」
匠の頭の中で物凄く嫌な予感が湧いてくる うそだ……嘘だと言ってくれ……
「渚……もしかして……」
「そう、そのまさか!今日から私たちは同居することになってるんです!」
「……おぉぉおおおおおおいっ!!!???」
あとがき
山手線沿線 賃貸 でググッたら大塚駅がトップに出てきたので大塚駅にしました 匠たちの高校も大塚駅の近くにある設定です 決め方が適当とか言わないでね
あと、本来は隣に住ませるつもりだったのですが、同居させたい欲に勝てませんでした
まあ、幼馴染あまーが好きな人は同居させることに反対はしないよね?ね?
あ、今んとこ陸上競技要素が薄いですが、その辺は高校に正式に入学させてからの予定です
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