ご褒美回中編
練習が終わり、帰宅した匠と渚 手洗いうがいをした後、渚はすぐハンバーグを作り始めた
「渚のハンバーグ……最高なんだよなあ」
「渚ちゃんのハンバーグ……私より美味しいからねえ」
匠の母親まで褒めるクオリティの渚のハンバーグ 普通に店に出してお金が取れるレベルである
「ふふ、言い過ぎですよお義母さん」
楽しみだなぁ……ん?まて、今お義母さんって言ったかこいつ!?
「おい渚……今お義母さんって言ったか?」
「え?ダメだった?」
「ダメって言うか……その……」
「私としては渚ちゃんが匠のお嫁さんに来てくれれば安心なんだけどねえ?ふふふ」
「母さんは余計なこと言うなよ!恥ずかしいから……」
「もう、匠ったら……恥ずかしがらなくてもいいじゃない」
「はいはい、お義母さんも匠も喧嘩しないで?ほら、できたよ!」
「うぉぉぉ!美味そう!」
大きなチーズインのハンバーグがふたつ 部活終わりの運動部員にはたまらない
「それじゃあいただきm「まって」」
箸を持った瞬間に渚に止められた匠 当然不満の声が上がる
「なんだよ渚!ここまで来てお預けか!」
「違うよ……はい、あーん」
「えっ」
なんと渚がいわゆる「あーん」をしてきたのだ しかも親がガン見してる前で
「あらあら……これを肴にお酒でも飲もうかしら」
「渚見られてる!母さんに見られてるから!」
「いいから食べて!これもご褒美のうちなの!」
「うー……あーん」
恥を忍んでハンバーグを食べた 味なんて分かったものじゃない
「おいし?」
「味なんてわかんねえよ……」
そして最後まであーんでハンバーグを食べさせられる匠であった
「これは……娘が増えるのも時間の問題ね」
「後生だ、黙ってくれ母さん……」
あとがき
なんでこの2人これで付き合ってないんですかね?←
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