第4話

匠の入試を終え、その2週間後に渚の受験の前日を迎えた 渚の試験の1週間後に、推薦入試と一般入試の両方の結果が発表となる

渚のことが心配になった匠は、渚にLINEを送ってみた


『明日はいつも通り頑張れよ』


すると1分も経たずに電話がかかってきた


「ねーねーかまってー」


「明日入試なのになんだそのゆるさは……」


試験前日だと言うのに渚のこの体たらくである ちなみに今は深夜0時だ


「ったく……緊張してないか心配してLINE送った俺が馬鹿だったよ……」


「へー、匠、心配してくれてたんだ」


「こいつ……帰ったら脇を弄り倒してやる」


「それだけはやめてくださいいい」


そんなこんなで少し雑談をした


「んじゃそろそろ寝るね 帰ったらすぐ匠の家行くから!」


「あいよ……それまでにその日の練習終わらせて待っとくよ」


そして電話を切った 匠はすぐさまLINEを開き、渚にこう送った


『合格したらお前の大好きな俺の膝枕な』


するとすぐ返信が来た


『え!ほんと!ならどんな手段を使ってでも合格する!』


『カンニングだけはやめろよ?w』


次の日、試験会場にはやけに気合いの入った美少女がいたそうな…


(絶対合格する!そして匠と最高の高校生活を送るんだ!)

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