第6話



 呪文の書き方が一段落したので、その燃料となる薬液を用意する方法に移った。マリの助力もあり、複雑な資料の解読に要した期間は一ヶ月程度だった。これはかつてマリと共に暮らした、他の誰よりも短期間だ。


 地下室に備え付けの竃を使って、大釜に放り込んだ基材をせっせとかき回す。そんな春花の背中を見守りながら、マリは期待を膨らませた。

 この子ならば、本当にやり遂げるかもしれない。


 それは同時に一抹の不安でもあった。自分など要らなくなって、何処かへ巣立ってしまうのではないか、と。そうなってもまた会えるかもしれない。その面では死別よりも緩い結果ではある。だからこそ諦めきれずさまようことになる。そうなったら耐えられるだろうか。もしかしたら、腐心の果てに追い回すかもしれない。


 そんな心境が漏れていたか、目の前に春花が頭を差し出してきた。条件反射で右手を置き、撫でる。手の動きに合わせてわずかに身を傾けて喜びを伝えてくる。


 進度を訊ねた。

「釜の中身は?」

「もう沸騰が止まるまで煮込みましたよ。あとは冷ましてから、でしたね」

「そっか、もう時間か。よくできたね」

 もう一度頭を撫でる。春花はさっきよりもはっきりと体をよじった。


 ミトンで側面に触れて、そのミトンを手で触れる。含まれる水はすべて蒸発しているので、温度を測る目安として湯気が使えない。別の方法が必要だ。

 今回は布を経由して、熱さを和らげて確認した。ミトンが暖かいとも言い難かったので、今度は素手で触れてみた。そこそこに冷えてきている。


 最後は製作者の血液を入れる。そうして誰が持ち主かを決めるのだ。以後は同じ薬液に注ぎ足して作れるので、この手順が必要なのは初回だけで済む。


「待った。春花ちゃんに傷を増やさせたくない」


 そう言ってマリは小瓶を取り出した。中には飲んだらひと口程度の赤い液体が入っている。

「言い出し難かったんだけど、いつぞやのヒルから搾っておいたんだ。だからこれを入れたらいい。黙っててごめんね」

「あのときのヒルなら、もう古くなってそうだけども」

「大丈夫、ちゃんと凍らせてあるよ」


 春花は考えこんだ。一口に血液と言っても多数の成分が含まれている。それらのうち、必要なのはどの成分なのか。ここでヒルに吸われた血を使ったら、凝固を防ぐ毒による影響を受けているに違いない。それに、異物が混ざることにもなりそうだ。


「気持ちはうれしいけど、私はこっちでいきます。確実なほうがいい」


 そう言って春花は短剣に力を込めた。白い手首に細く赤の線が引かれていく。深さも長さも控えめにしたので、血液は少しずつ薬液に落ちていった。傷口を指で広げながら動かして、おおよそ小瓶の中身と同じくらいが滴った。


 春花はふらついた足取りでマリの懐を目指した。すかさず駆け寄って抱き寄せる。椅子まで連れていき、春花を座らせて鳩尾の匂いで包んだ。


「痛かったよね。お夕飯はレバーにするね」

「なんだか変。貧血じゃあなさそうだけど」

「そうだろうね。これが前に言った、"止まりかけ"の状態だよ」


 説明を改めて聞いた。

 薬液を準備すると引き換えに、成長や老化が止まってしまう。一度目で摂理が揺らいで、二度目で完全に。

 かつては本人の預かり知らぬところでこの調合を行い、永久に幽閉しようと画策した者もいるらしい。よほどの怨恨に駆られていたと窺える。

 その顚末は、あるときに部屋から姿を消していたと報告されている。何が破壊されるでもなく、拘束具を外した形跡もなく、ただその空間から消失していた。


 そんな恐ろしい話があり、しかも血液を使うとあって、春花が想像したのは悪魔や精霊との契約だ。そうではないと聞いてはいても、気怠い今はどうしてもその想像をふたたび浮かべた。実際は逆で、この状態を表現する方法のひとつが悪魔との契約、とも思える。


 春花が考えごとをしている顔を察知して、マリの両腕が強く背中を抱き寄せた。地下室から出る頃には、空はもう赤くなっていた。

 夕食どきだ。


 春花はその前に、風呂で調合の臭いや飛沫を洗い落とした。ちょうど上がった所で夕食の用意ができた。

 マリがぽろっと言った通り、ニラレバが用意されていた。春花は実物を目にするのは初めてだ。ニラの細長い葉と丸っとした肉を炒めたもの。これが噂に聞くニラレバか、とまずは目で味わった。

 レバーとは肝臓のことだ。生前は食べたものから取り込んだ栄養を、必要なだけ小出しにするための控え室のような働きをする。今回は鳥のレバーと聞いた。


 春花はさっそく、一口めに箸を伸ばした。硬めの肉が音を立てて崩れていく。大人な味だった。強めの味なので、呼応して薄味の白米も進む。今日の春花は、腕がへとへとになるまで釜の中身をかき回し続けていた。その作業時間は四半日にも迫る。その疲れも味つけのひとつになった。


「おいしい!」

「よかった。わたしも嬉しいよ」

 マリは少しの間をおいて言い足した。

「その喜ぶ顔、何度見てもかわいいね」


 二人の笑顔と共に皿の上がみるみる片付いていく。

 この肉は、本当はレバーではなく砂肝だった。どちらも肝の字を使っているものの、両者はまったくの別物だ。鳥は歯がないために、食べたものを擦り痛す器官が必要となる。それがこの砂嚢だ。春花は両方を知らず、マリは砂肝をレバーだと勘違いしていたのだ。幸いにもこの違いは問題には繋がらずにすんだ。そもそもが、出血で不調につながるには今日の五〇倍は必要だ。

 気分が悪いのは心理的な理由だったので、寄り添う言葉だけで充分に回復できたのだ。


 翌朝、目を覚ますのは早かった。

 今日は裏庭に出て、薬液の材料となる動植物を採る。そのためには十分な睡眠が必要だ。念のため、昨晩から現在までの時間を数えると、どうにか七時間は確保できていた。予定通りに出よう。

 朝食は腹持ちを重視して米が大盛になっていた。

 抱擁を交わし、出発の準備を整えた。採るものを改めて確認し、それぞれの写真をバスケットに入れる。


 日が高い。

 出発の前にマリが特製の服を蔵から引っ張り出した。まるで宇宙服のような、横着した防護服だ。春花が服装を考えたときに、マリは自信満々に心配ないと豪語していた。その通りにすべて解決してしまった。

 全身を覆うので虫を気にせず動けるし、中ではチューブを冷水が巡って暑さを逃してくれる。そのためのランドセルが重そうではあったが、着てみると存外に動きやすい。採取といったら下を向く機会が多いだろうから尚更だ。

 それに、僅かながら匂いが残っている。マリの残滓を感じながらバスケットを抱えて、裏庭の先へ向かった。


 採るもののうち簡単でないのは二つだけ。イラクサを食べているフクラスズメの幼虫と、魚の声帯だ。

 イラクサの緑色の花を目印とするには時期が少し早いが、フクラスズメが幼虫でいるには少し遅い。まだ残っていればと願った。来年までおあずけにするのは避けたい。

 問題はもう片方だ。

 どんな魚かを問わないものの、声帯がある魚とは、春花にはさっぱり意味がわからない。地図と写真で示されたとはいえ、異世界に迷い込んだ気分になっている。図鑑によると、陸にいる限りは危険ではないそうなので、つまり水中に入るのは憚られる。水面から見える姿で判断し、網で掬いあげるのだ。詳しく書かれていないので、これ以上は見てから考えることにした。

 思うところが多い中でも、反省や計画はあとにして、その足を踏み出した。


 この裏庭は、マリが暮らす上で都合のいいものを集めている。

 手元にある写真と見比べながら、植物をかき分けて摘んでいく。密集して生えているときは、並びを飛ばし飛ばしに間引くように選んだ。せっかくならば次も育ちやすいように。

 どれだけの違いがあるか知らなかったので、確認の意味も込めている。同じ場所と示す目印になるものを探すと、奥にある木の幹がひとつだけ、春花の顔と同じ高さで分かれていた。

 幸運にもすぐ近くでフクラスズメの幼虫も見つけた。あとは魚だけだ。


 教わった池はもう目の前にある。低木を柵にしているようにも見えたが、枝が伸び放題だし道は見当たらない。手入れはしていない様子が窺えた。

 かき分けながらどうにか水面に対して垂直に覗き込んだ。魚影はすぐに見えた。大きさは鯉ほどで、正確な形は落ち葉に阻まれてよく見えない。本当に鯉の線もまだ残っている。バスケットから網を取り出し、枝をぶら下げて奥側で水に入れてみた。

 すぐにこれが目当ての魚とわかった。枝が振動し、引っ掛けていた網から落ちた。同時に雄叫びのような声が水面から聞こえてきた。そのおまけで、あたりにいた鳥が飛び去る音もよく聞こえた。

 動きは鈍い様子だ。天敵らしい天敵もいなさそうなので、逃げる意味がないのだろう。そうなればひとつ、捕まえる案が浮かんだ。

 木の枝で外側から岸へと追い込み、一気に網で掬い上げる。この作戦の途中で、あわよくば疲れてくれたらいいとも期待した。

 さっそく新しい枝を拾い、奥から手前へ手繰り寄せるように水へ入れた。同じ雄叫びが枝を震わせる。振動で手まで痺れてきた。

 枝を動かす負荷が軽くなった。水から出して確認すると、先がいつの間にか千切れている。何事かと思い、動かしていたあたりの水面を見ると、この枝が砕けたらしき破片が浮かんでいた。

 聞きかじりの知識が引っ掛かった。音を使って狩りをする動物がいること。そして、水中で音が伝わる速度は空気中の四倍以上であること。

 たくり寄せる作戦は失敗し、これ以上の手は思いつかなかった。ならば候補は二通りがある。ひとつは別の機会に改めること。もうひとつは、やけに強そうな防護服を信じて力技で捕まえること。動きが遅いので可能に思えるのも厄介なところだ。


 試しに手のひらを半分だけ水に入れた。警戒にとどまる様子なので少し追いかける。再び雄叫びが聞こえた。手の感覚はマッサージ機でも掴んだときに似ている。

 引き上げて観察した。特に、水面と重なっていた境界を見た。いくらか柔らかくなっているようだが、どうやらそれ以上には変化がない。

 次は足だ。水位を確認したところ、長靴状になっている部分を確認するだけでいい。足は手よりも重要なので、腰を低くして、さらに短時間で出る準備をした。


 何度も繰り返した結果、力技に踏み切る決心がついた。足場も把握したので勝算が十分にある。

「えいやっ!」

 大声で身体能力の限度を一時的に開放し、魚を捕まえた。大暴れするので、陸に戻ってすぐに絞めた。



 必要なものを採り終えて、家に着いたのはすでに夕方に差し掛かっていた。空はまだどうにか青いものの、少し目を閉じたら赤くなっていそうだ。

 扉を開けて、荷物を作業台に置く。改めてバスケットの口が確実に閉じていると確認しているうちに、マリが奥から顔を出した。


「ただいま。ばっちり採れたよ。次からはもっと早くできそう」

「お疲れさま。お風呂が調ってるよ」

「入る」


 防護服をするりと脱いで浴室へ向かった。掃除のしやすさを考慮して、つま先立ちで、足跡が一直線になるよう歩いた。ときどき足を置く前に、足の甲で滴を拭ってみた。

 下着を脱ぎ、浴室の床にようやく踵をつける。普段の洗い方の前に、洗面器で大きく流した。まずは腰から下で温度を確認し、二度目は額から首を通って流れるように。

 大粒の汗を流してすっきりしてから、残る小粒を丁寧に洗い落としていった。


 洗い終えた頃にマリが入ってきた。服を着たままで、手には大きなジョッキを大事そうに抱えている。

「続きの前に水をお飲み。塩と蜂蜜を少しずつ入れてあるよ。必要でしょう」

「ありがとう。――おいしい」


 残る作業は明日だ。今日は夕食も少なめにして、早寝をする。お決まりの愛を育む時間は、いつも通りに、しかし静かに身を寄せ合う。落ち着いた時間を過ごした。

 呼吸の音を聞き合い、合わせてみる。強く吸って音を出してみる。そうでないときも空気の流れが感じ取れた。触感につられて音も聞き取れるようになる。

 手を重ねて、触りどころから脈拍を見つけた。その周期にあわせて耳を澄ますと、鼓動の音も聞こえてくる。集中して味わっているうちに、いつのまにか自らの心臓も同じ周期で、同じ瞬間に、血液を送り出していった。



 春花は寝台に上った。

 明日はいよいよ二度目の調合をする。話通りならば、自分もマリと同じ土俵に登る。

 身体の成長がなくなり、現在が続いていく。老化も寿命もなく、今日と同じ日々を続けられる。祝福とも呪いとも呼べる、大きな転換点だ。

 その変化が詳しくは、何に対してどのような変化であるか、どんな影響があるか楽しみなのだ。

 寿命が無くなると何を思うか。もちろん不都合な影響もあるだろう。それを含めて、春花は求めている。

 こうまで愛してくれたマリを、やがては置いてけぼりにする最期を避けたい。私なのだから、どんな結果でも受け入れられる。

 そんな考えを反駁した。顔まで被った掛け布団に二個の水跡がついていた。


 気になったのはかつてマリを愛した他の者らだ。

 春花はこれまで、呪文を書いたり、薬液の調合をしてきた。驚くほどには長い時間をかけていないし、特殊な技を使ったのでもない。

 にもかかわらず、マリの話によるとここまで成したのは春花が一人目だ。決意があった者が五二人もいて、ようやく一人目。彼女らはなぜ、もう生きていないのか。

 マリの話に嘘があるとは思いにくいし、思いたくもなかった。どこかで諦めたのだ。

 ならば、どこで。

 春花のときは写本がラテン語で、辞書も出てきた。どちらかがなかったのか。古い言葉で書かれていたら、なまじ理解できるばかりに疲れてしまうかもしれない。それでも解読に十分な時間があったように思える。

 何か別の理由があった。春花は確信した。


 これ以上に深く考えようとする脳を無理やりに抑えて、眠りへと向かった。わからないことを考えると時間だけが過ぎてしまう。初めは少し考えるだけのつもりでいた。

 それが今は、すでに一時間以上が過ぎている。あまり聞き覚えのない鳴き声が聞こえ始めた。

 眠ろう、眠ろう。

 呼吸の長さを数えて、目を上下に左右にと回転させる。夢の風景として見えるものを探す。


 どこか見覚えのある、若草色の湖畔に来た。

 遠くに目立つ、深緑色の小屋を目指してふらふらと歩いていく。

 その途中で小鳥たちに呼び止められた。次は魚たちにも。どちらも共に進んだが、いつのまにか傍から姿を消していた。

 小屋が待つ場所が、始めに見えた湖畔から、いつの間にか湖の中心まで動いていた。

 困って周囲に目を向けると、背後に丸太が転がっていた。水に落としてみたら、二本は浮かんできたので、その片方を浮きにして泳いでいった。

 水は触れた瞬間から温かく全身を包んだ。



 朝日で目を覚ました。

 窓枠を見ると、影はいつも通りの時刻を示している。

 起き出すときに布団の形が気になったので、端を持ち上げて、空気の波に乗せるようにして置き直した。

 朝食の匂いが今日は届いていなかった。


 地下室へ降りた。

 机の上に並べた材料を、まずはバラバラに刻んでいく。植物の葉をまとめて小さな緑色の破片にして、ひとつの器にまとめる。芋虫の頭をと尻を切り離して、釜の底へ並べる。春花にはまだ二度目でありながら、すでに慣れたような手つきで火にかけ始めた。やり方から状況までマリは離れて見守るだけだ。


 やがて焦げ付いてきたところで少しの水を注ぐ。弾ける音が咆哮をあげる。釜のおかげで飛沫は少なく、エプロン越しに僅かな熱を感じるだけにとどまった。

 ある程度おちついたら注ぎ足して釜の半分ほどを埋めた。この水を使って熱が伝わる方向と温度を整えている。


 破片となった葉を一面に浮かべて、鉄の菜箸で魚の声帯を持ち、沈めていく。離すと浮いてしまうので右手は箸を抑えたままで、泡立ち変色する様子を見ながら葉の残り半分を入れていった。

 水中では声帯だけになった魚が叫んでいる。その力強い怒号は振動となって反響し、焦げた芋虫や紫になった葉を砕いていく。やがて熱に負けて静かになる頃には、透明だった水はすっかり紫色になり、植物も虫も形は残っていなかった。


 ここまでで一時間ほどがすぎた。そのうちの半分はただの料理と変わりない穏やかな時間だったが、残り半分は声帯だけで叫ぶ魚を押さえつけていた。今後も毎回、補充するたびにこれをやるのは骨が折れる。過去の人々が十字架を発明した理由も似ていたように思った。近いうちに作るか用意する準備をしておこう。春花はひっそりと決意した。


 ここから先は、かき回しながら水分を飛ばしていく。最後に前回の薬液と同じく、湯気も出なくなったら、冷ましてから同じ器に合わせる。


 冷めるまでの時間にマリと膝を突き合わせた。手放しの期待ではなく、不安に似ていて、恐怖を含まない。その感情をどの言葉で伝えるか決まらず、言い出せずにいた。様子を読み取ったマリは黙ったままで手を握り、背中をさする。わずかな動きが春花に安堵をもたらした。


 いよいよ最終段階を始める。ここから先に進めばもう戻れない。考えをまとめる時間は十分にあった。春花の答えは決まっている。

 前回の薬液を蓄えた瓶の蓋を空けた。ビーカー大の口に狙いを定めて、ゆっくりと注でいく。どろりとした紫色の液体が重なり、少しずつ馴染んでいった。


 春花にはその中から何かに見つめられているような気がした。気泡が二個あるだけで目のように見えるし、馴染みきる前の盛り上がった部分を合わせると顔のように見える。それを潰してもまだ、釜の中に何かがいる。


 全身を鷲掴みにされるような、妙な圧迫感があった。首元から背中まで筋肉が強張り、異常を伝える声も出し方を忘れている。さらには場所が悪く、目を動かしてもマリの姿はまだ視界の外だ。耳の中ではいつの間にかガランガランと耳障りな音が他の音をかき消している。


 最後にぶぅん、とひとつ聞こえて、静寂が戻った。体はもう動くし、声も出せた。その確認が済むと同時に、後ろからマリが軽く腕を回した。

「ハッピーバースデー」と呟くように、慈しむように、マリの声が耳元に響いた。


 その音から言葉に、言葉から意味にと処理していく。最初にやるつもりだったことを後回しにして、緊急の用事が割り込んだ。

 春花は振り向いて、体の前面をマリと押しつけあった。


「ありがとう、マリさん、ありがとう」

「よしよし。春花ちゃんも、頑張ったね」

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