第4話 夢のあの人とLINE交換!?
{今週の土曜日に他のYouTuberさん達と京都旅行に行きます!楽しみだなぁ。}
これを見た瞬間、私は京都に行く事を決意した。とりあえず金銭的には問題なし!あとはお母さんには申し訳ないが部活がないと言っておいて先生には歯医者とでも言っておけばいいだろう。ダブルス組んでる子は丁度熱で休んでるしな!でも...てんぷらさんの居場所がなあ…まあ悩んでいても仕方ないから、会えなくてもいいや。そんな軽い気持ちで私は家を出た。
~京都駅にて~
「やっぱ都会の方は駅ですら広いなー!!」
今までは常に誰かと来てたけど、まさか1人でここに来ることになろうとは...そういやここでてんぷらさんとばったり会ったりして!とか馬鹿なことを考えていると、馴染みのある声が後ろから聞こえてきて...
?「ねえねえ」
そう声をかけられ振り向くと...
てんぷら「ごめんなさい!ここら辺で美味しいお店とかって知っていますか?スマホではクチコミが人によって違うから分からなくて...」
そう言われて真っ先に自分がした事は目を疑う事だった。絶対に会うことなんてないと思ってたのに...そう考えていると、黙っている私に心配したのか
「大丈夫ですか?いきなり声をかけてびっくりしましたよね!えっと...」
てんぷらさんが私のせいで困惑している!なにか言わなくちゃと焦った結果口をついて出てしまったのは...
「LINEとかって交換出来ますか?」
ボソッと言った筈の声がてんぷらさんに届いてしまったらしい。そうするとてんぷらさんはすっかり黙りこんでしまった。それから納得したかのように、
「ああっお店の情報を送ってくれるのか!理解しました!」
そう言うとおもむろに携帯を取り出して、気がつけば私とてんぷらさんがLINEを交換し終わったあとでお店の情報を送った後だった。
「これでオススメのお店が分かります。ありがとうございます!もし良かったら名前とか教えてくれませんか?これからも美味しいところとかを教えて欲しいので…」
「も、勿論です!!名前は春菊雫って言います。えっと実はてんぷらさんのファンなんです。」
「そうなんだぁ!ありがとうございますっ。あっ、俺の名前は井上 慶斗 (いのうえ けいと)って言います。これからよろしくお願いします。あっでも俺の名前はみんなには秘密ですよ?」
そう言われ、私は
「敬語じゃなくて良いです!」
「そう?じゃあそうさせてもらうね!」
そう言った後、慶斗さんは時計を見て
「もうこんな時間だ!ごめんね。他の人が待ってるから行かないといけないや。雫ちゃんまたね!」
そう言って慶斗さんは行ってしまった。
「嵐のような人だったなあ...」
もう当初の目的は達成したし、帰ろうと思って駅のホームで待っていると手に持っていた携帯に通知が来たようで開いて見ると、Twitterで慶斗さんが呟いていた。
{京都駅で親切な子にオススメのお店を教えて貰えました!教えて貰ったお店がとても良かったので皆さんも行ってみてください!お店の名前は...}
などとさっきのことについて書かれていて、それを見ながら微笑んでいると、また通知が来て...どうやらLINEにメッセージが届いたらしい。学校の男友達からだ。
{雫、ちょっと相談があるんだけど...}
━━━━━━━━━━━━━━━━━
ここで今回は終わりです!いつもより長くてごめんなさい。という事でお待ちかねの次回予告、「はい!雫です。常々思うけど主人公が次回予告ってするもんじゃなくね!?みんなも思うよね?何考えてんだろ。風の噂によると、次回のネタが上手くまとまらないらしい。このど阿呆作者がぁ!.....ふぅ。次回はあの正直者な亜悠君からお手紙着いた!さあその相談とは一体!?次回に備えて指をくわえて待ってろ!」
ただいま推しに恋してます。 西鳥 火花 @sitori_nichizyou
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。ただいま推しに恋してます。の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます