第10話 アンソニー事件 解決編

 2021年9月上旬

 ニューヨークにチェルノボグが現れた!チェルノボグ(ウクライナ語: Чорнобог、Chornobog チョルノボーグ、ロシア語: Чернобог, Chernobog チェルノボーグ)は、スラヴ神話の死神であり、その名は「黒い神」を意味する。その名から、夜や闇、破壊と死、冥府の神・悪神として捉えられることが多いものの、その本来の性格については不明である。神話中においては、白や光を司る善神ベロボーグと対をなすものとして語られる。


 スラヴの諸地方に伝わる創世神話には白い神と黒い神が登場し、その2柱の神が協力して水底の泥から世界を創り上げた。その後、黒い神は白い神と対立し、闘争の末に地上に落とされたとされて邪な精霊に変わったといわれている。ベロボーグとチェルノボグの相克は同様の文脈で語られることもある。また、ゾロアスター教におけるアフラ・マズダーとアンラ・マンユの対立とこれを比較する声もある。


 ムソルグスキーによる『禿山の一夜』においても、チェルノボグが登場しているが、作中では悪神としての性質は薄められているようである。ウクライナにおいては相手を罵倒する表現として「チェルノボグに殺されてしまえ」というものが残っている。


 ルイージや銀行頭取、女優、歯科医……ミルコは多くの人間の命を奪った。

 合計10人で魔法を覚えることが出来る。残り6人は誰だと思う?


 メキシコ

 俺はスミシマとタケナシを追っていた。

 メキシコ合衆国、通称メキシコは、北アメリカ南部に位置する連邦共和制国家。北にアメリカ合衆国と南東にグアテマラ、ベリーズと国境を接し、西は太平洋、東はメキシコ湾とカリブ海に面する。首都はメキシコシティ。メキシコの総人口は約1億3,000万人(2016年時点)で、スペイン語圏においてはもっとも人口の多い国である。GDPは中南米2位。


 日本語訳はメキシコ合衆国で、通称はメキシコである。当て字は日本語・中国語ともに墨西哥で、墨と略される。


 国名のメキシコは独立戦争の最中の1821年に決定したものであり、アステカの一言語であるナワトル語で「メシトリの地」を意味する「Mēxihco」に由来する。メシトリ(メヒクトリとも)は、アステカ族の守護神であり、太陽と戦いと狩猟の神であるウィツィロポチトリの別名で、「神に選ばれし者」の意味がある。アステカでもっとも信仰されたこの神の名に、場所を表す接尾辞「コ」をつけて、この地における国家の独立と繁栄に対する願いを込めた。


 なお「合衆国」という政体を示す名称について、同じものを名乗るアメリカ合衆国が強大に過ぎ、「合衆国(the United States)」だけでもアメリカを指すため、自国が弟分のように見られてしまうとの不満が国民の一部には存在し、国名を「メキシコ」に変更する動きがある。この意識は、19世紀末の米墨戦争の敗戦直後から特に見られるようになり、長年議論が繰り返されているが、変更には至っていない。


 特に米国との北部国境地帯の治安悪化はマフィアなどの抗争も相まって顕著だが、首都として人の集まるメキシコシティや、それ以外の地域においても失業者の増加と社会的・経済的不安定要因が治安情勢の一層の悪化を招いており、強盗、窃盗、誘拐、レイプ、薬物などの犯罪は昼夜を問わず発生している。メキシコでは拳銃の携帯は国防省の許可が必要だが、許可を得ずに拳銃を所持している国民が多く、同国の犯罪のほとんどには拳銃が使用されている。


 観光客が注意すべき事項として、交通機関においては、夜間のバス利用、地下鉄やメトロブスにおける窃盗やスリ、大都市における流しのタクシー(無認可タクシー)利用がある。さらに、両替所やATMにおける強盗被害も報告されており、メキシコシティ市内の国際空港「メキシコ・シティ国際空港」においてはその被害が多発している。また、反政府ゲリラやその名を冠した集団が存在している地域には、観光ツアーを利用せずに行くことは危険である。


 メキシコでは麻薬絡みの暴力事件が後を絶たない。麻薬組織の抗争などにより毎月約1,000人が死亡しており、2007年から2013年10月現在までに約8万人が命を落としているという。麻薬組織は見せしめのために頭部や手足の切断など残虐手段で殺害を行うことも多い。


 女性をレイプしたあとに四肢切断、被害者の頭部切断という事件や、カルト教団において生贄を捧げるため少年らを殺害するという事件も発生した。


 以上のように治安は世界の中でも悪い分類にあたる。


 グアム島の浜辺で、周囲の異性に魅力を振り撒き、避暑地を満喫していたベンジャミンが殺害される。「白昼にも悪魔はいる」という蘇我敏子の言葉どおり、不穏な空気が流れる中、ホテルの客の1人と不倫していた彼に殺害の動機を持つ容疑者が浮かび上がるが、完璧なアリバイに捜査は難航する。


 ミルコは人の命は儚いと思った。

 ベンジャミンは死ぬ直前に、『アンソニーのことなら謝るよ!』と震えながら言っていた。ベンジャミンはアンソニーに熱血的に指導した。選手として活躍し出すと、電話をしても無視をするようになった。だから、あの橋の上から突き落としたのだった。

 首を絞めて木に吊るした。

 💀残り5人

   

 5年前

 ローレン・ウィリスは、月1000ドルで元の持ち主が逃げたニューヨークの家具付き高級アパートをレンタルし、モデル仲間のマリリン・セガールを呼び寄せる。マリリンは同じ境遇のベティ・ハサウェイも誘い、3人のルームシェア生活が始まる。彼女たちの目的は百万長者との結婚。その為にはボロアパートではなく高級アパートに住む方が大物を捕まえられるとローレンは力説する。雑貨屋で出会うような男ではなく、クラブで出会うような男を捕まえるのよ―。アパートの家具を売りつつ生活していたある日、ベティがクラブで出会った初老の男をアパートへ連れてきた。なんと彼は百万長者、そして彼女たちをパーティに招待してくれるという。はたしてお望みの結婚相手を捕まえることができるのだろうか?


 5年後……2021年8月

 ニューヨーク郊外にあるレストランのウェイトレスをしているローレンはある日、クラークという親切な男に出会い、やがて結婚する。ローレンはウェイトレスを辞めて、演出家をしてる裕福なクラークとの幸せな結婚生活が始まる。だが、クラークは毎日浮気を平然と繰り返すようになり、妻の主張や抗議は全てはねつけ、殴りつけた。彼は暴力で家族を従わせようとし、それを“愛”と称する支配欲に満ちた男としての本性をあらわしたのだった。暴力に耐えかねたローレンは逃げ出すが、クラークは彼女のどんな動きも把握し、執拗に追い詰める。迫りくる恐怖の“愛”から逃げ続けることも限界に達した彼女は、女として最後の力を振り絞り、ある決断を下す。

 

 会津

 雪篤史は気弱で人付き合いが苦手な青年。父親は教会を経営していたが、九十九誠という男に乗っ取られて死んだ。教会は老人介護施設に生まれ変わった。そして篤史は、九十九が経営している『アザミ苑』に勤めていた。九十九の執拗なイジメにあいながらも、年老いた母親、愛子との生活を守る為、篤史は黙々と勤めを続けていた。同僚で恋人の片桐沙織だけが彼を支えていた。


 ある休日、篤史は母親から野良猫退治を頼まれたが、殺す事が出来ず、密かにエサを与えて飼いはじめた。篤史は『タマ』と名づけて可愛がり、やがて会社にも連れて行くようになった。だが、倉庫に隠していたタマが見つかってしまい、九十九に撲殺されてしまった。篤史は復讐を誓った。

 篤史はミルコという殺し屋に依頼した。

 ミルコは睡眠薬で九十九を眠らせ、マチェットで首を切り落とし彼の自宅にある騎士の鎧兜のなかに隠しておいた。胴体は会津磐梯山の山奥に埋めた。

 💀残り4人


 メキシコはめちゃくちゃ危険なエリアだった。夢の中で地蔵の怪物が現れた。

 袈裟切り地蔵という静岡県湖西市に伝わる、人を化かしたという地蔵がいる。

 潮見坂という地域にある六地蔵が人を化かすという噂があった。白須賀宿に泊まっていた若侍がそれを聞き、自分が化け物を退治すると意気込んで地蔵のもとへ向かった。


 若侍が六地蔵のもとへ着くと、6体ある地蔵の内の1体が一つ目の入道に化け、赤い舌を見せながらゲラゲラと大声で笑い始めた。すかさず若侍が刀を抜いて斬りつけると、入道は悲鳴をあげて消え去った。


 次の日に若侍が再び地蔵を見に行くと、地蔵の1体が倒れており、袈裟懸けに斬られた跡があった。以来、この地蔵は袈裟きり地蔵、笑い地蔵などと呼ばれるようになったという。

 俺は新選組の局長・近藤勇が愛用した刀、長曽根虎徹を手に入れた。

 俺は虎徹で地蔵の怪物を斬り殺した。

『回復』の魔術を使えるようになった。


 映画スターに憧れ、ハリウッドへやってきた獅子丸杏は大スターであるトム・ギブソンとの出会いをきっかけに成田杏と名前を変え、整形をして大スターとなり、トムと結婚する。しかし、トムは人気に翳りが見え始め、酒に溺れるようになって行くと、ついには杏がアカデミー賞を受賞した晴れの舞台に泥酔状態で現れるという醜態を見せたことで療養所に入ることになる。


 退院したトムは俳優として既に過去の人となっていたにもかかわらず、それを受け入れられずに再び自暴自棄な行為におよび、警察に留置されてしまう。 この事態に杏は愛する夫を介抱するために引退を決意する。 それを知ったトムは愛する妻のために死を選ぶ。


 心身ともに疲れ果てた杏は田舎に戻ろうとするが、そこに祖母が現れ、杏を励ます。 こうして復帰した杏は新作映画の試写会の場でマイクを通じて全国のファンに向かって「私はトム・ギブソンの妻です」と挨拶する。


 サンフランシスコ

 金曜日。エドガーが地下室を掃除していたとき、愛人のイワナは1階で保安官のネイサン・ダグラスと会話していた。娘のジェニファーが地下に降りてきたとき、エドガーは「ここに父さんがいることは誰にも言わないように」と彼女に言い聞かせた。ネイサンが家の中を捜索したところ、エドガーは隣人の車を奪って逃走した。ネイサンは同僚のケインやFBI捜査官2人ジョン&カロットと共にエドガーの行方を追った。エドガーは他の2人ヴァネッサ&アークエドとクリスと協力して銀行強盗をはたらいた容疑で追われていたのである。一行がマチルダ上院議員の家を訪ねたところ、彼女は既に殺された後だった。

 家が放火されマチルダは焼死した。全身が炭のように真っ黒に焼け焦げていた。

「おそらく、出荷の部屋の近くで睡眠中に煙を吸い込み一酸化炭素中毒で死んだんだろ?」と、ネイサン。

  

 捜査方針をめぐる対立が生じたため、ネイサンは単独でエドガーを追うことにした。その頃、エドガーは森の中でアークの妻、エヴァと落ち合っており、奪った金を車に積んでいた。

 アークは元ネイビー・シールズ、エヴァはスケーターだ。

 エドガーが車に乗り込もうとしたとき、彼は何者かによって射殺された。犯人の腕にはサソリ模様の入れ墨が彫られていた。


 木曜日、ネイサンは同僚たちと共にアークの行方を追っていた。アークは火曜日に発生した銀行強盗事件でゲットアウェイ・ドライバーを務めていたのである。ところが、アークは何者かの手によって殺されており、捜査はまた振り出しに戻ってしまった。頭を抱えるネイサンだったが、悩みの種はもう一つあった。それはエドガーが汚職をしたとの噂が流れていることであった。かつて、ヴァネッサとアークは麻薬の製造を行っており、爆発事故でアークの息子が亡くなるという事件が発生した。2人は告訴されたが、よく分からない理由で身柄を釈放された。このときの担当刑事がサンフランシスコ市警のエドガーであった。人々はエドガーが2人から賄賂を受け取ったのではないかと噂していた。


 その後、ネイサンはケイン、ジョン、カロットと一緒にエヴァの元を訪れた。エヴァは4人に「アークがここに来て一緒に逃げろと言った。私が断ったところ、アークは殴りつけてきた。あの人はメキシコへ逃げると言っていた」と告げた。しかし、エヴァがその証拠として見せた傷は彼女自身が付けたものだった。その頃、マチルダは自分を脅迫する内容のビデオテープを処分しようとしていた。マチルダは未成年の男性と性行為を行っていたのである。マチルダはもみ消しに躍起になっていたが、運悪くエドガーにその事実が知られてしまった。マチルダはエドガーを殺してでも秘密を守ろうとしたが、返り討ちに遭った。図らずも殺人を犯してしまったエドガーはひとまず自宅の地下室に隠れることにした。


 水曜日。エドガーとヴァネッサはアークが奪った金を独り占めするために自分たちを裏切ろうとしているのではないかと疑っていた。アークに「しばらく身を隠していろ」と言った後、エドガーは関係者の動向を探るために町に戻った。ネイサンが2人のFBI捜査官と会っていた頃、アークはエヴァから「お金を山分けしないか」と電話で持ちかけられていた。待ち合わせ場所のホテルに到着したアークはエヴァに誘惑されて困惑した。

「すごい体してるわね?」

 エヴァは息子の死の一件で自分を恨んでいると思っていたためである。そんな折、マチルダが2人のいる部屋にやって来た。マチルダは脅迫テープを回収しにやって来たのである。エヴァがアークをけしかけた結果、彼とマチルダはもみ合いになり、マチルダはアークを殺してしまった。エヴァはテープとアーク殺しを材料にマチルダを脅迫し、ヴァネッサの逃走資金を彼女に調達させることにした。帰宅後、マチルダは泣き崩れるのだった。そして彼女も悪魔によって命を奪われたのだ。


 トム・ギブソンは肝臓癌に蝕まれていた。あまりの苦しみから死を選んだ。ネットで闇サイトを見つけて、『自分を殺してほしい』と依頼した。ミルコは鉈を持ってトムの自宅に行き、彼の頭をかち割って殺した。

 💀残り3人


 ケイン、それからカロットという人間を殺すようにミルコはネットで依頼された。このところ仕事が多く、かなりの報酬を得ていた。別荘でも買うつもりだ。

 ミルコは鉈でケインの頭を殴り瀕死の重傷を負わせてから、彼の自宅プールに浮かべた。

 💀残り2人


 トム、それからケイン……1日に2人もの人間がサンフランシスコで殺された。

 カロットは次は自分の番かも知れないと震えていた。彼の予想は当たった。自宅にやって来たミルコにナイフで背後から刺され、五体をバラバラにされた。

 💀残り1人

 

 ローレンって女からクラークというストーカーを殺してほしいとネットに依頼があった。ニューヨークにある彼の自宅でクラークを斧でなぶり殺しにして、顔を判別できなくなるくらいキリでグチャグチャにして山奥に遺棄した。

 今日で8月も終わりだ。

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