エピローグ 1日の終わり
「それじゃあ先輩、おやすみなさい」
「おう、おやすみ」
雨空は、くるり、と俺に背を向け玄関からアパートの階段へと向かう。
歩道を歩く雨空を、柵にもたれながら見ていると、彼女はこちらを向いて手を振った。
それに手を振り返すと、今度こそ雨空はまっすぐ家を目指す。
まあ、隣のマンションなのだが。
雨空がエントランスへと入るのを見届け、俺は部屋へと戻る。
さっさとシャワーを浴びて寝てしまおう。
きっと、明日も騒がしくなる。
口角が上がっているのを自覚しながら、俺は浴室へと向かった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます