「ちょっと待ってください」

　僕がそのまま撮影しようとすると加奈は止めた。

「なんで？」

　何かする気だろうか。

「私、今日いい下着を身に着けていまして」

「えっ」

　加奈は少し恥ずかしそうにしている。

　まさか下着姿になるとか。

　ここは部室だが。

「その、ちょっと撮影してみましょうよ。もちろん脱ぐとこから」

「いいの？」

　そんなことしていいのだろうか。

「はい」

　僕はスマホの撮影のボタンを押す。

　加奈は突然スカートのホックを外した。

　スカートが床に落ちて、シャツ一枚の姿になり、少し白いパンツが見えている。

　こんな姿を撮っていいのだろうか。

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