進展
次の日。
久しぶりに味わう何とも言えない頭痛と葛藤しながら学校に向かった。
「さくら~~だいじょうぶだった~~?ちゅーした~?」
「してないよ!連絡先交換したくらい。」
その後、食事に誘われたことを伝えると、うらやましい!といいながらも
誘いにのったほうが良いと勧められた。
確かに、悪い人ではなかった。お礼がてら行ってみようかな。
綾美にも息抜きにいいんじゃないと背中を押されたということもあり、
数日後、食事に行くことにした。
「お待たせ!待った?」
「ううん。」
彼は、ばっちりとスーツを身にまとい、前回とは雰囲気が異なり、
しっかり社長の姿だった。
彼の予約してくれていたレストランでの時間はあっという間だった。
楽しい会話も、美味しい食事もあまり覚えていない。
さくらは念のための準備はしていたが、そのような誘いはなく、
タクシーで家まで送ってくれた。
家に着くと、すぐに彼からのメッセージが届いた。
「今日は、ありがとう。今日のさくらちゃん綺麗だった。また、誘うね。」
さくらは、また、携帯を握りしめ、眠りについた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます