インセンス・トリップ
「一緒にお茶でも」 上擦った声
微笑むアナタ 僕の呼吸だけが早くなる
駅からカフェまでの記憶は一つもない
ちゃんと車道側を歩けていただろうか
メロウな感情も 運命的な感覚も
苦いコーヒーに沈んでいる
微かな春の香りに 思いが重なる
どうしても隠してはいられない 燻る心
アナタと過ごす空気が好き
水面の波紋が徐々に消えていくように 心が穏やかになる
部屋の中を漂うインセンス 優しい香りに乗せて
不器用な思いをそっと 届けられたらよかったのに
そしたらアナタはどんな顔をするのかな
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます