終わる世界と僕と彼女の恋愛事情

@siki039

日々

 青春なんて言葉が似合わない高校生活を送ってきた。別にイジメられていたわけでもない。


 ただ、入学したあの日に戻れるのなら僕は個性的だとイキがらず、ただ友達を作りたい。それだけが今のところ唯一の後悔だ。

 

 二年に上がると漫画などの話で自然に友達を作ることができた、楽しかった。一年の時に比べて学校に行くのが楽しみになっていた。


 登校して、好きな漫画、好きな実況者、◯◯可愛くない?女子の部位どこがすき?性癖は?など他愛のないことを話し、下ネタでゲラゲラ笑う、ただ楽しかった。


 でも

『こんな高校生活を送っていたら彼女なんて一生出来ないんじゃないか....』

 と考えてしまうこともあった。


 エロ漫画みたいに部屋で一日中S◯Xしたり、青◯したり、コス◯レエ◯チしたり、逆ア◯ルしてもらったり、逆レ◯プしてもらったり、足◯キ手コ◯素股してもらったり、乳◯舐めたり、10時間ぐらいク◯ニし続けておしっこで水分補給したり、ショタプレイしたり出来ないのではないかと思た。


 けど思っただけである、現実なんて何も変わらないただ消化する様に日々はゆっくりと流れていった。

 ただ、唯一変わったことがあった。

 それは、塾に通い出したことだった。

 そこで、たまたま僕が好きなアーティストのキーホルダーを付けているに出会った.....


 いや、目にしただけだ。あっちは、恐らく気付いてすらいないだろう。

 だが、それだけでも毎日ティシュで数億匹の自分の子孫を無駄に殺している性欲を持て余した17歳ピュア童貞には


「これをきっかけに話したり出来ないかな??」


 などとご都合主義な妄想をするには十分すぎる出来事だった。

 ふと我にかえりどれだけキモい妄想をしているのかと思うこともあったが考えないようにした。


 ただ、「可愛いやつは、彼氏がいる」と胸に刻み付けガチ恋だけはしないようにと気をつけていた。



 そんな中、幸か不幸かそんな日常を壊す出来事が起こった。

 僕らは、それが僕らの日常だけでなく世界をも壊すことを知らずにただ生きていた。

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