第2話
「それじゃあ、ゲームをしよう。」
カイリはそう言って、ゲームの盤と駒をどこからともなく取り出した。
「するゲームは、チェス。他にも色々とあるけど、最初はこれをしよう。」
カイリは微笑みながらそう言った。
そして、しまった。という顔になった。
「そういえば、君の名前聞いてなかったね。君の名前教えてくれない?」
すると、白い何かは、淡々と答えた。
「吾に名はない。」と。
カイリは困ったような顔おして「どうしようかな?僕が決めてもいい?」とその白い何かに聞いた。
「汝が望むならば、許可しよう。」
と白い何かは言った、カイリはその白いが口調は変わっていないのに、まるで名をつけられるのを期待しているかのように思えた。
「君の名前は、メイリス。知識の神様、メーティスからとったものだよ。これから色んなものを色々なことを知って欲しいから、この名にしたよ。」
その瞬間、その白い何か、メイリスは光り輝いた。あまりの眩しさにカイリは目をつむった。目を開こうとすると、身体から力が抜けていくような気がしてそのまま意識を手放した。
「」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます