第2話

「それじゃあ、ゲームをしよう。」


カイリはそう言って、ゲームの盤と駒をどこからともなく取り出した。


「するゲームは、チェス。他にも色々とあるけど、最初はこれをしよう。」


カイリは微笑みながらそう言った。

そして、しまった。という顔になった。


「そういえば、君の名前聞いてなかったね。君の名前教えてくれない?」


すると、白い何かは、淡々と答えた。


「吾に名はない。」と。


カイリは困ったような顔おして「どうしようかな?僕が決めてもいい?」とその白い何かに聞いた。


「汝が望むならば、許可しよう。」


と白い何かは言った、カイリはその白いが口調は変わっていないのに、まるで名をつけられるのを期待しているかのように思えた。


「君の名前は、メイリス。知識の神様、メーティスからとったものだよ。これから色んなものを色々なことを知って欲しいから、この名にしたよ。」


その瞬間、その白い何か、メイリスは光り輝いた。あまりの眩しさにカイリは目をつむった。目を開こうとすると、身体から力が抜けていくような気がしてそのまま意識を手放した。











「」

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