推敲、楽しい。
「推敲」と言うと、みなさんどんなこと思い浮かべますか?
推敲とは一般的に『文章を書いた後、字句を良くするために何回も読んで練り直すこと - Wikipedia より-』になります。
この言い回しや表現で良いんだろうか……と悩みながら文章をブラッシュアップしていくことですよね。
その中には誤字脱字の訂正はもちろん、文章の順番すらも変えて、最適な(と自分が考える)表現を生み出して行きます。
そうするとね、文章のみならず、話やキャラクターについても色々と「こうしたら……」ってのが出てきます。
もうこうなったら〝推敲〟という言葉だけでは収まらなくなりますが、私にはそれが楽しい。
自分の作品がどんどん良くなる(と自分は思っている)方向へ進んでいく時の、満足感や達成感。
もちろん、作品を書く時も楽しいです。書き上げると達成感もあります。
でも――書き手だと同意してくれる方もいると思うんですが――書いててすごく苦しいことってないですか? 筆が進まず、なんかモヤモヤすること。
あーもうって、投げ出したくなること。
推敲の段階だとね、それが無いんです。いや、推敲するなりの苦しさってありますよ? 類語辞典と睨めっこしても、なかなか思う表現が出てこないとか。
でも、展開がどうとか、キャラの台詞がどうとか、まぁ作品を書く時に悩んでいたことが推敲の段階ではない。
普通は推敲って書き上げたあとにするから、当たり前っちゃ当たり前なんですけどね。
そうなるとですよ、後は良くなっていくばっかりなんです。
文章を直すだけでなく「ああ、やっぱこの表現でいいじゃん」とか「この展開最高だよな」とか、改めて自作の良さを味わえる。例えそれが自画自賛と言われようとも。
もしくはもっといい表現が浮かんだ時の、嬉しさといったら。
あと、推敲から外れちゃいますが、展開だったりキャラ付けだったりで、もっと良いのが思い浮かんだり。
そうやって良くなるって、ワクワクしませんか?
書き上げたら一度寝かせてから推敲する。
するとあら不思議。荒れ地が綺麗に造成された時のような感動が、そこに生まれると……私は思うのです。
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