あいる びー ばっ……く?
宮杜 有天
web小説の書式って?
二〇二〇年。オリンピックイヤーなんて言われてましたが、なんかとんでもないことになりましたね。
経済大打撃。私のところもご多分に漏れず、被害を
色々と考えたんですが、ふと思いついたのが小説。昔とったなんとやらで、また小説を書いてみようかな……って思ったんです。
あと、昔書いた作品の供養をしたかったというのもあります。これでも別PNですがwebに小説を公開していたことがあるんです。
そんなわけで自作の小説を公開することを思いたちました。
今は凄い時代ですね。
自分でサイトを開く以外に、小説を発表する場がたくさんあります。
「小説家にな○う」「アルフ○ポリス」「ノベ○アップ+」そして「カクヨム」……などなど。
昔は個人の作った小説サイトもしくは、寄稿と言う形で複数(といっても十人未満)の作者を擁する小説サイトもありました。カクヨムの個人運営版みたいなのが。
それをポータルサイトよろしく、リンク集(小説検索サイト?)に登録したりして宣伝してたわけです。
私は自作の発表の場にカクヨムを選んだわけですが、一番悩んだのが書式でした。
今のweb小説って、独特の書式があるんですね。唐突に行われる一行空け。
一行もしくは二行空けって、シーンや大きな視点の変更を示すために行うという認識があったので、ちょっと面食らいました。
私のイメージとしては「章 > 記号(もしくは小タイトル)つき行空け > 一行(二行)空け」の順に場面転換した時の大きさ(もしくは重要度)が変わる……という認識です。
最初は慣れませんでしたが、確かに適度に行間を持たせると読みやすい。
というか、ブログなんかはそういう書き方してる人も多いですよね。
サイト側(HTMLやスタイルシート)で行間を空けるなど、表示を調整するのではない方法(行間調整はカクヨム側でやってありますが)
一応、初投稿前にリサーチでいくつか小説を読ませていただきました。一行空けをしている人は確かに多いんですが、そのタイミングは人それぞれ。
最終的に私自身は「会話文と地の文は一行空けをして、地の文もみっちりするようなら文章のタイミングをみて一行空けを入れる」という形にすることにしました。
その形式で投稿したのが、
『少年は銀の瞳の少女と共に』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054895529966
になります。この時は一話あたりの長さというものをあまり考えていませんでした。
とにかく話のキリのいいところで区切る。
実はこの作品、以前に書いたもので、それを部分的に改稿して投稿しています(蔵出し改稿)。web小説としては書いていないんですね。
その次が、
『夜色』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054895564994
という短編なのですが、こちらも上と同じ形式。長編よりはとっつき易いかなと思って投稿した作品です。これも蔵出し改稿です。
ところが、カクヨムを色々見ていると紙媒体とおなじような書式で書かれている方も、案外いらっしゃる。
なら試しに私も紙媒体と同じ形で載せてみよう……と思ったのが、
『A piece of Angel』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054895680459
でした。こちらは前後編にしてますが、最初は四話構成に区切っていました。
でも区切り方に納得できなかったので前後編としました。最初は一話構成にしていましたけど。
書式は紙媒体を想定したものになっています。
やはり、これも蔵出し改稿です。
蔵出し改稿は、もともとの作品がweb媒体を想定していないので、一話あたりの文字数は多めになることが多いですね。
現在連載している、
『月歌来舞』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054895675512
に関しては、一話あたりの文字数を少なめにしてみようと考えました。
こちらも蔵出しなのですが『佳乃と紅葉』と『美紀と恵』は、元原稿をリライトして字数などを調整しています。
『月歌来舞』は連作形式という形をとっています。『美紀と恵』の次の話があるのですが、それは完全に書き下ろしました。そちらは一部、字数が多くなっている話もあるので推敲時にまた調整ですね。
こうして一話あたりの字数を少なめに調整して思ったのは「なんか話の進みが遅いな」でした。
現在、週二での更新です。
ありがたいことに、連載を追いかけてくださる方がいらしゃるのですが、ちょっとじれったいだろうな……と思ってしまいます。
web小説の最適解ってなんなんでしょうね。単純に更新頻度とか一話あたりの字数とかだけでは判断できないな、とは思いますが。
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