拍手 005 九十四話 「ギルド本部での一幕」の後辺り
ギルドの受付に採用されるって事は、一定以上の容姿を認められたって事。
冒険者は男性が多いから、やっぱり綺麗な女性とそうでない人がいたら、綺麗な方が嬉しいでしょ? ギルドも、そこら辺は考えているのよ。
だからか、稼ぎのいい冒険者って受付の子と結婚する率高いんだ。
冒険者なんて社会的地位は低いけど、その分稼げる人って本当にそこらの人の三倍や四倍、下手したら十倍以上稼ぐから。
やっぱり、お金って大事よね。でも、それだけってのもちょっとって思うじゃない?
どうせ選ぶなら、顔もお金もいい男を選びたいのは誰でも同じよ。
なのにあの女……ヤードさんと同じパーティーにいるからって、何気取ってるんだか。
私たちの事も、まるで汚いものでも見るような目で見てきて。
女で冒険者をやるなんて、娼婦以下に見られてる事、わかってんのかしら。
わかってないわよね。だからあんな目で私たちの事を見てたんだわ。
あのセロアとかっていう、地方出身の女もそう。
田舎者のくせに、何様よ。偉そうに。
まあ、それももう少しの辛抱よ。
就職の口利きをしてくれた叔父様にはしっかり伝えておいたから、早晩二人ともいなくなるでしょうよ。
ざまあないわね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます