他の人からみれば不要不急と済まされてしまうような些細なことでも、当人にとっては全くそんな軽い物じゃない、切実に大切な物であることなんていくらでもありますよね。主人公のやるせなさを感じさせる中でとても爽やかな終わりで面白かったです。
作者からの返信
えのき様
コメントありがとうございます!
爽やかな終わりとの感想、ありがとうございます! 一生懸命頑張ってきた事がちゃんと実ると最高ですが、現実結構そうでも無いので、かなしいなって思います。頑張った人はかっこいいですよね。
ご一読ありがとうございました!
言葉もない。なんて言ったらいいのかわからない感動がありました。
読後の余韻が素晴らしいですね。
冒頭でなんで泣きそうになったのか。
それは補欠だけど義理で出してくれる試合に臨む惨めさ……かと思いきや、その試合すらなくなっていたという事実。
主人公はずっと「取り残され」ている。
コロナ禍で、きっとまた取り残されていて、でもそれは誰かにってわけじゃあなくて。それらしい言葉を使うなら、多分世界に取り残されたみたいな感じでしょうか。
でもそれは多分コウスケさんも同じで。
全員一緒に取り残されたことで、同じ場所に居られた、と言うような。皮肉のようでもあるし、救いのようでもある。どちらとも言えない、言い表せないものが描かれていて、本当に素敵だなと思いました。
>「俺、ゴールしたって事にしておいてくれよ!」
レミファソラ〜
「どっちだよ!」
ブッブー
このやり取り最高でした。
そして『透明なゴールを目指して、ロングシュートを放った』とか、もう青春以外のなにものでもなくて、コロナによって青春を奪われたとしても、青春は絶対に存在しているというような、そんなメッセージを感じ取りました。
仄暗い景色にわずかばかりの光。希望とは言い難い、しかしそれでも確かに絶望に反旗を翻すような光。
灰褐色の青春の一幕を、ありがとうございました!
作者からの返信
詩一さま
読んでいただき嬉しいですありがとうございます!
キラキラ青春撲滅会書記次長をやらせてもらっている立場として、あんまりキラキラしたのは書けないのですが、ほんのわずかばかりの光なら、何とかかんとか、いけるんじゃないかと思いながら頑張って書きました。褒めていただいてとても嬉しいです! レビューも、ありがとうございました!