終章 二人で一緒に……

睡蓮ちゃん、愛してるよっ!

 神社に帰ってきて、先輩方と一緒に神主の繭様に任務完了の報告をした私達は、そのまま先輩方と別れて睡蓮ちゃんと一緒に寮に戻ってきた。


「睡蓮ちゃん。じゃあ早速……」

「せ、せやなぁ//////」


 ううっ、いざ口付けをするってなると、凄い照れ臭い……。


「な、なんだか変な感じだね//////」

「ふ、普段やったら、お風呂で身体を洗いっこしたりして慣れてるのになぁ//////」


 今まで平気なことだったけど、好きって気持ちを伝えて、特別な関係になった途端になんだか恥ずかしいって気持ちになっちゃう。いつも一緒にいたのに、どうしてだろう?


 巫女になるまで愛とか恋を考えたことなかったけど、これまでずっと一緒に睡蓮ちゃんと一緒にいて気づいた気持ち。それがはっきりしたのが今回の任務だった。


 いつもはんなりしてるけど、一生懸命に巫女の仕事を勤め上げる睡蓮ちゃんのことが大好きってことに気づいた。


 私を助ける為に必死で邪気と戦ったあの時の睡蓮ちゃんは、本当にかっこよくて、素敵で……。私が今まで抱いていた睡蓮ちゃんへの想いを決定づけるのに十分な光景だったわ。


 だから私は睡蓮ちゃんに口付けしたの。睡蓮ちゃんへの想いに気付いたから、これからもずっと一緒にいたいから。


 自分の目指す巫女を見つけようとする睡蓮ちゃんを応援したいから。色んな気持ちが口付けを後押しした。


 でも、こうして改めて口付けしようってなると、すっごい照れくさいし、超恥ずかしい//////


「沙綾ちゃん、何焦らしとるん?」

「えっ? えっとその//////」

「言ったやろ? うちもう限界やって」

「そ、そうだけど……//////」

「もうあかん……」


 睡蓮ちゃんがそう言った瞬間、私はストンっと畳の上に倒れていた。睡蓮ちゃんに押し倒されたのだ。


「す、睡蓮ちゃ……んんっ⁉︎」


 そして喋ろうとする私の唇は、睡蓮ちゃんの唇で塞がれた。舌を絡めた、濃厚で妖艶な口付けに、私は心から蕩けそうになった。


「言ったやろ? うちもう限界やって。めっちゃこの時を待ってたって」

「で、でもすごく大胆すぎ……んんっ」


 喋る余裕を与えずに口付けを続ける睡蓮ちゃんに、私は戸惑いを隠せなかった。


 普段はんなりおっとりしてる睡蓮ちゃんだけど、こういう時は凄い積極的なんだぁ//////


「ううっ、んんんっ」

「めっちゃ可愛ぇわぁ❤️」

「す、睡蓮ちゃんだって可愛いよぉ❤️」


 深く濃厚な口付けをしてる時の睡蓮ちゃんの表情は、頬が赤くて目がトロォンとしてて妖艶さも感じる。


 それでいつものはんなり口調ってなると破壊力抜群でどうにかなっちゃうよぉ❤️ 


 あ、何か未知の世界の扉が開いちゃいそう…ってか、開いちゃった❤️


「睡蓮ちゃん……」

「んん〜?」


 バサッと私はそれまで私に覆い被さってた睡蓮ちゃんの肩を掴んで、ぐるっと回って逆に覆い被さった。湧き上がる桃色の衝動に支配されて……。


「沙綾ちゃん?」

「私も、我慢できない……‼︎」


 そのまま睡蓮ちゃんの唇を自分の唇で塞ぎ、そのまま貪り始めた。


「んんんんっ⁉︎」

「んんっ、睡蓮ちゃん……はむぅ」


 あああ、睡蓮ちゃん可愛い❤️


「睡蓮ちゃん、もっといい?」


 そう言いつつ、私は睡蓮ちゃんの緋袴の大胆な切れ目に左手を入れ、丸出しになってる太ももをモミモミし始めた。


「あんっ❤️ さ、沙綾ちゃんったら……」

「いい?」

「え、えぇに決まっとるやん❤️」

「ありがと❤️」


 私はほっぺが熱くなるのを感じながら、徐々に顔を睡蓮ちゃんのお腹に近づけた。


「おへそ可愛い……チュ❤️」


 睡蓮ちゃんの縦長のおへそに口付けする私。


「ひゃんっ❤️」

「反応可愛いなぁ❤️」

「も、もう、意地悪やなぁ」

「じゃあもうちょっと意地悪しちゃお!」


 そのまま私は袴の切れ込みに入れた手を動かし、睡蓮ちゃんの柔らかい太ももをちょっとつまんだりした。


「ふふっ、睡蓮ちゃんってこうして見ると、本当に女の子らしい感じがして、こんな素敵な子と一緒にいれるなんて、考えてみたら幸せっ!」

「さ、沙綾ちゃん、めっちゃ積極的やなぁ❤️」

「我慢できないんだもん❤️」


 今までの私なら信じられないことだと思う。でも、はっきりと睡蓮ちゃんへの気持ちを自覚したら、いてもたってもいられなくなっちゃった。


「胸も大きいし……」


 と、私は右手で睡蓮ちゃんの胸を触った。


「お、大きいだけしか取り柄あらへんよ……//////」

「でも裾から見える下乳は魅力的だよ❤️」


 と、私は睡蓮ちゃんの装束からはみ出る下乳を指先でツゥ〜っと撫で始めた。


「くすぐったいわぁ❤️」


 身体をよじらせる睡蓮ちゃん。撫でる度に胸がプルプル震えて、すっごい見惚れちゃう❤️


「も、もう沙綾ちゃん❤️ うちも仕返しやでぇ❤️」


 すると睡蓮ちゃんは私の袴の切れ目にガッと両手を入れ、お尻を揉み始めた。


「睡蓮ちゃん大胆❤️」

「うちの太ももや胸を揉んだり、へそに口付けしとる沙綾ちゃん程やあらへんよ? それに沙綾ちゃん、うちにこんなことされて嬉しいんとちゃう?」

「すっごい嬉しいに決まってるでしょ?」


 と、ますます睡蓮ちゃんに向ける愛情が激しくなった。


 いつものはんなりしてる睡蓮ちゃんも大好きだけど、いざって時に見せる凛々しい姿も大好き。


 これから私と睡蓮ちゃんには、いろんな困難が立ちはだかるかもしれないけど、睡蓮ちゃんと一緒ならどんなことでも乗り越えられる。


 睡蓮ちゃんが自分のなりたい巫女の姿を見つけられたら、その時はもっとお互い一緒にいられるようになりたい。


 とにもかくにも睡蓮ちゃん、世界で一番大好きな人。これからもずっと一緒にいようね❤️

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