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「常にどこでもかしこでも覗いているわけじゃないよ。
「道祖『神』っていうくらいだもんな」
「うん。だから只の人間の自分が繋がるのは結構色んなものを消耗する。チャンネルを大きく開こうとすれば、消耗が激しいし、対価が大きくなる場合もあるんだ」
「消耗って体力とかか? 対価って?」
「まぁ、その辺は色々だよ。道祖神ていうのは多種多様でね、求めてくるものも一つじゃないから。つまり何が言いたいかって言うと、大きな力を使おうとすれば、リスクが大きくなるんだよ。だから全てがわかるわけじゃない。今回は
「ちょっと、それ聞いてないわよ。どうしてあの連中の名前が出てくるわけ?」
「聞いてないんですか?
「あ~、そういうのは言ってないな。
「はぁ、なるほど。今回ですね、
「それはまた、なんとも。それにしても、全く懲りないわね、
「あ、いえ、そこは訂正しておきたいんですけど、
「
「そうでしょうね。自分の方になびかせる為ならなんだってやる人ですから、自分を頼るように状態を更に悪化させるように細工をしたんでしょう。だから自分は
ため息交じりに言う
ふくれっ面になりかかった
「そりゃあの時は自分の力が何なのか分かってなかったから急ぐ必要はないと思って仕事の方を取ったんでしょ。仕方ないんじゃない、貴方達は人間で現代文明は物々交換で成り立っているわけじゃないんだもの。生きていくために仕事を優先するのは当然の事。でも、今は理解しているでしょ?」
「えぇ、まぁ。信じられないけれど事実自分が経験したことだから信じるしかないですし」
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