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一つ目、時間厳守の事。
どのような事柄があったとしても、決められた時間は必ず守らなければならない、最優先事項である。
二つ目、
何時何があろうとも決して
三つ目、必ず作務衣を着用の事。
起床してから就寝するまで加えて居住場所である棟から出る際には作務衣を着用せよ。着替えが無くなった場合は必ず私に相談の事。
四つ目、この部屋の向かい側、
立ち入る事、それ自体が生死の境目とわきまえよ。
五つ目、以上の事柄全てを守り、
この約定の五つ目こそが全てを表していると言ってもいいだろう。
つまり、ここにいる間、すべての事柄は
そして、ご丁寧にも約束事が書かれた内容の一番下には血判を押すようになっており、初めは無視していたが先ほど
約束事には別に守る必要が無いのではないかと思われるものもあったし、なによりこの時代に血判とはと
「決して背かないと言う意志が血判だ。誰が掘ったかわからない印鑑を押すよりも肝に銘じることが出来るだろう?」
と、少々優越的に笑いを浮かべて尊は言い、血判を押したことで
「長い物には巻かれろとは良く言った物だ」
こと、この
肝には銘じたが「了承を得ねばならない」という一見面倒に思える事であってもそれ自体に不満は無い。
家で何もせずに居るのも結構苦痛であり、四六時中突き刺さる心配そうな視線から解放されることを思えば、
このような状況であるのに
「なんだ? 女の部屋に入りたいとは、そう言う系統の変態か?」
と訳の分からない返事をする。どんなに聞こうとも「とにかく入るな」「お前の為に言っている」と頑なに言われ続け、怒り似た雰囲気となってきたので
きっと男っぽい言葉使いの
しかし状況が状況なので必ず汚れ物は洗濯に出すこと、部屋には入らないが廊下の掃除をしてもいい事を約束してもらった。
一日の時間割は大雑把に決められている。
朝の五時に起床、五時半には食事をし、その後八時までは自由時間、八時から夕方五時まで
しかし、決められた時間は厳守であり、何よりも食事の時間を破れば
とはいえ、
諦めたような大きなため息をついた
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