第1部までの設定資料集
これまでのあらすじと登場人物その1 人間・エルフ・ドワーフ
【これまでのあらすじ】
中国武術を習っていたショタコンのOL今井智恵が転生した先は、魔術を操る長命種族である魔族が軍隊を送り込み、人間を攻撃している世界であった。
転生してトモエとなった彼女は魔族国家の一つであるギ国の攻撃によって故郷を失い、避難先の村で出会った長老に武術の稽古をつけてもらう。そうして無双の格闘家となったトモエは旅に出て、その先で同じく魔族国家であるエン国軍と戦う少年リコウを助けたのであった。
リコウを助け、ロブ村に迎えられた彼女はエン国軍の重戦車部隊を退け、ヤタハン砦をリコウと共同で陥落させ奪取に成功する。しかし、そこでヒョウヨウというエルフに連れ去られ、エルフの森を攻めるエン国軍と戦うこととなった。
【登場人物】
〇人間
・トモエ
主人公。
前世では今井智恵という名の日本人であった。とあるきっかけからショタコンを自覚し、結婚とは縁遠い人生となったので中国武術を習い始めた。車に轢かれそうになっていた少年を助けた結果、二十六年と十一か月の生涯を閉じることとなった。
転生後はとある村で育つも十五歳の頃に村をギ国に攻められ別の村に避難。その先で長老に武術の指導を四年間施された後に、「魔族によって虐げられる子どもたちを守ることこそ自分の使命」という考えに至り、村を出てロブ村に向かった。そこでリコウ少年と出会ったことで、彼女の旅と戦いが始まった。
三度の飯よりショタが好き。リコウの弟のリカンに劣情を向けた他、美少年ショタな見た目のエイセイには度々アプローチをかけている。しかし、警戒心の強いエイセイには露骨に遠ざけられている。
徒手空拳で戦うことが多いが、実は長物の扱いも得意であり、敵から奪った槍を使うこともある。
・リコウ
ロブ村の少年。元々は別の村の出身であり、故郷がエン国軍に滅ぼされたことでロブ村に移住した。リカンという弟とリショウという妹がいる。父親は故郷を滅ぼされた際に戦死してしまった。
弓の名人であり、傀儡兵の胸を正確に射抜き内部の動力である魔鉱石を破壊することができる。狙いの正確さだけではなく、強弓を引く筋力もある。トモエに惚れているが、当のトモエは「もうちょっと細身で小柄だったら……」と彼を評している。
戦車部隊を蹴散らした後で魔導鎧を手に入れてからはこれを着用して戦うようになった。鎧の防御力を頼りに味方を庇うことも何度かあった。
戦術眼に優れており、戦闘能力は凄まじい反面戦い慣れはしていなかったトモエに助言を行うことも度々あった。
・リュウキ
ロブ村の村長。村がエン国の領域と近いことで何かと苦労している。
・フツリョウ
リュウキの従弟。奪取したヤタハン砦の司令官を任されている。父親を失ったリコウを何かと気にかけている。
〇エルフ
・ヒョウヨウ
トモエとリコウが最初に出会ったエルフ。シフとエイセイの兄である。エン国軍を戦うためにエルフたちを率いて打って出たが大軍に囲まれてしまい、奮戦するも重傷を負い眠りに就いてしまった。
術者としては非常に優れており、複数の属性の魔術を扱うことができる。
水色の髪を持つ美少年であり、その髪色と美しさは妹と弟にも受け継がれている。
・シフ
ヒョウヨウの妹でエイセイの姉。余所者に厳しく警戒心の強い者が多いとされるエルフの中では珍しくフレンドリーな性格で、トモエとはよく女子トークに花を咲かせている。同性であることの気安さもあるが、トモエ自身を気に入っているかのような素振りも見せる。トモエやリコウに対して「お姉さん」「お兄さん」と呼ぶが、エルフが長命種であることを考えるとシフの方が年上の可能性が高い。
回復魔術や
・エイセイ
ヒョウヨウとシフの弟。警戒心が強く、特に女子に対しては姉のシフを除いて全く心を開かない。トモエが好むタイプの美少年ショタな姿をしており、彼女に何度もアタックされているのだが、警戒心の強さ故に彼女を拒み続けている。
彼が得意としているのは闇属性の攻撃魔術である。黒い球体を放ち着弾地点に爆発を巻き起こす「
警戒心が強いが、戦いの中で助けてくれたリコウには心を開いている。
〇ドワーフ
・ラーテ
シフ、エイセイを護衛した護衛部隊の隊長。長斧を振り回して戦う。人間にもエルフにも非友好的であるが、最後はエルフ二人を守るためにエン国軍の武将リップクに立ち向かい相討ちになった。
・マウス
ラーテの部下。奮戦空しく弩兵に狙い撃ちされ、矢が複数本刺さった状態で戦死。
・マルダー
ラーテの部下。戦斧を武器に戦う。ラーテとともにリップクと戦うも、後ろから傀儡兵に斬りつけられ戦死。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます