14「ヴェルシュ」
広大な平原。山肌が剥き出しの
ここは、石の都ヴェルシュ。五つの都の中で最大の面積を誇り、大自然が自慢だ。自然の恵みがあるということは、石の魔導師が扱う鉱物の材料が豊富であるということだ。
水晶や
自然が溢れる石の都で一か所、真っ白い場所がある。近くに石切場がある、山の一角だ。そこにはかつて
両親の愛情を受けてすくすくと育っていた女児は、もっと褒められたくて、ある『事件』を起こしてしまう。
そして少女は、両親に守られて生き延びた。
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