第12話:昇格試験③

 夜。


「そろそろだな……」


 木々に覆われた洞窟。

 そこが盗賊のアジトだ。


「見張りは……3人か」


 身を低くしながら伺ってみると、見張りと思われる盗賊が入り口に2人。

 もう1人は少し離れた岩の上にいる。どうも弓を持っているようだ。


「よし。まず、クララとフィアで攻撃しろ。フィアは弓士、クララは入り口の一人を狙え。もう一人は俺が処理する」

「分かったのじゃ」

「……了解」


 今見る限り、見張りは3人なので一気に処理しておく。

 間違ってタイミングをずらしてしまうと、警報を出されてしまう。


 こういう場合は一撃で倒すのがセオリーである。


「見張りを処理したら、イゾルデとレジスは警戒。エミリオは中に侵入し、状況を確認しろ。いいな?」

「ああ」「分かったよ」「分かりました」

「よし、イゾルデとレジス、エミリオは向こうに回り込め。位置に付いたらこちらが攻撃を始める。そのあとすぐに合流しろ」


 そう指示を出し、それぞれ位置に付く。

 ありがたいことに俺は、【発勁】によって夜目を利かせることができる。

 フィアも身体強化系の魔術を使ったのだろう、魔力を感じた。


「よし、向こうも位置に付いたぞ……攻撃準備!」


 俺のかけ声と同時に、フィアは弓を引き絞り、狙いを付ける。

 俺も【銀鍵】を3本ほど指の間に挟み、準備する。


『風よ 槍となりて 敵を貫け——』


 クララは風の中級魔法を詠唱し発動待機させている。


「撃て!」

『【エアロランス】』


 俺の指示と同時に、フィアの弓が、クララの【エアロランス】が、俺の【銀鍵】が放たれる。


「ぐふっ!」「がっ!?」「ぐえっ」


 ほぼ同時に見張りたちが悲鳴を上げ、倒れる。


「いくぞ!」


 同時に俺たちは茂みを出て、アジトの入り口に向かう。

 他の3人は既に入り口におり、エミリオは入り口から中に侵入していた。


 俺はその間に見張りを確認するが……


「ぐっ……ぐえ……た、たすけ……」


 どうやらクララの一撃では死ななかったようだ。

 首筋を裂かれているが、まだ息があるのが見える。


「イゾルデ、そいつを処理しろ」

「え、ええっ!?」


 俺がその見張りの近くにいたイゾルデに指示を出すと、驚いて一歩後退りした。


「早くしろ、時間が無い」


 俺がそう言っても、剣は抜いているのに動かない。

 駄目だな、と思いレジスを見ると……


「ふんっ」

「がっ……」


 既にメイスを振り下ろした後だった。

 かなり重い一撃だったのか、それ以上その見張りは苦しまずに逝ったようだ。


「ぐっ! ……ううぅっ……」「……ぅ……」


 見るとイゾルデと、魔法を放ったクララは表情が優れない。

 どうやら人死にを見るのは初めてのようである。


 それにしても、レジスは躊躇いがなかったな。実は経験者かもしれない。


「イゾルデ、あれじゃあどの道助からないんだから、ひと思いに楽にしてあげるのも慈悲だよ?」

「うぅ……それはそうだが……」


 意外と見た目に反してレジスはドライなのかもしれない。


「どの道今回の依頼は盗賊を『殺すこと』だ。躊躇ったら……死ぬぞ」


 俺はそれだけを言って、エミリオを待つことにした。

 その時二人がどのような表情をしていたかは分からない。

 だが、今はそう考えるしかないだろうな。


 * * *


「……偵察の結果だけど、道をまっすぐ行くと奥が大広間になっていて、そこに40人くらい盗賊がいたよ。途中で分かれ道があって、どうも数人捕まってた。もう一つの道は武器庫みたいで、いろんなものが置いてあったけど、人はいないかな」

「抜け道は?」

「途中には無し。大広間は……広すぎて分からなかった。でも、奥の方に少し影があったから、隠しているかも」

「ふむ……」


 しばらく考えて、俺は決めた。


「エミリオ、捕まっていた数人を保護して、待機していた茂みに身を隠せ」

「うん」


 まず、捕らえられた一般人が優先だ。

 エミリオに指示すると力強く頷く。


「フィア、エミリオをサポートして外に出た後、魔物がいなければ中に戻れ」

「了解じゃ。問題なければすぐ戻る」


 流石にエミリオだけでは問題だろう。

 フィアなら俺の求めていることを分かってくれているはず。

 軽く笑うと、頷きを返してきた。


「俺たち4人は広間に向かう。先頭から、レジス、イゾルデ、クララ、俺だ。レジスはタンク役を任せる、だが無理はするな」


 主要攻撃チームは俺たち4人だ。

 タワーシールドを装備するレジスは、タンクとして配置する。

 だが、ヒーラーでもあるのであまり前には出ないように。


「クララは俺に続いて魔法を放て。合図は俺がするが、それまでは発動待機だ」

「……ん、承知」


 クララは詠唱魔法なので、俺が指示を出すまでに詠唱を終わらせておいてもらうことにする。

 俺の【マジック・レイ】は速射も出来るので、発動に問題は無い。


「イゾルデ、覚悟は良いな? お前は俺たちの魔法の後に斬り込め」

「や、やってやるさ!」


 イゾルデは大剣使い。

 奇襲と同時に突撃させ、攻撃させる。

 その威力は強いし、インパクトもあるからな。相手の混乱を誘うにはいいだろう。


 それぞれのポジションを確認し、俺は剣を抜く。


「よし。第2段階、スタートだ」


 * * *


 エミリオとフィアが分かれ道から捕まっている人の救助に向かう間、俺たちは大広間の前に身を潜めて様子を窺っていた。


「見る限り、連れ込まれているのはいないな」

「暢気に酒盛り中なんてね……ご愁傷様」


 そんな事を口々に言うチームメイト。

 少なくとも緊張が少しはほぐれているのだろう。もしくはあえてそう言いながら誤魔化しているか。


 まあいい。

 彼らを横目で見ながら、俺は後ろのクララに声をかける。


「準備は良いか?」

「『風よ 逆巻き吹き荒れ 敵を討ち払え——』……大丈夫」


 ちょうど詠唱を終わらせ、発動待機にしているようだ。


「よし、撃て!」

『【トルネード】!』『【マジック・レイ】』


 クララの放った【トルネード】が、盗賊たちが固まっている中央に出現し、吹き荒れる。

 同時に俺の放った【マジック・レイ】が、周囲の盗賊をまとめて貫き、風穴を開ける。


「攻撃開始!」

「うおおおおおっ!!」


 俺が叫ぶと同時に、イゾルデが走り出し、大剣を回転させ一気に数人を斬り捨てる。


「て、敵襲! 敵襲ーー!」


 そう叫びだした盗賊に【銀鍵】を投げつけ、同時に走りつつ数人を斬る。


 最初に突撃したイゾルデは、今度は袈裟斬りを放ちながら盗賊を寄せ付けない。

 そんなイゾルデに弓を放とうとした盗賊に対し、レジスがシールドを構え、矢を防ぐと同時にシールドバッシュする。


 シールドバッシュで体勢を崩した盗賊に、今度はクララの【エアロスラッシュ】が殺到し、真っ赤に染め上げる。

 クララに近付こうとする盗賊は、今度はイゾルデに斬り捨てられる。


 俺も矢を切り払い、攻撃を回避しつつ【マジック・レイ】を放ち、【玉響たまゆら】を使って一瞬で敵を貫く。


「大丈夫かの。遅くなったのじゃ」

「いや、問題ない。あの3人も連携が取れてきている」


 途中からフィアも参戦し、盗賊は一気にその数を減らしてゆく。


「……ふむ。レオニス」

「分かっている」


 フィアがそっと声をかけてきた。

 もちろん俺も気付いている。


 他の3人に目を向けるが、特に気付いていないようだ。

 俺はそこを離れ、奥の岩陰の方に向かう。


 途中で、【玉響たまゆら】と同じ方法の歩法を使って高速移動し、岩陰で隠された奥の通路に入ろうとしていた連中の前に出る。


「おや、逃げ出すとは悲しいな」

「なっ!?」


 恐らく、この盗賊団の頭目だろう。

 残りの2人は副頭目だろうか。腹心の部下と思われる。


 突然俺の姿が現れたため驚いているようだ。


「せっかく遊びに来たんだ。途中で帰るとはつれない奴らだ」

「だ、黙れ! てめぇのせいで俺の手下は全滅だ! 誰の所為だと思ってんだ!」


 「誰の所為」もなにもないだろうに。


「盗賊行為は重罪、王国法では討伐も認められている。つまり、盗賊になった時点で死刑確定と言っても過言ではないからな」

「命をなんだと思ってやがる! 新人冒険者のくせに!」

「お前らが命について語っても笑い話だ。死にたくなければ盗賊などしなければいい話……まあ、いい。これ以上話すつもりはないから、大人しく首を差し出せ」

「てめぇ……!! 死ねや!!」


 そう言うと3人が同時に飛びかかってくる。

 普通なら、正面だけでなく左右から攻撃されては対処できないだろう。


『【マジック・レイ】』

「「ぐあああっ!?」」


 だが、生憎俺は普通とは言えないだろう。

 【マジック・レイ】は左右の2人をあっさりと葬り、同時に俺の剣は頭目の大剣を受け止め、さらに半ばまで食い込んだ。


「なっ!? てめぇ……さっき手からしか……」

「別に手からしか放てないわけではないし、同時発動が出来ないとも言っていないな」

「くそっ! くそっ! くそがあああ!!」


 そう言って頭目は食い込んだ大剣を強引に引き抜き、振りかぶって俺に向かって斬りつけてくる。


「悔いろなど言わん。ただ犯罪者として、無駄に、無意味に、その屍をさらせ」


 俺の振るった剣は、大剣ごと頭目の首を刎ね飛ばす。


 同時に、大広間でも最後の1人が射貫かれて倒れた。

 ここに、40人もいた盗賊団は全滅し、俺たちの討伐依頼は後処理を残して終了するのであった。



 * * *


「よし、これで全部だな」

「ああ」「そうだね~」


 今俺たちは、討伐した盗賊たちの死体を大広間の奥に積み重ねている。

 どうしてもこういった死体は、放置すると腐敗し病気の原因となったり、下手するとアンデッドとなる場合がある。


 そうしないためには、【光属性】の【ピュリフィケイション】で浄化するか、【火属性】で完全に焼くか、あるいは死体を完全消滅させるかのどれかである。


 今回、フィアを除くメンバーが誰も使えないため、フィアに【火属性】を使用してもらうことにした。


 先に盗賊の持っていた武器や道具、宝などすべて回収し、先に皆に出てもらう。

 洞窟の中で【火属性】を使うと、下手すれば酸欠になってしまうからだ。


「じゃ、頼むな」

「うむ――【灼熱の業火】」


 フィアの一言と同時に、盗賊の死体の積み重ねられたところの地面が赤熱化し、燃える。

 同時に下の方の死体から炭化し、崩れ落ちていき、遂にすべて炭となった。


「終わりじゃ」

「早いな……」


 あまりの早さに驚いた。

 だが、彼女の魔術の腕前を考えれば簡単なのだろう。


 洞窟の入り口に戻ると、パーティメンバーが揃っており、さらに数人の男女がいた。

 どうもこの男女は商人だったらしく、捕らわれてこれからどうなるか、というところだったらしい。


 その話をエミリオがしてくれたのだが、少し顔色が悪かった。


「大丈夫か、エミリオ」

「う、うん……大丈夫。少し血にびっくりしただけ……」


 ああ、なるほど。

 フィアはやはりちゃんと経験させたようだ。


 顔を横に向けると、ちょうどフィアと目が合って、フィアがウィンクを寄越してきた。

 流石である。


 つまりは、エミリオも「殺し」を経験したため、少し気分が悪いようである。

 だが、これは口にする必要はあるまい。


「エミリオ、お疲れ様。一旦今日の野営地に戻ろう。……お二人もそれで良いですね?」

「ええ、もちろんです。こちらこそ助けていただき、本当に感謝のしようがありません」


 どうも捕らわれていたのは夫婦の商人だったようだ。

 俺が声をかけると、頭を下げながらお礼を言ってくる。


 そんな二人をを連れ、野営地に戻る。

 既に遅い時間ではあるので、軽い食事を摂ってから夫婦には休んでもらう。

 同時に俺たちは、夜警を交替しながら休むのであった。


 * * *


 次の朝。


「おはようございます」

「おはようございます、お二人とも。休めましたか?」

「ええ、おかげさまで……夜警もしてくださったんですよね、すみません」

「冒険者なので、慣れていますよ」


 俺が火の側で警戒と合わせて朝食を作っていると、昨日の夫婦が起きてきた。

 どうも普段から早起きらしく、まだ6時にもなっていないのに準備を整えている。


「えーっと、レオニスさんでしたよね。今回は助かりました。是非ヴェステンブリッグに戻ったらお礼をさせてください」

「あまりお気になさらず。我々も仕事ですから」


 鍋をかき混ぜながら会話していると、エミリオが起きてきたようだ。


「ふわぁ~ぁ、おはよう……レオニス。お二人も、おはようございます」

「おはようございます、昨日は本当にありがとうございました」


 大きな欠伸をしながら挨拶をして来たエミリオに対し、夫婦が挨拶を返す。

 そんな様子を見ながら、俺も挨拶した。


「おはようエミリオ。少しは休めたか?」

「……ん~、まあまあかな。レオニスは?」

「俺は意外と寝るところが影響しないんだ。どちらかと言えば、途中で起きたのがきついくらいだな」


 昔からそうなのだが、俺は意外と寝ることが得意だ。

 昔から椅子を2脚並べて、その上で寝ていたりしていた。


 まあ、あれは大目玉を食らったが。


 寝付きも良いので、野営でも問題は無い。

 どちらかというと、途中で起きなければいけないというのがきつかった。


 そんな話をしている間にも、皆起きてきて集まってきたので、俺とフィアで食器を準備しつつ朝食を盛り付ける。

 それから数分もせずして、俺たちは朝食を楽しむのであった。



 朝食後。


「さて、ここで皆に話しておくことがある」


 全員が揃っている段階でこれは話しておかなくてはいけないこと。


「盗賊のお宝の分配について、だ」

「ああ、確かに考えなきゃ」「今する話か?」「あ~、それあったね~」「……任せる」


 それぞれの反応を聞きつつ、俺は口を開いた。


「今回、捕まっていた夫婦がいたわけだが、当然連中のお宝の中には、元々彼らの持ち物も存在する。これをどうするか……ということだ」

「え? それって返せばいいんじゃないか?」


 イゾルデがそんなことを言い出した。

 そんなイゾルデを見つつ、クララとエミリオが溜め息を吐く。

 

 その二人の様子をみて、不思議そうなイゾルデ。


「あのな、基本的に盗賊に奪われ、それを俺たちが助けて取り戻した時点で、所有権がどこにあると思う?」

「?」


 どうやら分かっていないようだ。首を傾げ、考えている。


「じゃあ、例えばだがイゾルデが盗賊を討伐して、そこにあった立派な剣を手に入れたとする。そして街に戻ってしばらくしたら、知らない武器屋の親父から、『それは俺が盗賊に奪われたものだから返せ!』と言われたら返すのか?」

「……ああ、それは返さないな。なるほど、そういうことか」


 うん。これで分かってくれるなら、もう少し自分で考えて答え出せたんじゃないか。

 イゾルデは頭が悪いわけではないのだが、使いどころを間違っている気がする。


「じゃあ、どうするんだ?」

「……お前……自分ならどうするんだ」

「うーむ……」


 駄目だ。話が進まない。

 クララやエミリオ、果てはレジスまでなんとも言えない視線を送ってくるので、俺が話を進めることに。


「では、お二人に伺いたいのですが、お二人はどこかの商会の従業員で、輸送中に襲われましたか? それとも個人経営ですか? 旅商人ですか?」

「私たちはヴェステンブリッグで個人経営をしておりますが……」


 なるほど。どこかの商会所属ではないということだな。

 なら、こうするのがいいだろう。


「では、まずその点誓っていただけますか?」

「え、ええ……もちろん誓います」


 二人とも手を挙げて誓ってくれた。


「結構です。では、今回は我々も試験でここに来ています。あくまでタイミングが良かったと、偶然と考えて下さい。それで、今回取り戻した荷物に対し、2割の評価価格を払っていただけますか?」


 冒険者は慈善事業ではない。

 仕事で命を賭けて行動している。


 そのため、盗賊討伐時のお宝等の所有権は、討伐した冒険者に移る。

 それは例えば捕らえられていた人たちの荷物が含まれていたとしても同様。


 捕らえられていた人たちは、自分の荷物を買い戻す必要が出てくるのだ。

 その金額は場合によるが、多くの場合は5割、相手が大きければ全額という場合もある。


 逆に、タダで渡すことは絶対にない。

 もしそれをしてしまったら、「お前はタダで返してくれるんだろ」といわれてしまうようになり、さらには他の冒険者が買い戻しを求めた場合に「あいつは無料だったぞ」と言われて途轍もない迷惑をかけることになりかねないからだ。


 もちろん、あまりにも酷い良い分だとギルドが出てくることもあるのだが。

 だが、自分と、冒険者ギルド全体のためにもこれはきちんとした対応をしなくてはいけない。


「2割……ですか? それはあまりにも安いと……」

「これが大手の商会なら全額求めます。ですが、個人経営の方や旅商人の方にとっては大きな影響があるでしょうから」

「……重ね重ね、本当にありがとうございます」


 商人夫婦についてはこれで決まった。

 荷物を改めてもらい、その上で共にヴェステンブリッグまで馬車で運ぶことにする。


 他の配分については、それぞれ希望のものを聞いて分けることにした。

 お金はそれぞれ等分にして、他の武器や道具類は希望のものを取る。


 フィアは特に必要はないとのことで、俺が選んだ布類を渡した。

 恐らくこれまで襲った商人が持っていた生地なのだろう。中々立派な代物だった。


 俺が選んだのは、懐中時計。

 魔道具で、裕福な大商人や貴族が持っているような精巧なものだ。

 実は他のメンバーは全くこれに見向きもしなかったのである。


 確かに武器や防具で立派なものがいくつもあったのでそちらに注意を向けていたのだろう。

 時計よりは武器、防具の方が実用的だからな。


「ふむ、中々美しいものじゃな」

「だろう? 珍しい七角形のケースだし、恐らく材質はミスリルコーティングの金だ」

「……白金貨が飛ぶのう」

「だな」


 二人で時計を見ながらそんな事を話す。

 実は時計だけは俺も持っていなかったので、非常に助かる。


 ちなみに俺たちが決めてからも、まだイゾルデやエミリオたちが何を選ぶか決めかねているようなので、強制的に中断させて街に持って帰ることにしたのだった。

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