第240話教皇国の解体
ハルがバルサス教皇国で救済行動してた頃、ヘルメスト、タンドリー、デルタポール、グリーンウッドの四カ国は連合会議通信具の前に各国の婦人たちが国王を伴い話し合いをしていた。
内容はバルサス教皇国について話し合いが行われた。
ただ王妃に強制的に参加させられた国王達は妃たちに文句を言っていた。
王妃達はそんな男たちに怒り威圧する
「妃よ。バルサス教皇国の事なぞどうでもいいじゃろ。」
「儂もそうおもう。バルサス教皇国の事より自国の方が大事だと思うのだが」
「我が国の問題を「黙りなさい!」だ・・・」
「ほう・・貴方は女神ハルリアル様が私たちに託されたことを無視すると言われるのですか!」
「陛下女神の神託を聞く必要ないと。この世界の多くの人を救う女神様のお願いを拒絶するのね。」
国王達は妃達の威圧に震える
「いやそうではなくてだな・・・」
「いや・・・儂は・・・」
「・・・・・・・」
ナタリア女王以外3人の王妃は隣に座る国王を睨みつけ答える
「陛下では女神様の神託どおり行動させていただきますね。」
「では私たちの国も女神様の神託に従います。」
「獣王国も皆さまと共に女神様の神託に従います。」
「では我ら四カ国共に女神様に従うと言う事でよろしいですね。」
全員が賛同し話し合いが行われバルサス教皇国は国名の変更ハーメスト聖教国とし事実上解体四カ国で支援することが決まった。
「ではそういう事で具体的な支援は後日ハーメスト聖教国の聖女マロン様と話し合うと言う事でよろしくお願いします。」
話し合いも終わり国王達が退出した後女性同士で勇者情報について話し合われた。
・・・・・・
グリーンウッド国ヴェニス王妃が勇者召喚の正確な場所を掴んだことを伝える
「部隊がやっと正確な召喚儀式の行われた場所を掴んだのじゃ。」
ヘルメスト国ナタリアも勇者のいる場所を掴んだことを伝える
「私も今勇者がいる場所を掴みました。彼らは帝国内のダンジョンにいるようです。」
デルタポール国エメラルド王妃が情報を纏め今後の事を話す
「調査した結果、帝国が全ての根源だった事わかりました。召喚場所も特定しました。古代の帝国から発掘された勇者召喚の魔道具関係も全て帝国に回収され保管されてるのも確認されています。
それと帝国は他国への侵略するための準備も行ってるようです。」
ナタリアが自分たち女神の眷属が大罪を犯してる帝国をどうするのか尋ねる
「それでこうして情報が集まりその証拠もそろったようですから、私たち女神の眷属としてどう行動しましょう。私は動かせる部隊を帝国に送り女神ハルリアル様がこれから行おうとする事を全面的にサポートします。
その結果帝国と戦争になったとしてもです。」
ヴェニスも同意する
「グリーンウッド国も精鋭部隊を送り支援する。この世界の滅びに向かわせる帝国は滅べばいいんじゃ」
ベルメラもエメラルドも同意発言する
「わたくしも女神の眷属として部隊を指揮してサポートに向かいます」
「我がデルタポール国の諜報部隊は帝国に派遣しています。このまま女神様のサポートに加わらせます。」
「では皆さま女神様と連絡を取り指示を仰いでみますね。」
・・・・・・・・
ハルはバルサス教皇国の残りの町に行き苦しめられていた者達を癒して回った。
町を治めてた領主も調べマロンに報告処置を任せた。
数か月にわたって活動も終わるころエメラルドから連絡が入る
「女神ハルリアル様勇者召喚の件でお話がありますよろしいでしょうか」
ハルは王妃達がいろいろ調べてくれた報告を聞く
勇者の召喚儀式が行われた場所、過去の勇者召喚行われた場所から魔道具や書物が見つかり保管されてる事、現在の勇者の場所等が伝えられた。
「それでハルリアル様どうしましょうか?かの国は他国への侵略の準備もしてるようです。私たち連合国の各諜報部隊が帝国内で待機していますので、向かわれるならサポートいたしますのでご連絡ください。」
ハルは情報を聞いて考える
『やっとほしい情報がわかったんだ。数百年前に召喚の儀式が行われた場所は現在の帝国の辺境の近くで今回帝国はその辺境で行った?バルサス教皇国神殿で行われたのは偽情報だったんだ。』
ハルは勇者と儀式の場所がわかったからそこだけに集中しようと思ったが、帝国が他国への侵略準備してると聞いて躊躇する
『ハルの目的は勇者召喚の封印と現在召喚されている勇者の処置だけど、その召喚を行った帝国は他国侵略しようとしてる。しかもハルの大好きなエメラルドやナタリア達の国・・・どうしよう。
召喚の封印して後はエメラルド達に任せるのがいいんだけど、帝国は多分この世界にふさわしくない武器使う?武器は屑勇者の知識を魔法かなんかで覗いたんだと思う。
大量殺戮兵器は異世界の武器この世界では過剰な武器。使わせるの絶対的にダメ!もう屑な帝国潰そう。うん。そしたら問題解決なの。
帝国まで処分したらやりすぎになるけど、もういいや罰与えちゃうの。滅殺なの!』
一応四国の王妃達に帝国の事を伝えた。
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