第174話ウィスラーの戦い☆ナトリム峡谷☆

ハルは、峡谷の岩の上から20M下の街道を見ていた。さてどうしょうかな、峡谷は長さ10km幅は、狭いところで10Mうーんどうしょうかな…


バルサートの兵は先行獣魔隊は1万後の魔道弩弓部隊が10万…ここまでは潰したいのです、ファミリーのみんな来れるのかなぁ、この国は、差別のない素敵な国なのです、だからハルが頑張るのです


アサたん峡谷の上に糸張り巡らせて落ちやすいようにこの玉を張り付けて、ハルが合図したら全部下に落としてくれる


『わかった』

〈ヒュン〉


アサたんに渡した玉は、毒玉1000個麻痺玉1000個たぶん上から落とすと玉割れてガスが出る、この谷の狭さならガスが逃げないで充満するはず、後は、生き残って谷から出て来たらアサたんと二人で倒す、うん♪ これだね


「来た見たい、アサたん準備はいい?」


『いいよ』



先行獣魔隊1万が峡谷を通過する


「ネルドラス隊長、前方にガキが一人います」


「あ!なんだチビ!邪魔だどけ!」


「ベエー!だ!ここは、ティオール国だよ!バルサート軍は帰って!」


「くそガキがぁ!おい!やれ!」


「シルバーウルフあのガキを食い殺せ!」


〈〈〈ウオーー!〉〉〉


ハルに向かってシルバーウルフ3匹襲いかかる


「スリングショット鋼玉!えい!」


〈ヒュンヒュンヒュン〉


〈ドス!ドス!ドス!〉

〈ギャン!ギャン!ギャン!〉


「はい、おしまい!アハハ♪」


「くそが調子にのってんじゃねぇ!遠慮せずやれ!」


〈ゴァー〉

〈グォーーー〉

〈ブフォー〉


ビッグベアにレッドボアへぇシルバーコングですか、かまわないのです


「スリングショットボム弾いっけぇー!」


〈ヒュンヒュンヒュン〉


〈ドカンドカンドカン〉


〈ゴァァーーーーー!〉

〈グォォーーーーーーー!〉

〈ブフォブフォーーーー!〉


〈ドスンドスンドスン〉


「何だとぉーー!」


「もううるさい!全員谷に入ったからもういいのです!アサたん!落として!」


〈バサバサバサバサバサバサバサバサ〉

〈パンパンパンパンパンパンパンパン〉


「何だ?この煙?」


「隊長これ毒煙です…身体も痺れて…」


〈ドス……〉


「てめえ何し……」


〈ドス……〉


「起きてる人は、見つけ!やー!」


〈ヒュン〉


〈ドス〉


〈ヒュン〉

〈ドス〉

〈ヒュン〉

〈ドス〉


これで全員かな?次は、重魔道弩弓部隊が10万か、スリングショットの弾も残り500アハハ、アサたんもさっきの作戦で糸使いすぎて魔力半分に減ってる見たいだし、うーんどうしょうハル攻撃系の魔法、全部使えなくされたし…アイテムバックの中は、〈ごそごそ…〉ん?魔力風船?……!あ♪これなら行けるかも


「アサたんお願いあるの、たぶんこれやるとアサたん魔力枯渇で動けなくなる、でももうこれしか方法がないの」


『姫様のため頑張る』



「魔力枯渇で動けなくなるかもそしたら人間に殺されちゃうよ」


『アサの命姫様に捧げてるだからかまわない!命令して』


「ごめん、ひどいご主人だよね、ハルはこの国の人達助けたいから…」


『姫様…』


「じゃ時間ないから言うね、アサたんは、峡谷の出口を透明になる糸でふさいでほしいの、アサたんの糸と粘着力なら暑さは、10cmくらいで高さは、10Mくらいかな、それで入り口は、10Mくらい上から20Mの所に同じようにふさぐ透明の板を作って、入り口の板は、両方の壁にくっ付けなくて、ハルの合図で下に降りるようにしてほしいの、できる?」



『できるでも魔力ギリギリ上から下にスライドさせた後壁にくっ付ける?』


「そう魔力足りる?」


『2つの板は、問題ない入り口最後壁にくっ付ける時、邪魔な人間いなければギリギリ、でも邪魔されて攻撃されたら…くっ付けるに魔力集中させる』


「……ごめんグスン」


『姫様のお願い、絶対成功させる!姫様アサを眷属にしてくれてありがとなの』


〈ヒュン〉


「アサたん……ありがとう」


ハルは、峡谷に転がってるバルサート兵士と魔物の死体を急いでアイテムバックにいれなきゃ


ハルは、範囲指定しながら次々と死体を回収し、30分後には峡谷の街道は、何もない状態になった、これでよし!


「はぁはぁ…ほんとにギリギリかも…」


後は、すぐ近くの湖に行って魔力風船の中にハルの魔力ギリギリまで水を入れてアイテムバックに入れるだけ


「ダメだクラクラする、これ以上は、無理!はぁはぁ…後は峡谷の上に行けばはぁはぁ…」


『姫様、アサ…準備 でき た …でも敵入り口 止まった まま』


「アサたん… ハルが何とかするから合図したらお願い… 」



『わか た 』


「出口に行かなきゃ… はぁはぁ」


ここから入り口まで10kmか… 最後の行動のための魔力と体力だけ残して、今使える魔力で遠距離スリングショット!


「いっけぇー!」


〈スパン!スパン!スパン!スパン!〉

〈スパン!スパン!スパン!スパン!〉

〈スパン!スパン!スパン!スパン!〉

〈ドスドスドスドスドスドス……〉

〈ドスドスドスドスドスドス……〉

〈ドスドスドスドスドスドス……〉


「「ぎゃーーーー!」」

「「ぎゃーーーー!」」


「敵襲!警戒せよ!」


「隠影部隊!谷を調べろ!」


「は!」


〈ヒュン〉


魔道弩弓部隊率いる隊長のケイラは、事の他慎重な男で、峡谷に来るまでも何度も周囲を確認して、進む慎重な男で先行隊から遅れること3時間、ようやく峡谷に到着、当然峡谷に到着してからも中々進もうとせず、兵士達の指揮もただ下がりだった



「ケイラ隊長峡谷の出口に少女が一人倒れています」


「何だと!貴様は、そこで待機!少女は、私が助ける!全軍ついてこい!」


『姫様 姫様!敵軍が 峡谷に 入りました 姫様?』


「ご・ごめんなさい 魔力がポーション全部渡しちゃったの失敗だぁアハハ」


〈ドドドドドドドドドド…………〉


「来た見たい、何か知らないけど上手く行った見たい」


「そこの娘子よ!大丈夫か!〈ドスン〉ん?なんだ?前に進めん!」



「アハハ♪べぇーだ!」


「娘子よ!どういう事だ!」

〈ドンドンドン〉


「隊長これは罠ですすぐ引き返しましょう!」


「アサたん入り口ふさいで!」


『わかった!』


〈ヒュン!ドスン!〉


「いきなり魔物だぁーー!蜘蛛がいるぞ!攻撃!」


〈ピチユピチユピチユ…〉


「何してやがるこの蜘蛛め!」


「お前達早くこの蜘蛛どけろ!何かで塞がれてる!」


兵士達は、攻撃をするがSクラスの魔物中々攻撃が通らない、ただアサシンスパイダーも魔力枯渇寸前のため防御魔力を下げ残りの魔力を粘着魔力に集中させているため集中攻撃でダメージが入りだす


〈キシャーー〉


「おい!効いてるぞ!一点集中だ!」


〈ブシュー!〉


〈キシャーー〉


『後少し… ピチユピチユ… できた 姫様 後は、 お願い… 』


〈ドサッ!〉


「やったぞー!Sランクの魔物討伐だぁ!」



「アサたん… ありがとう ハルも頑張るから」



やっと着いた!ざっと6・7万かな


ハルは、アイテムバックから魔力水をたっぷり入った風船を峡谷に落とす


「いっけぇー!」


〈ヒューーン〉


〈ドッバーーーーーーーーーーーン〉


「「「ぎゃーーーー!」」」


「後はあの水にこの麻痺弾を入れて作戦成功」


〈ポチャポチャポチャ……〉


「「何か身体が痺れて来た、お・溺れる…」




「はぁはぁ…もう動けないよ」



「こんなところにいやがった、おらー!」


〈ドスン〉

「ぐっ…」


「何とか言え!てめえのせいで部隊は、壊滅的被害だ!オラー!」


〈ザシュザシュザシュ〉

「ぐっぅ……」


ハルは、虚ろな目で相手を見つめる


魔道弩弓部隊の第二部隊長のヒュールは、部隊を壊滅させたハルに怒りをにじませる


「おい!何とか言えよ!ドス!」


この人達って自分の国で、他国の人達にさんざんな事をして、奴隷にする人間がいないから今度は他国に侵攻して、阻止されて仲間が殺されて怒るって、凄いなぁ…侵攻しなきゃこんなことにならなかったのわかってるのかな?


「ぐっ…!」



ヒュールは、部下に奴隷用の足かせと鎖を持って来させる


〈ガシャン〉


「こいつを全面に押し出して見せつけるか、なら死なない程度にもう少し傷めつけるか、おい!こいつの手足に剣を突き刺せろ!」



〈ザクザクザクザク〉


「ぐぅぅぅ……クルル母様、ミルル母様、デリア母様、ルナお姉ちゃん…みんな… この国ティオール国を守って… い」



〈ガクッ〉



「ハハハ痛みで、気を失ったか、服を剥ぎ取り先頭の装甲馬車の前に棒に吊るせ!」


これで奴らも攻撃出来ないだろ


「おい!時々でいいから粗悪品のポーションを飲ませとけ!死なれちゃ困るからな」


「わかりました」



『ハル様 酷い 人間め ボクに力が あれ 守 な た 』


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