第173話ウィスラーの戦い☆カミラスト平原☆

先行部隊部隊長ギギリスはカミラスト平原で目の前にエルフの女性部隊がいることににやける


「ほぉ、エルフですか、なかなかいいですね♪ティオール国の貢ぎ物ですか?いいでしょ」


部下が注意を促す


「ギギリス隊長!待ってください!エルフの周りに魔物が現れました数は、約50です」


「使役魔物ですか、無駄な事を、いいでしょ、ここは、我が隊の自慢の特Aアサシン隊に殲滅してもらいましょう、ゴムル指揮しなさい」


「は!」


ゴムルは立ち上がり次々命令を下す


「アサシン隊あなた達の俊敏さとその破壊魔道具で目の前の魔物を殲滅してください、魔法部隊は、アサシン隊の補佐、騎兵隊は、前のエルフの戦力を奪い捕縛、行きなさい!」


「「「は!」」」


ゴムルは、ギギリスに話しかける


「しかしいきなりエルフとは、驚きましたね、捕らえてじっくり楽しめますね」


「ほんとついてる♪いきなりエルフ美女集団とは、ハハハ……魔物?」



「「ぎゃーーーー」」


〈グォーーー!〉

〈ザシュ!フシュー!〉


「ぎゃーーーー」


ギギリスは、目の前で起こる光景に唖然とする


「何だ!あの魔物は!強すぎる!あの特Aランクのアサシン隊がまるで相手にならないなんて…」


ゴムルが報告する


「魔物は、キラータイガー、キラーコング、ブラックファングウルフ、ブラッドボアで全て変異種と思われます動きが異常に早くアサシン隊は全滅、さらにエルフ捕縛に向かった騎兵隊は、アサシンスパイダーと見たこともないスライムにやられ壊滅です!」


「くそ!我々の部隊は、5000奴らの魔力がいつまでもつか、フハハハ」

「魔道兵器隊は、魔物に向かって攻撃を、兵器の魔力なくなるまで攻撃を続けてください、魔法部隊は、エルフに攻撃を集中回復薬を使いながら交代で攻撃を続けてください!弩弓隊も同じくエルフの攻撃です!」


「「「「わかりました」」」」


〈ヒュンヒュンヒュンヒュン……〉

〈ドカンドカンドカンドカン……〉

〈ヒュンヒュンヒュンヒュン……〉


「フハハハ見たかこれが帝国軍の力だ!」


〈ドカンドカンドカンドカン……〉

〈ヒュンヒュンヒュンヒュン……〉

〈ドカンドカンドカンドカン……〉

〈ヒュンヒュンヒュンヒュン……〉

〈ドカンドカンドカンドカン……〉


部下が叫ぶ!


「隊長!魔物が包囲網を突破!」


〈ザシュザシュザシュ〉

〈ザシュザシュザシュ〉

「ぎゃーーーー!」

「ぎゃーーーー!」

「ぎゃーーーー!」


「そんなばかな……」


ゴムルは、指示を出すも混乱した中で伝わらず次々と侵入した魔物に倒されて行く


「うろたえるな連携を取れ!」


〈ザシュザシュザシュ〉

「ぎゃーーーー!」

「ぎゃーーーー!」

「ぎゃーーーー!」


ギギリスは、目の前で起こる光景を見て逃げだしたが


「そんな…たかが数十匹の魔物に帝国軍先行部隊5000がやられるなんて…くそ!このままでは殺られる、逃げねば…うわわー」


〈ザシュ!〉


〈ドサッ〉


☆・☆・☆

ライラ達は、攻撃を始めた帝国軍を見て諦めの表情になった


「マスターあの攻撃と量と数いくら強い魔物でも無理よね」



「だね、私達も反撃の準備した方がいいかもね」


ジェシカが叫ぶ!


「敵攻撃来ます!」


すると私達に張り付いていた魔物が、信じられない行動を起こす


まずアサシンスパイダーがさらに大きくなり飛んで来る何十の敵の放った鋼鉄製の矢をとんでもないスピードで叩き落としている


〈ヒュンヒュンヒュンヒュン……〉

〈パンパンパンパンパンパン……〉

〈ヒュンヒュンヒュンヒュン……〉

〈パンパンパンパンパンパン……〉


「凄い…矢を叩き落としてる足?手?の動きが速くて見えない…」


「凄い…全て叩き落としてる…あ!矢の攻撃が止まった」


セルエが何かを感じライラを守るように叫ぶ


「魔法が来ます!みんなライラを!」


仲間がライラを守るようにおおいかぶさる


ライラは、驚き

「何で?私を…」


ベルバラが話す


「あなたは、ハル様からペンダントを託されたのでしょ、だったら私達は、ライラをまもらないと、女神様の使命を受けた方だから」


「そうよライラ」

「うんうん」


「みんな…」


でもいくら待っても攻撃がこない?

不思議に思い皆が立ち上がると


スライムが私達を守るようにかぶさり体型を変えて私達の周りだけ空間を作ってくれていた、その光景は、まるで丸い球体の中にいるようだった


〈ドスドスドスドスドスドス……〉

〈ドスドスドスドスドスドス……〉

〈ドスドスドスドスドスドス……〉


「凄い魔法が全て吸収されている…」

「いつまで続くんだろう凄い数…」

「大丈夫かなスライムさん」


〈ドスドスドスドスドスドス……〉


「あ!終わった見たい」


スライムが元の姿に戻り私達は、周りを見ると私達の周りの地面は深くえぐれ煙が上がっていた


「マスターあれ!」


私達は、ライザの示す方向を見た


「嘘!帝国軍が壊滅している…」


「魔物さんが戻って来ます」


ライラ達は、戻って来た魔物達を見ると、敵の魔道具は、強力だった見たいでかなり傷ついていた


ライラがアサシンスパイダーに話しかける


「みんなご苦労様、大丈夫ですか?魔力とか体力とかダメージどんな感じですか?」


〈心配ない!消耗は少し、ダメージもあるが問題ない!〉


「先行隊の後は、重装騎士隊が5万重兵士隊が5万、各属性中級魔法を発射できる魔道具を装備してます…」


〈……任せよ!姫様のために敵は、殺す!〉


ベルバラが皆を集める


「いい皆恐らく次の戦いで、魔物達は、倒されると思う、どれくらい相手を減らしてくれるか、そうだ皆にこれを渡しておくわ」


ベルバラは、拳大の魔道具を皆に渡して行った


「皆もわかってると思う!我々エルフは、帝国の奴らにとって性奴隷にすることが目的だ、捕まればどうなるかわかるだろ、過去に捕らわれた同胞が今も過酷な事を強いられてる、奴隷紋により死ぬことも許されず、容姿の変化のない長寿命、何十年と過酷が続く、例え魔物達が5万の重兵士隊と重装騎士隊5万を殲滅できたとしても、その後の主力部隊は無理だ、だからもし捕らわれるようなことがあれば、渡した魔道具に魔力を込めよ!相手に捕らわれることはなくなる…」


パティスとカラヤが少し微笑んで


「私達は、諜報だけ、戦闘は、ダメだからすぐ捕まるね、大丈夫一人でも多く巻き込むから、ねーカラヤ」


「うん♪簡単にはね、一人でも多くだね」


魔物達が動き出す


ベルバラは、帝国軍が来たのを確認する


「来たみたいだね、私達は、このアサシンスパイダーとスライムの動きを見てこの子達が倒れる前に散開敵に攻撃を仕掛けるよ!」


「「「「「はい!」」」」」


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