第161話ハルは森の仲間を集めましたの
ハルは、フェンリルのリルリの背中に乗せてもらい大樹のところまで移動した
『ここですハル姫様、ピレーネ大森林の大樹です』
「ここが大樹の場所ね、わかったの、ところでこの森ってなんていう国にあるの?」
『クォーク帝国ですよ』
「えーーーーーーーーー!」
ハルはいつの間にか悪い帝国にきてたみたいです、仲間に連れて来てもらった大樹を見てハルは驚きました
「うわー大きいのぉ~ミラーレ大森林と同じくらい大きい?もう少し大きいかも凄いです、立派な大樹なのに・・・葉っぱほとんど枯れて元気ないのです」
『大樹は、自分を犠牲にして何とか森に住む物達に恵みを与えてくれてます、でも人間が森に入って沢山の木や、森に住む沢山の鳥や動物を捕まえてから森が荒れて来ました、人間は、私達魔物が嫌う煙を出して近寄らせないようにして森を破壊しています、このままでは、大樹が枯れてしまうの』
「ちょっと待ってね」
ハルは、大樹に近づくと両手を広げ大樹を抱き締めるようにぴたりと張り付きハルは、魔力を流していく
「よくがんばりました、ハルが助けてあげるからね」
ハルが大樹に抱きつくと大樹の枝が大きく揺れ始める
〈ザワザワザワザワザワザワ……〉
〈ザワザワザワザワザワザワ……〉
魔物達も大樹が変化し始め驚いていた
「ワォーー」
ハルが大樹に抱きついてしばらくすると枯れてた枝から新芽が次々と芽吹き、やがて大樹は、沢山の葉と木の実を実らせた本来の大樹に戻っていた、すると大樹から精霊ドライアドが現た
「女神様、この度は、ありがとうございます、いただいた魔力で私達は救われました。」
「ドライアドさん元気になってよかったのぉ♪ハルは、この大陸が大変なことになってるから助けてほしいってナミアカール大森林のドライアドのメルモさんに言われたから、別に気にしなくていいのです」
「ハル様は、メルモお姉さまから聞いて来てくださったのですね♪お姉さまは、元気なのでしょうか?」
「ナミアカール大森林は、ここより酷かったのです、でもハルが魔力をいっぱいあげたら元気になったから大丈夫なのね」
「ハル様は、お姉さまも助けていただいたのですね、私達精霊の救い主なのですね、私シールスと申します、できれば女神様バルサートにあるカトラスト大森林にいる私の仲間もお救い願えないでしょうか?ここ数年私も弱っていたため連絡が途絶えてしまって・・・無理でしょうか?」
「わかったのです、でもハルはまだこの大陸のことあんましわからないのです、情報がほしいのです、それとお願いがあるのです、ナミアカールのドライアドさんか、ミラーレのドライアドさんに連絡取れますか?」
「どちらも取れると思います、ただ今の魔力では難しいです」
「もし魔力が上がればミラーレのドライアドメルルにとってほしいの♪」
「メルル?可愛い名前ハル様が付けたのですか?さすが女神様名前の上書きはかなりの魔力必要なのにうらやましいです、私もお願いできないでしょうか?」
「ハルの眷属になっていいの?」
「はい!お願いします♪」
なんかシールスさん嬉しそう・・
「わかったの」
シールスが跪き腕を胸の前でクロスさせて頭を垂れている
ハルは契約の魔方陣を展開させ言葉を紡ぎ最後に新しい名前を伝える
「・・・・・ハルがあなたに名前を与えます、あなたはシルシル『はい!ハル様』」
魔法陣がさらに光を放つ
パーーーン
「シルシルこれで眷属契約は完了なのです、これからよろしくなのです」
シルシルは名前を与えられ輝きが増し喜んでいる
「ハル様凄いです!力もみなぎってくるし能力も魔力も凄く上がりました、これならハル様の伝言伝えること出来ますわ、さっそくお役に立てそうで嬉しいです♪ハル様どうされますか?」
ハルはシルシルの手を握りお願いする
「あのシルシルさっきのお願いしていい?」
「はい♪もちろんです、シルシル頑張って伝えますから」
「ミラーレのメルルにハルはこっちの大陸で元気でいるからって、あともう少ししたらみんなにお願いするかもなのって」
「わかりました」
《§μΘΔα§δμαα・・・・・・・・・・・・》
シルシルはずっと目をつむりドライアドの言葉でつぶやいている
「ハル様メルルはハル様がこっちで元気にしてるよって言ったら泣いていました、みんなに必ず伝えるからって、後助けがほしい時は遠慮なく言ってほしいって」
「ありがとなのシルシル、そうだ!みんなにお願いあるのね、ハルはこの大陸にある2つの大国クオーク帝国と宗教国家サルバトーレに激怒なのね、それで懲らしめようと思うのハルは最初にこの大陸に来たところがティオール国なのこの国ハル凄く好きなのね、いい国なのでもハルが大好きな国を潰そうとしてこの国にいる聖女様やハルを捕まえようとしたの!たぶんこの二つの国絶対ハルの大好きな国に攻撃すると思うのね、だから懲らしめるの!でもその前に二つの国がどれだけ悪いことしてるか知りたいのみんな協力してくれる?」
ハルがお願いをすると、ハルの周りに沢山の魔物が集まってくる
そうだ、ティオール国のお姉ちゃん達にも連絡しなきゃだ・・・
「そうだ♪この記録魔道具にメッセージを残してっと、これでいいのです♪これをティオール国の商業ギルドのお姉さんに渡して来てほしいのです」
『ハル様のためならば喜んで、』
スライムのムルムがハルに話かけて来た
『ハル様あのね、ムルムの仲間にアサシンスパイダーがいるのね、その子達大きさも自由に変えられて記憶することすごく得意な子達なのね、ハル様調べてほしい事お願いすればきっと張り切ってやると思うのね、その子達にハル様のメッセージ魔道具お願いするね』
「うん♪お願いなのね、あんまし大きくなると大騒ぎになるからね、それと持って行ってくれる子に名前をつけてハルの魔力を込めた従魔の首輪をつけてあげた」
〈パァーン〉
「あなたの名前は、デル!よろしくね、商業ギルドのライラさんのところに持って行って、そのままそこにとどまって情報ほしいのです、何かあったらみんなを守ってほしいのね」
『はい!ご主人様この魔道具ちゃんと渡して来ます、何かあったら力解放して守って見せますです!』
その光景を見ていた魔物達が騒ぎだす
『ハル様私も首輪ほしいです!』
『おら達にも首輪くだせえ!』
『いいなぁ首輪♪うちらもほしいです』
『私も首輪ほしい!ご主人様に命令してほしい!』
「えーーー!何か大変な事になってるのです、どうしょう…みんなほしそうだから、頑張って従魔契約するのです」
結果ハルは、集まった各種族の群れの長アサシンスパイダー10匹とエンペラースライム10匹キラーゴング10匹ブラッドボア10匹ブラックファングウルフ10匹ブラックフェンリル10匹キラータイガー10匹全てに契約をして名前をつけて首輪をつけてあげた
従魔になった魔物達にハルは、二つの大国内のいろいろな情報を集めてくれるようにお願いすると、従魔達は、嬉しそうにそれぞれ散って行った
『姫様のために沢山情報を集めるぞぉー!』
「目立つたことしたら駄目なのぉー」
うーんわかってるのかなぁ?
ハル何か疲れちゃった
「シルシルお願いあるの、ハル疲れたから少し眠るから側で寝させてほしいのね」
『ハル様、それなら私の中でどうぞ』
シルシルは、幹の中に空洞を作りハルが眠れるスペースを作ってくれた
シュン
『うわー凄い♪シルシルありがとうなの』
それを見てハルは、嬉しそうに中に入ってすぐに眠り始めた。
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