第145話ティオール王国王女エアロ
私は、テイルオール国騎士団所属第一王女護衛ニーナ、この度王都レイラードよりウィスラーに新しくできた教会の式典に行くため、ティルオール国第一王女エアロ様と、ナラート公爵令嬢ビビアン様の護衛の任務でウィスラーに向かっていた
道中多少の魔物の出現は、あったが何も問題なく処理し、ウィスラーまであと1日のところまで来たところで、盗賊集団に襲われた
「盗賊出現!馬車を守れ!」
「殲滅隊は、近づく奴らを抹殺せよ!」
「「「了解!」」」
盗賊A
「バカなやつらだぜ、おい!例の魔法を広範囲であの集団に放て!」
「わかりました!δΣκΣθΣΣδドレイン!」
「ハハハ!よくやった奴ら急に動き鈍りやがった!今だ!奴らを殺れ!あの魔法は、効果時間が短いから、ます脚の腱を切って動けなくしろ!それからあの女騎士、それから中にいる女たちを奪う!男は殺せ!」
「あそこにいる女どもは、全員俺たちのものだー!行けー」
「「「おーーー!」」」
「ニーナ隊長!盗賊ども何か魔法を使ってます、何か急に力が抜けるように… 」
「くそ!ぐわー!」
私は、次々倒されて行く兵士を見て慌てて馬車を走らせようとしたが、盗賊の一人に脚を切られその場で装備を剥ぎ取られ屈辱的な状態にされる
「いいかお前ら、こいつら全員女みたいだから例のやり方で動けなくしろ!絶対殺すなよ」
「「「「わかりやした!」」」」
我々姫護衛騎士団は、盗賊ごときでは、問題なかったのに…
くそ!妙な魔法を使われ皆動きが鈍り形成は、逆転護衛は、全て倒され皆重傷、私も捕らわれかなりのダメージを負わされ、手足を動かす事すらできなかった
馬車の中の姫様達も私の見てる前で、捕らわれ服を剥ぎ取られ私同様縛られ吊るされている
「フハハ!お前らは、これから俺たちのアジトに来て奉仕してもらう、ヒャハ」
「もちろん他の女も全員だ!こんなに大量なの久しぶりだぜ!これは、ボスも喜ぶぜ!」
「フハハ泣いても誰も助けになんて来ねえよ」
〈ヒュンヒュン〉
〈ドタドタ〉
「何だ!どこから…ぎゃー」
〈ドスンドスン〉
私は、何が起こってるのかわからなかった。
盗賊が次々と倒れて行く、誰かが盗賊を攻撃している。
「え!いったいどこから?凄い!次々と盗賊が倒されてる。
姫様、私達は助かったみたいです」
王女たちは、次々と倒されていく盗賊たちを見て驚いている
「凄い!あっという間にこれだけの盗賊達を麻痺させて倒してる」
公爵令嬢のビビアンが、泣きながらエアロの手を握る
「エアロ様私たち助かった・・・グスン」
私は、姫様たちの前に立ち盗賊たちが倒される様子を見ていると、私たちめがけて何かが飛んでくる
「!姫様危ない! 」
〈ドサッドサッドサッ〉
これは…ローブ…
私達の姿を見てか、ありがたい
ん?
「これは手紙? 」
【綺麗なお姉さん達へ、身体大丈夫ですか?
そこに倒れてる盗賊は、麻痺させてるので動けないから安心してください。
今のうちにここから離れて下さい。
兵士の人達も回復してるはずです。
もし盗賊を捕まえておくならこの紐使ってください。
身体強化してる人達でも簡単に切れないです。じゃまたなのです】
私は手紙を姫様に渡した
「これは、私たちを気遣って・・・
もう感謝してもしきれないわ、でもこの書いた方女の子?それにいい香りがするわ」
他の女性騎士達も、回復しこちらに向かってくる
「エアロ姫様ぁーはぁはぁお怪我は・・」
「私たちは、影の方が助けてくれ、ニーナは重傷だったのに回復までしてくださいました。
あなた達も回復してるようで安心しました。
私達を救ってくれたあの方は、盗賊を捕縛するための手段も、与えてくださいました。」
ニーナは、送られてきた紐を部下たちに渡し、倒れている盗賊全員縛り上げるように指示し、数名をウイスラーまで馬で走らせ応援を呼びに行かせた。
「この紐でこいつらを縛りあげろ!こいつらの麻痺は簡単には回復しないから安心しろ!
後伝令隊の2名は、すぐにウイスラーの領主に連絡!
護送用荷馬車と兵士を連れて来てくれ」
「はい!すぐに向かいます!」
「エアロ様、応援部隊が来るまでしばらく待機になりますので、宜しくお願いします」
それを聞きビビアンは、侍女たちをつれて馬車から荷物を出し、お茶の用意をはじめた
「ビビアンありがとう、これで少し気持ちが楽になるわ」
エアロたちが盗賊たちを縛り一か所にまとめ終わり休んでいたら、また情報をもたらす手紙が届く
【綺麗なお姉ちゃんへ お姉ちゃんたちを襲った盗賊の集団を捕まえましたの。
場所は、ここなの△■▽▽■あ!心配しなくて大丈夫なのね。
全員捕まえて縛ってるのです。絶対逃げれないようにしてあるからゆっくりでいいのです。
人数は20人くらいです。ボスとか危険な人は全員麻痺させてるから大丈夫なのです。
あとなんか書類もあったから回収してます。
近くの町の冒険者ギルドに預けておきます。
この手紙がないと見れないようにしておくから、なくさないでね】
私たちはその手紙をみて再びビックリする
「えーー!凄すぎるんだけど、この方女性だと思うんだけど、しかしこれだけの大規模な盗賊集団を捕縛するなんて、それに書類も気になるわね。
手紙がないと見れない?よくわからないけど…
とにかく凄いパーティーってことかしら?是非ともお礼がしたいわ」
「そうですね。確かにこれほどの規模の盗賊集団を捕縛するのですから、Aランク10人位のパーティーだと思いますが…
いずれにしても、冒険者ギルドに行けば何かわかると思います」
この後書かれてた場所に行き、盗賊集団を見つけ全員捕縛され、連行されて行った。
「エアロ様、盗賊団の者に聞き取りを行ったところ、信じられない話なのですが、どうやら彼らをとらえたのは、一人の少女みたいです。
顔はフードを深くかぶりわからなかった見たいなのですが、身長が100cmくらいだとのことです。」
その報告を聞き王女たちは驚く
「えーーー!嘘でしょ!それってほんとなの?
少女じゃなくて幼女じゃない!」
「姫様、これは見つけやすいと思います。
書類も冒険者ギルドに持って行ってくれてるから、面会者が必ずチェックしてくれるでしょう。
それに、ほんとに幼女なら、冒険者は無理でしょうから、持ってきた本人の確認のために身元の確認を行うでしょう。
まず領主に、今回の件を報告し、盗賊の処分を一任し私たちは、冒険者ギルドに行きましょう」
「エアロ、私も助けてくれた少女に早く会って見たいなぁ」
エアロが微笑みながらビビアンを見る
「でた♪ビビアンの幼女好きが、気持ちは抑えてね。
お礼が先なんだから、でも私たちを助けてくれたのはパーティーよ。
でないとありえないもの」
ビビアンも頷く
「確かにエアロ様のおっしゃる通りです。
私たちを助けてくれたあの攻撃、あれほど多方面からの攻撃は、一人では無理です。まして幼女ならなおさらです」
エアロは、全員に指示をだす。
「とにかく私たちもウイスラーに向かいましょ」
「「「はい!」」」
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