第139話バビルス教VSハルファミリー最終決戦 ①

よくここが見つけられてものです


「いいですか、敵をこの砦の中に誘い込みなさい、そしてそれぞれの得意な部屋で、相手をいたぶってあげなさい」


???Δ

「はい♪私の幻影空間に入ればいかに強者でも私達の敵ではありません」



「デルポトス、あなたは黒龍の相手をしてもらいます、あの空間は、あなたの有利な魔法が強化されるでしょうから、今までの屈辱をはらしてあげなさい!」


「邪黒神の眷属アルバクラスよ!この力に感謝する、邪黒神復活に黒龍の死体を献上する」


???Δ

「女神の使徒が来ました」


導師が胸に手を当て祈る


「皆に我らが神の加護を…」


集まった邪黒神の使徒達は頭をたれる


「我は祭壇にいる、奴らの首を期待する」



導師が奥の間に消え使徒達は、それぞれの場所に消える


☆・☆・☆


〈ドカドカーーン〉


「クルル母さん、階段があります」


「ユリよ今から我ら敵本拠地に突入する」


クルル達は階段を降りていくと大広間のような場所に出た


そこには、別の部屋につながる扉が4枚ありクルルがその一つに目を向けると


「この先は、我が一人で行く!セリス達3人は、同じように一つの扉に導かれるじゃろ、よいかここからは全て慎重に行動するのじゃ!そしてユリの指示通りデリス達が来るまで耐えるのじゃ!」


そう言ってクルルは扉を開け中に入って行った



「私達も行きますよ、たぶんこの扉かな、ミロ、モカ準備はいい?開けるよ!」


セリス達は扉を開け中を進んで行くと、そこは異様な雰囲気の大きな部屋だった、この中には数人のローブを纏った者と屑勇者の藤代が立つていた


藤代は、聖女奪取に失敗死んだと思われていたが、導師の闇の召喚により蘇っていた


藤代は、にやりと笑いながら


「ようこそ君たちは、この部屋で我々に人体改造され、我々の奴隷としていろいろ奉仕してもらう」


???Δ

「あなた達のうち一人は聖女の代わりにその清い身体を生け贄として邪黒神様ご眠る地に送って差し上げます、喜びなさい」


???ΔΔ???ΔΔΔ

「「θκθδδΔ Ψλα δΔλδ θκθΣ κλδακαλΨα ΨαΔα 」」


セリス達は、闇の使徒達が何か呪文をとなえ始めると部屋の床面に黒い魔法陣が浮かび上がりそこから黒い闇が広がって行く


セリス達は、それぞれ危険を感じ一斉に詠唱する使徒達を攻撃する


「あの詠唱を止めるわよ!私達は、ミラーレのガーディアン!詠唱を完成させない!いっけぇーーー!」


それぞれの放った風土雷が合成された竜巻が詠唱する使徒達を襲う


「させるか!」


藤代もトルネードの魔法を放つが弾かれる


「嘘だろ!」


???ΔΔ ???Δ

「「後少しだったのに……ぐわー くそ」」


セリス達の放った魔法で使徒達は部屋の壁に激突するも部屋の黒い霧は消えない


???Δ

「まぁよい、これだけでも我々の力でお主らを捕らえるのは、十分じゃよフフフ」


セリスはユリの言葉を思い出し皆に


「今の詠唱は彼ら闇の使徒達だけ力を上げる何かです、ユリの指示通り私達は、行動する!」


「「はい!」」


セリス達は、ひたすら防御に徹する、身体強化し、防具に魔力を流すセリスとモカの最大の武器でもある神速は封印して、ミロもこの闇の霧の前に先読みの魔眼が使えなず防御に徹する


「おい!セリスは俺がもらうぜ!奴には、ダンジョンでの恨みもある!」


???Δ

「どうぞ生け贄はあの魔族の王女でいいですから」


藤代はセリスに向かって複数の魔法を放つと同時に走り出す


「セリスてめえは、俺がもらってやる!壊れるまで遊んでやるよ!くらえ!オラオラオラ!」


藤代はセリスの動きを見て3方向に闇を纏わせた雷、風、土の槍を高速で放った


「フフフこの黒霧の中では、俺達の力は数倍になり放った魔法も簡単には避けれねぇ、セリスてめえの悲鳴を聞かせてもらうぜ」


セリス達は藤代達が放つ攻撃を見極めることができず、攻撃が全て直撃する


〈バリバリバリバリ〉


「ぐーー」


〈ドカドカドカドカ〉


「うーーーーー」


〈シュパーン〉


「ぐぅーーーー」


〈ドサッ〉




「はぁはぁ…」


「フハハ… セリスみじめだな装備ボロボロで今にも外れそうだぜ、ほれこれでとどめだ!」


倒れてるセリスの上に黒い霧が現れそこから黒い雨が降りそそぐ


〈バシャバシャバシャバシャバシャ〉


するとセリスの装備が溶けだしていく


「な!…くっ」


藤代はにやけセリスに


「綺麗な王女様もその姿じゃ動けないだろフハハ」


藤代は剣を抜きセリスに歩みよる


☆・☆


一方モカとミロは元々闇属性の適性もあり発生した黒霧を上手く利用して動き回っている


???Δ

「くっ!こいつら適性持ちか!ダークバインド!」


〈パーン!〉


「くそ、また弾かれた」


???ΔΔ

「あいつら我々と同じようにこの黒霧に潜んでやがる!」


???ΔΔΔ

「くっ!避けろ!」


モカの闇魔法ダークスネークが使徒達を襲う


???Δ

「くそ!これほどの使い手がいるとは、レル!シル!連携するよ!」


「「了!」」


「ミロ、使徒3人は、モカに任せて!セリスの援護お願い!」


「任せる!」


〈ヒュン〉


「ハルちゃんを奪ったこいつらは、絶対許さない!ここで抹殺する!ユリの作戦だからまだ本気出さない、せいぜい油断するといい!ただ撹乱させてもらう」


使徒の3人は、モカが作り出した幻影を必死に追いかけ攻撃を繰り返していた


「「くそ!また隠れやがて!リルそっちに行った!殺せ!」


「了!」


☆・☆


「さぁ姫さんこの俺が優しくしてやるから大人しくしろ!」


藤代は剣でセリスの脚を斬りつけ逃げられないようにする


「ぐっ!こんな屑に…」


するとセリスに念話が入る


『セリス伏せなさい!』


セリスの脚を捕まえようと藤代の手が迫るその時


〈スパーン〉


藤代は、寸前でかわす


「くっ!あぶね!あいつら何してる!まぁいいや!攻撃してきたやつも俺の奴隷にしてやる!」


藤代は気配感知を使い攻撃をする


「そこだ!ショットガンボム!」


数十発の圧縮された火球が隠れてるミロを襲う


〈ドカドカドカドカドカドカドカドカ〉


「ちっ!逃げやがったか!」


すると藤代めがけて複数の石の欠片が飛んでくる


〈バチバチバチバチバチバチバチ〉


「痛!痛!くっ!」


藤代の顔は複数の石片が当たり血が出ていた


「くそ!なめやがって!!セリスも連れて行きやがった!くそがぁ!絶対ぶち殺す!」


ミロほセリスを抱え奴らの感知を阻害する幻影を使う


「セリス!これ飲みなさいハルちゃんのポーションだから、飲んだらこのローブ着なさい」


セリスは、静かにうなずきポーションを飲みローブを纏う


「ありがとう!ミロ♪さすがハルちゃんのポーションね完全に回復したわ、ごめんね私足でまといで…」



「仕方ないよ、セリスは、闇と相性悪いもの」


藤代は怒りに任せてところ構わず攻撃しまくっている


「くそがぁ!出てこい!俺の奴隷ども!」


〈ドカドカドカドカドカドカドカドカ〉



すると複数の振動があった後ユリから念話が届く


『デリス母さんミルル母さん、カエデ達が転移完了!これより手加減不要!敵殲滅してください!カミルスさん魔道具起動してください!』


「こちらカミルス!魔道具を起動させる!」


〈ブオーーーン!〉


「全員配置につけ!砦から出てきた敵組織の連中は全員抹殺だ!全力で魔法を打ち込め!」


「「「「「了解!」」」」」



「セリス魔道具起動した見たいだからあなたの得意な戦法で戦えるわよ!カエデやルナ達も来たみたいだからカエデ達が降りて来る前にあの屑は、セリスが始末して!」


セリスはうなずくと、立ち上がり身体強化と神速のスキルを発動させる、するとセリスの周りに一瞬風が集まった瞬間セリスの姿が消える


「身体がさっきと違う、風のように軽い!」


「くそがぁ!出てこい!」


屑勇者がわめきながら周りに魔法を放っている


「屑め!瑞樹一閃!」


〈ブシャーー〉


「ぎゃーー!くそ!どこから…」


「くそ!この薬を飲めばパワーもスピードもさらに上がる」


〈ごくごく…〉


「ごらぁー!ハハハ力がみなぎるぞー」


「私も本格的に覚醒した!負ける気がしない!このハルちゃんの力!瑞樹二閃!」


〈スパーンスパーン〉


「くそ!そこだ!」


〈ドゴーーーン〉


〈ズバズバズバズバ〉


「ぐわー!なんでだ!パワーもスピードも上がってるはずなのに!」


「ハルちゃんあなたの力で決着つけるから見てて!はぁーーーミズキ乱空閃!」



〈ズバババババババ……………………〉



「ぎゃーーーか・ら・が・ぐっ ボファー」


〈グシャーー〉


「こっちもこれで終わり!」


「「なんでこいつらに……なんで我々の闇幻影が … の 使えなくなった… の 」」


〈ブシャーー〉

〈ファーーー〉


〈ドサッ〉

〈ドサッ〉


「ミロもこれで、うりゃ!」


〈ブシャーー〉


「我らが… 導師さま… 」


〈ドサッ〉


3人は、この部屋の組織の者達の死を確認し、部屋を出ると、クルルが入った扉かる凄まじい衝撃とともに扉が吹き飛んでいく


3人はクルルが入った通路を見つめていた





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