第137話ハルのいなくなったファミリーの戦い③
レンゲとロロは指示された場所に近づくと
「見つけた♪」
「ロロが相手を引くつけるから、レンゲに任せる」
「わかった。私の魔力反射板で囲えば、転送も転移もできないはずだから、魔力反射板構築できるまで時間稼いで」
「了解!」
レンゲは、2M×2Mの正方形の魔力反射板を相手を囲むために5面魔力の注ぎ構築していった。
ロロは、相手を油断させ引き付けるために魔力の低い攻撃魔法を連発して、相手を怒らせ、逃げる時にわざと転び相手の注意を自分に向ける行動をとっていた
???▼
「こいつ!いきなり現れてビックリさせて、強い奴と思って警戒したらレベル2クラスのよわちい魔法をバカみたいに連発て、魔物召喚するまでもない!これでもくらえ!アイスクルショット!」
〈バンバンバンバン〉
「アハハ♪ほらほらそんなに逃げるの遅いと当たるよアハハ 弱いくせに生意気よ!」
〈ドテ〉
「あら転んだわ、ならこれで動けなくしてあげるわ!サンダースピア!」
〈バリバリドカン〉
「ちっ!上手く逃げ…… 」
〈ドスンドスンドスンドスン〉
「何この壁は?無駄よ!」
「………何で 」
スミレは、ロロを見つめ合図を送り
更に今度は、2Mの魔力反射板の外側に3M×3Mの魔力反射板の構築する
ロロほ、魔力を吸いとる玉を反射板の中に複数入れると反射板で更に囲む
1枚面の反射板の魔力構築時間が切れてなくなっても更に外側に同じ築かれ、???▼は、焦りだしていた。
???▼
「これは、まずい…… 転移も転送もできないし魔力が… 女神の使徒がここまでやるとは誤算でもこんなのいつまでも続くわけない!何もせず待てばチャンスは来るはずフフフ」
「スミレ相手動かなくなったけど、たぶんこっちの魔力切れるの待ってる感じね」
「私ならまだ大丈夫!クルル母さんが来るまでこのままあいつをここに閉じ込める!」
「魔力切れそうになったらロロの魔力を渡すから」
「うん♪でも魔力回復ポーションもあるしまだまだ大丈夫」
☆・☆・☆
クルル達は召喚者を見つけ囲むように配置に着いた
カエデは、動きの早いブラックウルフを多数召喚して周りに配置し
「クルル母さん、相手を逃がさないようにブラックウルフを周りに配置しました。」
「私もここから監視して逃がしません」
クルルは、自分の魔力を最大に解放し、叫ぶ
「我らの大切なハルを奪った組織の者よ!貴様らは、女神ハルファミリーが叩き潰すから覚悟せい!はぁーーーー!」
〈ブォーーーーン〉
???▲
「何この膨大な魔力は、組織を潰す?はん、あんな弱い女神の使徒に何ができる!いたぶってあげる!レッドオークよ来い!」
魔法陣から体長3Mを超える数十匹のレッドオークが召喚されてくる
「オークよこれを飲め!」
するとオーク達はさらに禍々しい魔力を漂わせる
「今のこやつらは、ドラゴンとも戦える強さになってる、女神の使徒がいくら強くてもこいつらが蹂躙してくれるわ!」
「皆みておれ、女神ハル様に仕えることで得たこの力を!はぁーーーー!」
〈ヒュン!グシャグシャ!〉
〈ヒュン!ヒュン!グシャグシャグシャグシャ〉
〈ヒュン!ヒュン!ヒュン!〉
〈グシャグシャブシャーーーーー!〉
クルルの動きは神速のセリスに近い動きと圧倒的パワーでパワーアップしたレッドオークを蹂躙していた
「…… あり得ない!あり得ない!なんなの!その動きとパワーは!こんな奴に勝てるわけない!に・逃げなきゃ」
???▲は、逃げようとするも囲まれて逃げることができず息をひそめ隠れる
「無駄じゃ!これで終わりじゃ!」
〈ゴワーーーーーーーー!〉
???▲
「こ・これは、ドラゴンのブレス… 」
「終わったぞ、急ぎロロ達が足止めしてる奴のところに行くぞ!」
「「「はい!」」」
「ロロ、さっきの魔力はクルル母さんだよね、むちゃくちゃ怒ってるね」
「ハルファミリーの3人の母さんは、むちゃくちゃ強いからね、でもあの時油断してハルちゃん… だからもう失敗許されないのわかってるから、母さん達もみんなも油断しない!だから私達も頑張る!」
「フフフよく言ったぞスミレ!待たせたの!我も油断せぬ!カウントせよ!同時に我のブレスを見舞いする!」
「はい!母さん!カウント行きます!5・4・3・2・1魔力解除!」
「黒龍ブレスじゃー!」
〈ゴワーーーーーーーー!〉
展開していた魔力反射板が消滅と同時に黒龍のブレスが邪悪な者???▼を襲う
???▼
「やっと魔力切れたか… え!嫌ーーーー」
「こちらクルルこっちは全て処分したぞ」
「お疲れ様、皆ユリのところに集まってください、エルフの皆さんも連れて来て下さい」
ハルファミリーは捕らわれてたエルフの女性も連れて集まり今回の事件を話し合った
エルフ達は、突然襲ってきた魔物と勇者によって集落は壊滅、ほとんどの者が殺され、残ったのはここにいる数十名だという、話し合った結果もともと森で暮らす種族のため、ハルの住んでたミラーレ大森林でハルの住んでたツリーハウス周辺で暮らすことを彼女達が希望した
今回襲ってきた組織のこともあり一旦連合国に戻り幹部会議で話し合いをすることになり、セリス達がエルフを護衛しながらミラーレ大森林に向かい、クルル達は、モーリスト州都へ戻った
モーリストに戻ったクルル達は、ミラーレ連合国主要幹部は緊急召集を受け、集まり今回の事件の報告をクルル達から受け誰もが皆ショックを受け会議場は静まりかえっていた。
連合国内にも女神ハル行方不明の情報は、瞬く間に広まり連合国内の国民に大きな影響をもたらしていった。
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