第135話ハルのいなくなったファミリーの戦い①
みんながパニックになるなかミルルが威圧を込めて叫ぶ!
「皆落ち着いて!」
ミルルの叫びにファミリーが冷静さを取り戻していく
「ユリ!いつまで落ち込んでるの!あなたがこの先指示しなさい!クルル、デリスの事お願い!」
「うむ!」
「こうなった責任については、後にして、まずこの原因を作った悪き者を処分する!」
鬼の形相のユリが皆に話す
「敵の行動は転移と召喚とスナイパーによる者です、私達女神の家族として、眷属として、大切な女神ハル様を奪われたままでいいのですか!本気を出しなさい!そして女神ハル様を奪った勇者とその組織を潰すのです!」
クルルが今回の事で一番落ち込んでいるデリスを慰める
「妾を助けるためにハルは…… 2度目… 2度目なのじゃ… 一度目は、人間の悪巧みで身体が四散して死にそれをハルが生き返らせてくれた、あの子は、死の縁にあった魔族をも救ってくれたのじゃ
そんな愛に溢れた子が妾のために死んだのじゃ
あんまりじゃ!ハルーー妾なんかどうでもいいのにバカじゃ!うわーーん」
「デリスよここにいるファミリー全員何らかの形でハルに命を救われておる、我もミルルもじゃ!冷静になってみい!
確かに禍々しい巨大な火の玉だったが、もし仮に死んでるならあの場所に僅かでもハルちゃんの魔力の残存があるはずじゃろ!」
ミルルもうなずきながら捕捉をする
「それにね、私感じたのあの魔法がハルちゃんに直撃した直後一瞬だったけど、別の場所でハルちゃんの魔力感じたの」
「デリスよ、皆を見てみい!誰も諦めておらぬぞ!ハルを見つけるために皆考えておる!」
「そうよ、私達は全員女神ハル様の家族でしょ!ならどうしないと行けないのかわかるでしょ!私達3人はハルちゃんの母親なのよ!大切な娘が邪悪な者達にさらわれたのよ!どうするの!」
するとデリスの表情が変わり皆の前で頭を下げる
「皆も辛いのに申し訳なかったのじゃ」
「ユリよ先に話させてもらうぞ!」
「はい!」
「皆大事な話をさせてもらうぞ!今回ハルちゃんが捕らえられた件は、全員の責任じゃ、我らに油断があったからじゃ!
詳しくはユリに説明してもらうが、我がいいたいのは、我々は女神ハル様のほんとの家族になるのじゃ!」
皆が?をうかべお互いの顔を見る
「つまりじゃ家族のような強い絆いや!それ以上の強い絆で結ぶのじゃ!だからほんとの家族のように遠慮はいらん!」
ミルルが微笑みながら
「じゃデリスとクルルはお父さんのような母って感じかしら?私はみんなのお母さんね♪そしてあなた達が私達の子供ねフフフ」
「後はユリに任せる」
「わかりました、クルル母さん♪」
「うむ、よろしく頼む」
「今回の件いろいろ分析してみた、一番の原因は、絆が弱かった事!だから絆を強くするために、家族になるのが一番!これは、決定事項」
みんながうなずく
「ユリは思った家族として絆が強くなれば全員覚醒する… はずだから絆強くです、まず呼び方、クルル母さん、デリス母さん、クルル母さんと呼ぶ、後は全員姉妹、家族は、増えるこれも問題無い、ハルちゃんは絶対生きている、だからみんなで力を併せて取り戻す!いい」
「「「「「はい!!!!!」」」」」
「皆いい顔をしておる」
「家族が動く指示はユリがする!補佐にミルル母さんお願い!まず一番にしないと行けないこと、私達の目の前でハルちゃんを奪った奴らの処分」
「妾を利用して大切なハルを奪った奴ら全員抹殺してくれるぞ!」
皆がデリスのオーラに反応し気を高める
「「「カエデ、ロロ、うちらだって目の前でハルちゃんを奪った奴ら許さない!殺るよ!」」」
ハルの周りにいた3人のオーラが高まる
「エルフと私達を襲った奴らのうち、勇者一人と騎士は全て処分したけどまだ、本命が残ってる、スナイパーと、転送者と召喚者、後今回の事考えた邪悪な組織の者、このままだと私達は死ぬことは無いでも捕まえることできない!覚醒の力使うユリに教えて!」
レイチェが手をあげ答える
「火球を転送してきたスナイパーの痕跡追って見つけた!召喚者と転送者は移動してる」
「情報ありがとう、作戦を指示する!セリス、モカ、二人の速さは異常、その神速の動きがあるから囮になって、相手はエルフを狙ってくる、
ミルル母さんはエルフ守って、セリス、モカは転移して襲ってくるモンスターを退治、スナイパー必ず二人を狙ってくるだから気をつけて、
レイチェは移動してる二人とスナイパーの位置特定する、スナイパーの処分は、デリス母さんとルナとスミレでお願い、
デリス母さんは、やり過ぎ注意
移動してる召喚者と転送者は、クルル母さんとロロ、レナ、カエデ、レンゲでお願い
レイチェとミロは私の護衛レイチェは相手の痕跡追って場所を教えて、ミロは何かに目覚めてるわかったら教えて、作戦開始!」
「「「「「「了解!!!!!!」」」」」」
☆・☆・☆
宇山はハルの転移に成功すると、次のターゲットに保護されて集まってるエルフに目をつけた
「おい!転送させる奴らは、獣人でなくてもいいんだろ?」
???▼
「そうですが、汚れてなければ大丈夫です、しかしあらかじめ調べないと処女かどうかわかりませんよ」
「ならどうしてエルフの女はわかるんだ」
???▼
「エルフは魔力の流れが変わり特長が現れます」
「なるほど、それであそこに集まってる女は、全員処女だと、ならあいつらを送ったらいいだろ」
???▲
「女神の仲間が動きました」
「エルフの女の周りに3人か、他は俺達を探して動いたか、はん見つかるわけないだろ、この外套には気配遮断、魔力遮断が施されてるんだ、バカが!よしエルフの女をやるぞ!」
???▼女達は魔道具を使いひそかに話をする
「どうするの?このままあいつの指示に従うの?」
「私達導師様の指示優先、帰還命令来てない、ならこのまま」
「わかった」
「おい!聞いてるのか!早く魔物召喚してエルフのところにいる奴ら襲わせろ!隙をみて俺様が狙撃する、あの中のエルフの何人かは俺がもらうぞ!」
???▼
「好きにしたらいい……ボソボソ クズ」
???▼
「魔物召喚するあそこに送って」
???▲
「わかった… δθκ…」
「フハハいいぞ!魔物に夢中になれ、おらー!まず一人!〈パーン〉……!なんだと!」
消えやがった!
今度こそ 〈パーン〉
そんなはずねぇ!
限界の1M異空間射撃かわせる奴なんて、いるはずねぇ!
オラオラ!ランダム連射だ!
〈パン!パン!パン!〉
攻撃を全てかわされ向きになる宇山
エルフのを守ってる者の固さに焦る召喚者達
???▼
「あいつ変!あの防御障壁異常なくらい硬い!人族の魔力じゃ考えられない!人族じゃない!それにあの倒しかたあり得ない!」
???▲
「警戒した方がいい!パターン変える!パワー系魔物よりスピード系魔物召喚して!」
???▼
「なんか私達とんでもないやつらと戦いをしてるんじゃない……」
???▲
「この戦い勝てる?」
???▼
「このまま逃げ帰るのは、死!なら頑張るしかない」
「…………………魔力つきるまで我ら神のために」
「…………………魔力つきるまで我ら神のために」
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