第133話暗黒霧に犯された勇者VSハルファミリー
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「勇者達の魂の深層への暗黒霧の浸透具合はどうなっておる」
「藤代、傘富士、江洲、宇山、南、峯尾、向之原、相藤ら7人全て暗黒霧浸透率100%です、我らの思うように動いています」
「そうか、我らが神邪黒神様を復活させるためにしっかり働いてもらおう」
「導師様、我らの使徒達ですが、連合国内への潜入は全て失敗です、現在周辺諸国に潜入して使徒を増やすため活動していますが、連合国の女神信仰者が邪魔をして思うようにはかどっていません、なので少し離れた小国から活動を広げています」
「おのれ女神ハルめ!奴の影響はすでに周辺諸国でも信仰が強いのか!我らが神が復活するには女神ハルの大量の血が必要じゃ!暗黒霧に犯された勇者どもを上手く使い女神ハルを捕らえかの地に送るのじゃ!」
☆・☆・☆
ポポロッカの国のバルパム村からヤムの森がありその奥にある嘆きの森につながる大峡谷である者達が動いていた。
その者達は、嘆きの森につながる断崖絶壁に小さな転移台をいくつも作っていた。
「おいそれで何個目だ?」
「51個です」
「エルフと獣人の処女50と女神用併せて51よし!作業終了だ、ご苦労だった、引き上げるぞ!」
「ここから嘆きの森まで約2000Mの絶壁、しかも途中から崖は中にえぐれはい上がることは不可能、まさに落ちれば最後フハハハ…」
「あの消滅転移陣にエルフや獣人どもが全て飛ばされて来て嘆きの森に落ちれば、かの地で眠る我らが神が復活なさるのだ!」
「嘆きの森は深い谷底にある網糸結界が張り巡らされた森こちらからの探索系の魔法は全て吸収されてしまう、ここに落ちればいかに強力な女神でも上がってこれまい、あの森はSクラスSSクラスの魔物がいるから生き残ることは不可能、女神の仲間に化け物クラスの奴らがいるが、奴らでもここに落ちた女神を救うことは無理だろうフハハハ…」
「よし導師様に連絡しろ」
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「導師様、ヤムの森にいる使徒から連絡ありました。宴の準備は整ったです」
「よし!エルフ王国を監視してる使徒に連絡しろ、派手にやれと、それと勇者の二人に必ずエルフ王女3人と女神を仕留めるように連絡しろ!」
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「わかりました」
☆・☆・☆
その頃二人の勇者向之原と宇山は、魔道具を使い上手くエルフ王国ヤリュージュに侵入して、連れて来た騎士達と暴れ回っていた。
「しかしこの魔力吸収用魔道具は凄いよな」
「ほんとに、あの魔法に長けたエルフどもが何もできないんだぜ!ハハ♪やりたい放題だぜ!」
「おらおらエルフども!てめらは、今日から俺たちの奴隷だ!壊れるまで奉仕させてやるよ!フハハハ…」
「宇山、俺はまぁ楽しめたから後は夜の楽しみにして、例の場所で待機しとくわ、連絡くれや!」
そう言って向之原は、その場から消えた
騎士達と宇山に追われ、悲鳴をあげて逃げ惑うエルフ達、それを笑いながら追いかける勇者と騎士達、エルフの女性は全て服を引き裂かれ縛られ檻に入れられて行く
「貴様らー許さん!」
「おー!これはまた美しい♪エルフの姫様かな?」
「向之原、こいつらだ導師様より連絡があった!やれ!」
向之原のスキルはスナイパー手にするのは、同じ勇者仲間の開発した魔道銃、特殊魔法カプセルを発射する銃でカプセルの中には、様々な魔法を込める事ができるが、今回は座標の示した転移魔法陣が込められていた。
〈カチャ〉
「くそ!綺麗な女なのにもったいねー、導師様の命令は絶対だし我らの神が復活するためだ、」
〈ズキューン〉
〈パーン〉
「キャー」
悲鳴だけ残し王女は消えた
「おらおらどうした?王女様消えたね?うん?どうしたんだろうねギャハハ」
「「貴様!姉様をどこへやった!」」
「おやおや!お二人も王女様でちゅか?」
「おのれ!ばかにしおって!許さん!」
二人の王女が切りかかる
「やれ!」
〈パーン〉〈パーン〉
「「キャー」」
悲鳴とともに消える二人の王女
「よしまず重要ミッションの1つはクリアだ!そろそろ来るぞ!」
「ギャー」
あっちこっちで上がる騎士達の悲鳴
「ちっ!来やがったか女神の部隊!俺だって勇者だ!魔道具と薬のおかげでレベルは200超えパワーも数倍にはね上がってるんだよ!簡単に殺られるか!」
そこにルナとレンゲが現れる
「あら屑勇者の向之原くんだっけ?まだ生きてたんだ」
「てめえは、轟と楠!邪魔するならてめら二人とも俺達の性奴隷にしてやるよ!」
「ふん!相変わらずの屑ぶりね、あなた達は絶対許さない!ハル先生に散々嫌がらせしたり、ユリやレナにセクハラ行為ここで死になさい!」
「そう向之原は、ここで死んで!」
「今の俺はてめえらには負けねえんだよ!オラー!」
〈ドカーン!ドカーン!ドカーン!〉
「くっ!ものすごいパワーね」
「ルナあいつヤバいよ!うちのサンダーボムまともに当たってるはずなのに全然ダメージ入ってない」
「レンゲ連携するわよ!私が撹乱するからあいつの足を止めて!」
「了解!」
ルナとレンゲのコンビと向之原の激しいバトルが周りを巻き込みながら繰り広げられていた。
ユリは、到着してエルフの住まう場所に来てからハルの近くで動かずじっと敵の動きを見ていた。
クルルとミルルは、索敵しながら騎士達を瞬殺して回っている
「西方面は、沈黙させた、ミルルそっちはどうじゃ?」
「こっち東方面も全て沈黙生き残りの兵士は、いない」
「こちら北方面のセリス部隊、兵士は全て抹殺しました、非道な行いするやつらばかりでした」
「中央広場のスミレです、捕らわれてるエルフの女性は全員保護しました。」
デリスが後は勇者二人と騎士数人か、この分なら楽勝じゃのおと言ったやさきに最大の危機が訪れる
☆・☆・☆
???▼
「ここまでは、計画通りに来てる、二人の相手をしてる勇者の能力を上げるよ、女神の部隊は、どうするのかな?フフフ」
〈ΨΣΣκδλ δκκ ΣΨλ〉
???▲
「じゃボクは、女神の周りの守護してる者の隙を作ってあげるね、女神様を守れる?フフフ… 」
〈δΨδδκ ΥΨαθ Σδλ ΣκΣ〉
次々と召喚されてくる黒いオーラを放つオーク達
「じゃこのオークの上位種しかも魔道具の力で数倍にパワーが上がってるこのオーク達どうするのかなぁ♪フフフ 」
???▼
「召喚し過ぎ!それまだ他でも使うんだから」
???▲
「ごめんなさい、じゃ女神の周りに広範囲に転送!行って遊んであげて!」
〈δθλλα ΥΨαθ Σδλ λθδ〉
???△
「勇者宇山、女神の周りに必ず隙ができるからチャンスを逃さずその銃で一発で仕留めなさい!」
「わかりました」
☆・☆・☆
ユリは、あまりにも順調過ぎるのに違和感を抱いていた。
「レナ戦闘は、他の人に任せて目覚めた能力に神経を集中させて、何か嫌な予感がするの」
「わかりました、一度そっちに戻ります」
「ロロも戦闘他の人に任せて目覚めた能力に神経集中させて!」
「了解!そっちに戻るから」
ロロが戦闘を他の者に任せてハルの元に行こうとした時突然ハルが遠くに飛ばされる映像が見える」
「ユリ!大変なの!〈ドカーン!ドカーン!〉………」
☆・☆・☆
カエデが突然叫ぶ
「周りにオークの上位種多数現れました。至急救援要請!」
ユリはやられたと思った、敵は2重3重の罠を仕掛けてたのだ、完全に油断
シルル達ミラーレ魔物部隊も早々と引き離され、魔物部隊も複数箇所に分断され、勇者が予想以上に強く攻撃を得意とする二人がかりでも苦戦してる
突然現れた大量のオーク達は、全て上位種しかも首輪をはめて黒いオーラを放つてる、何なのこのオーク普通じゃない
「ユリよ、なんじゃこのオークどもは!妾が放つた魔法を弾き返したぞ、いくら上位種でもあり得ん!皆に伝えよ油断せず全力でやれと」
「わかりました、でもデリス、ハルちゃんを守りながらでは苦しい?」
「妾をなめるな!ユリ達にとって大切な女神ハルじゃろうが、妾は、思いが全然違うのじゃ!何心配せずともよい!ハルちゃんは絶対守って見せる!」
ハルの護衛のデリスもカエデもハルちゃんを守りながら突然現れたオークを倒してるけど、このオーク首輪のせい?力と防御が今までのオークじゃない、A、Sクラスの魔物の力、クルル達呼ばないと守りきれない
「クルル、ミルルすぐ来て!Sクラスに改造されたオークの群れに襲われてる!」
はぁはぁ…ユリは自分を守るのでいっぱい、このままではハルちゃんを守れない、早く誰か来て…
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