第132話ハルの眷属の覚醒とエルフの国
ハルがスヤスヤと眠っている時
ハルファミリーが集まり話し合いをしていた
「ユリよ、話しとはなんじゃ」
ユリが皆の前に立ち話し始める
「ユリは、少し前に新しい能力が覚醒した、たぶん皆も同じ事が起こる」
「なんじゃと」
デリスがユリにせまる
「どう言う事じゃ」
「デリス!クルル!落ち着く!ユリが目覚めた力は、女神の知恵この世界のいろいろな事わかるようになった、ステータスの知力おかしな事になってる」
ミルルが納得したように話す
「それでこの前から私達にいろいろ指示してくれてるのね、納得したわ」
「それで目覚めてから妾達を呼び捨てになったのじゃな」
「ハルちゃんのため!必要な事!」
クルルもうなずき
「このファミリーのためなら問題ない!一番優先すべき事はハルちゃんだから」
「それで今いるファミリー以外でも覚醒する人がいる」
クルルがユリに尋ねる
「ユリよ、その覚醒とハルちゃんの幼児化と何か関係があるのか?」
「ハルちゃんは、今ほとんど魔法もスキルも使えない、普通の小さな女の子だから絶対守る必要ある、ここまでいい?」
皆がうなずく
「ユリが目覚めて入って来た知識に、この世界には、邪悪な者を復活をさせようとする組織がある、その影響を受けてたのが勇者を召喚した国、他にもあるこれがユリが目覚めて得た事、だからまだ終わってない、創造神様ハルちゃんの事に夢中でその事知らない?興味ない?」
「それでハルちゃんの幼児化と邪悪な者の復活に妾達の覚醒がどう関係するのじゃ」
「そうね、覚醒する事で、私達がハルちゃんを守る力が備わるのは、わかるけどでも覚醒って必要かしら?ここにいるメンバー一人でも十分強いし、かなりの能力持つてるわ、必要なのかしら?」
「邪悪な者の復活の条件ハルちゃんの血、と汚れのないエルフの魂、すでに邪悪な者の眷属に落ちてしまってる馬鹿勇者がいるこれでも必要ない?」
「「「「「「!!!!!!」」」」」」
「目覚めると自分が何をしないと行けないかわかる、だから目覚めたらユリに教える!ユリがハルちゃんを守るために指示をする」
「「「「はい!」」」」
突然手を上げた4人に皆が注目する
手を上げた4人をユリが話しかける
「スミレにレナにロロにセリス何?」
「ロロは、女神の未来って称号が着いた、少し先の未来がわかる見たいです」
「私セリスは、女神の剣です、でもこの剣では力が出ない気がします」
「うちは、女神の耳です、まだよくわかりませんが、何かあれば知らせます」
「レナは、女神の声です、これ未来視と同じような感じかな?予言見たいな言葉が聞こえて来る」
クルル達は、驚き4人を見る
「ファミリーからすでに5人が覚醒してるのか、これはどう見るかのぉ」
「ユリは、ハルちゃんが危険な状態から目覚めてからすぐに覚醒した、この状態は、あまりよくない、みんな急に目覚めて来てる、たぶん邪悪な者を復活させようとしてる人達が動き出しているからだと思う」
「じゃどうするのじゃ、このまま旅を続けるのか?」
「それは危険!一番いいのは、ハルちゃんがミラーレ大森林に戻るのが一番、でもハルちゃんが街にいることで皆が楽しくなる、だから連合国内の町で過ごすのがいい」
「なら戻りましょうか、モーリストに」
ロロが皆を止める
「ちょっと待って!あーー!」
「どうしたのじゃ」
「ブラームス大森林にあるエルフの国が人族に襲われてる、これは勇者?ひどい… これが今見えた少し先の未来 」
「なんじゃと!エルフの国と言えば、ハルちゃんが楽しみにしてる国じゃ、それにさっきのユリの話しじゃ」
「うん邪悪な者の復活に必要な魂」
「皆急ぎ準備をするのじゃ!」
「みんな次の目的地は、ブラームス大森林のエルフ王国ヤリュージュ」
「でもユリよ、エルフの国ヤリュージュは、ブラームス大森林のどこにあるかわからぬぞ、どうするのじゃ」
ミルルもそれに捕捉する
「ブラームス大森林のエルフの国ヤリュージュは、私達ドラゴンでも見つける事ができないわ、空からでもわからないのにましてや森の中を歩きながら探すのは、かなり難しいと思うわ、絶えず感覚を惑わす幻想霧が発生しておるから何か特殊な魔道具でもない限り無理よ」
「今は、無理でも近くまで行く事が大事」
ハルは、交代でミルル、クルル、デリスに抱きかかえられて、皆が身体強化をして走りながら森の中の道をかけていく、ミラーレの魔物の精鋭達も目立たないように移動していく、途中野営を何度も繰り返し時々襲ってくるゴブリンやオークの邪の魔物達はミラーレの魔物が動き、クルル達に近寄らせることはなかった。
「シルル達は、優秀じゃのお、我らの前に一匹もゴブリンどもが出てこぬ」
「あのこ達も以前ハルがオークに襲われた事反省して、二度とゴブリンやオークは、姫様に近寄らせないって魔物同士で叫んでたから」
「それにしてもじゃ、ここに来るまで、やつらの気配だけで数百は、あったのじゃ!それを全て処理するとは、奴らどれほどレベルをあげてるのじゃ」
クルル達が移動する事10日やっとブラームスの大森林の入り口に着いた。
ユリが森の中を見つめてると突然レイチェが森の中をゆび指す
「今ならわかる!エルフの国!」
ユリは、にやりとし
「これを待ってた、きっと誰かが目覚める事を、きっとレイチェは、幻想霧の中でもはっきり道が見えてる」
レイチェはうなずきファミリーの先頭に立つ
「今ならはっきりわかる!ボクが案内する!みんな着いて来て!」
レイチェに案内され移動する事数時間やっとエルフの国らしき砦が見えて来た
「ん?何やら様子がおかしいのぉ」
「あれは鎧を身につけた人族か?かなりの略奪行為をしておるぞ!」
「エルフの女性が数名檻の中に入れられてます」
「クルル様、勇者がいます!」
「相変わらず奴らは、屑よのぉ!数は500ほどか」
『母様エルフの人達助けてあげて!略奪してる人族も勇者も手加減しなくていいのです!』
「あら、ハルちゃん目が覚めたのね、いいの?手加減しなくて?」
『うーん、たぶん助けてもダメな気がするのです』
「モカに任せて、モカも覚醒して女神の目ってなったから、たぶん助けていいかどうかわかると思う」
『じゃ行くのです!』
〈ガシッ!〉
ハルが抱きかかえられてるデリスから降りて、走って行こうとするのを止められる
「ダメよ!何ハルちゃんが行こうとするの!」
『えーー!ハルもエルフのお姉さん達助けてあげたいもん!だから行くのぉ!』
「「「行かせるわけないでしょ!!!」」」
『むー!』
「ハルちゃんは、戦えるスキル無いからダメ!皆に心配かける!ハルちゃんが行くのユリが許可しない!」
『えーー!ユリお姉ちゃんハルも戦うのぉー!』
「デリス、ハルちゃんをしっかりホールドする!救出部隊は、カエデ以外全員で行く!カエデは、ハルちゃんを守るための魔物召喚する、ハルちゃんの守りは、デリスとユリ、カエデ、皆油断しない、行動開始!」
「「「「「はい!」」」」」
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