第123話ハルは、みんなと楽しくアイスを食べました
『デリス母様とルナ遅いねぇ、何かあったのかなぁ』
ミルルは、ハルに安心させるように話しをする
「ハルちゃん大丈夫だよ、ルナはちゃんとこっちに向かってるから、ただデリスが、ちょっと迷ってるみたいね」
それを聞いて皆が
「「「「「はぁー?」」」」」
☆・☆・☆
デリス
「うむ~似たような魔力の集まりがいくつかあるのじゃ… これは幻惑虫かもしれんのぉ、どうしようかのぉ」
今回のイベントは、ハルちゃんが楽しく皆で旅ができるようにと、考えてくれたんじゃろ、ほんと優しい子じゃ♪
妾は、今どこにいるのじゃ
ちょっと調子にのって離れ過ぎたのじゃ
真剣に考えるのじゃ
「ヤバい!いろいろ考えてたら瞼が重くなって… ダメじゃ!ここで寝ると… ヤバいのじゃ ……Zzzz…」
……………
〈…リス!… デリス! 何をしておるのじゃ!〉
「誰じゃ!妾の眠りを邪魔するのは!…… は!やってしもうたのじゃーー!」
デリスは、慌てて駆け出した!
☆・☆・☆
「全く!あやつは!」
『どうしたの?クルル母様』
「今デリスに念話で話してたのじゃ、あやつ寝ておったぞ!何を考えてるのじゃ!」
クルルは、激怒だった
皆がそれを見て笑っていた
「でも凄いね、寝てたなんて、アハハ♪」
レナがさらっと一言
「デリス様ってポンコツ?」
「だよねぇー周りに魔物もいるのに、信じられないよ」
楽しく話してると、ロロが叫ぶ
「あー!ルナが戻って来たぁー」
それからほどなくルナが走り込んでくる
「はぁはぁ… やっと着いた はぁはぁ… 」
ミルルがルナに話しかける
「ルナちゃん、お疲れ様♪どうしてこんなに遅くなったの?」
ルナは、今までの事を話す
「なるほど、ルナちゃんは、洞窟にゴブリンの集団を見つけ煙りで燻したけど反対から全部逃げられ焦ってゴブリンを探して退治してたらここからどんどん離れてたと、それで夢中になって時間を忘れてたと言うことね… 」
皆にじと目で見られ笑ってごまかしていた
「アハハ… まさかあんなに離れるとは… ガック 」
スミレが笑いながら
「久しぶりにルナのポンコツがでたね、アハハ♪」
「ぅう… 恥ずかしいよぉ」
『ルナお姉ちゃんお疲れ様なのです♪退治したゴブリン出して下さい』
ルナは、うなずき台に上がりゴブリンを出す
〈ドドドドドド…〉
『ルナお姉ちゃんお疲れさまでしたの、発表しまーす!討伐数ゴブリン51匹です、でもお姉ちゃんは遅く戻ってきたのでペナルティーがありますマイナス500ポイント、コブリン討伐ポイント510ポイントで合計10ポイントなのです、みんなぁ頑張ったお姉ちゃんに拍手お願いしますのぉ』
〈パチパチパチパチ・・・・・・・・〉
「うん頑張った♪おめでとう」
ルナは10ポイントと言われガックリうなだれていた
「あれだけ頑張って10ポイント・・・ ガクッ」
『あとデリス母様だけなのに遅いのですぅ』
結局デリスが到着したのは開始から4時間30分後ルナよりもさらに1時間も遅れ、遅れたことを気にもせず、討伐したコブリンを自信満々に出すもペナルティーのことを聞かされるもなぜか腕を腰にあて自信満々で結果を待っている
「あれほど頑張ったのじゃ1位は無理でも3位は確実じゃろフフフ」
ハルが集計結果を発表した
『デリス母様はよく頑張りました、〈うんうん〉集計結果討伐ポイント1000ポイント、ペナルティーマイナス1500ポイントで結果マイナス500ポイントなのです』
デリスが崩れ落ちる
「なぜじゃぁー!なぜこんな結果なのじゃぁー!妾は頑張ったのじゃー」
だだをこねるデリスにミルルが近寄り
「デリスちゃん、今何時かわかるかな?みんな待ってたのよ討伐集合時間は2時間30分前よ、もちろん知ってたわよね、まさか忘れてたって事ないわよね!ね!デ・リ・ス・ちゃん?」
ミルルは笑ってるが威圧が半端なくデリスに迫る
「わ・忘れるなんて・・・ち・ちゃんと覚えてて、が・頑張ってたのじゃ」
「ふーん・・・ まさか寝てたりなんてしてないわよね」
なんでわかるのじゃ・・
「そ・そんなことするわけないのじゃ!・・・・・」
皆の視線がデリスに集まると
デリスが突然
「申し訳なかったのじゃ許してたもれ」
土下座するデリス
ハルがデリスに近づき
『みんな心配してたのです、母様強くてもハル心配だったの』
「ハルちゃん!ごめんなさい」
皆がハルがデリスをハグする姿を見てほっこりしていた
『みんなコブリン討伐お疲れさまでした、野営準備ありがとなのです、じゃ発表しますコブリン討伐1位は、2860ポイントでユリお姉ちゃんです』
〈パチパチ・・・・・・・・〉
「「「「おめでとう」」」」
『じゃ1位のユリお姉ちゃんと応援したスミレ、レンゲお姉ちゃんにはハル特製3段重ねアイスクリームをプレゼントなのです』
〈コトン!コトン!コトン!〉
「「「うわぁー♪おいしそう~」」」
ハルが出した3段アイスクリームに皆の注目が集まる
クルルとデリスはうらやましそうに見つめている
「ぅう食べたいのじゃー!」
「食べたいのぉーデリスなら大丈夫と思ってたのにのぉ」
「すまなかったのじゃ・・・」
ハルはデリス達を見てニコニコと微笑み、みんなの前に立ち2位の発表をする
『次2位は、1800ポイントでセリスお姉ちゃんなのです!おめでとうなのぉ』
〈パチパチ・・・・・・・・〉
デリスがまたうらやましそうに見つめている
『2位のセリスお姉ちゃんと応援したミルル母様とレイチェお姉ちゃんは2段重ねアイスクリームのプレゼントなのです』
〈コトン!コトン!コトン!〉
「わぁーアイスクリームの色が違う、どんな味なのかなぁ」
3人はワクワクしながらアイスクリームを手にもって見つめている
『じゃ次3位は、590ポイントでカエデお姉ちゃんなのです!おめでとうなのです』
〈パチパチ・・・・・・・・〉
『3位のカエデお姉ちゃんと応援したレナお姉ちゃんとロロお姉ちゃんはアイスクリームのカップバージョンをプレゼントなのです3人共味が違うから相談して選んでください』
デリスとクルルがよだれをたらし見つめている
『あとの人はミニカップアイスのプレゼントなのですぅ』
「「「「わぁ~♪いろいろ混ざってる、美味しそう♪」」」」
この後みんなで楽しくアイスクリームをわけわけしながら楽しく過ごし、明日のユーフォニア国の旅のルートのことで遅くまでみんなで話し合い、明日はユーフォニア国のミルク温泉で、有名なシルクロール温泉郷に向かうことになった。
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