第122話ご褒美の勝者誰に?
☆・☆・☆デリス~討伐終了
うぬ~やっと、討伐して部位確保できたぞい、手加減の魔力調整してたらかなり逃がしてしもうたのじゃ
あれから何度もゴブリンを見つけては、怒りに任せて魔法をぶち込んでしまったわい、手加減は難しいのう
350匹討伐して部位が確保できたのは、… まぁ大丈夫じゃろ
おー2時間過ぎてるのじゃ!急ぎ戻るのじゃ!
☆・☆・☆ルナ~討伐終了
はぁはぁ… また見つけ♪
はぁーー!〈ザシュー!〉
ふん♪ふん♪最初の集団は失敗したけど、あれからは順調ね、これなら大丈夫じゃない
あー!2時間過ぎてる、こいつらでおしまい!
えい!〈ザシュー!〉
ずいぶん遠くまで来ちゃったから、急いで戻ろ
「身体強化!加速!」
☆・☆・☆カエデ~討伐終了
〈キン!キン!〉
「風刃・風刃・風刃・風刃」
〈ヒュン!ヒュン!ヒュン!ヒュン!〉
〈ギャオーーーーー!ドスン!〉
はぁはぁ…
やっと倒した、さすがにキングとクイーン3匹はきつかった
ヤバい時間過ぎてるし
急いで戻らなきゃ
☆・☆・☆ユリ~討伐終了
あれ何で?なんか集団でゴブリンがこっちに来てる、罠あるし本読んでよ
〈ドドドドドドドドド…………………〉
〈グギャグギャグギャグギャ…………〉
〈ドカドカドカドカ…………………〉
〈グギャー!ドスン!グギャー!ドスン!グギャー!ドスン!グギャー!ドスン!…………………………………〉
「ゴブリンってほんと知能低い、うちを見つけ集団で走って来て、次々罠にかかって穴に落ちて行く、何もしてないのに…… 集団の後も少ししたらまた来てる… 凄いでもなんか何かにおびえて来てるような… もう来ないみたいだから穴の上の水玉を〈ポチ!バッシャーーーン!〉網のふたを〈ポチ!ドカン!〉」
これで溺死するまで待って水を抜けば回収して終了
読書の続き
………………
「もういいかな?わぁ大量だぁ♪マジックバック入れればおしまいね、よいしょ♪よいしょ♪……」
さぁ戻ろっと♪
☆・☆・☆セリス~討伐終了
〈ザシュ!ザシュ!ザシュ!ザシュ!〉
「桜花二の花!」
〈ブンブンブンブン………〉
「はぁーーーーー!」
〈グギャグギャグギャグギャグギャグギャ〉
〈ドスンドスンドスンドスンドスンドスン〉
はぁはぁはぁ…
「何でか後から出て来て思ったよりも討伐できたわ♪」
さて回収して帰らないと、時間少し過ぎてるわ
☆・☆・☆
「ミルル様誰が一番に戻って来ると思います?」
「恐らくこのイベントのルールを理解してるユリちゃんね、問題は討伐数だけね」
セリスを応援してる、レイチェがミルルに
「ミルル様、セリスちゃんは勝てないのでしょうか?」
「セリスが勝てるとしたらまず一番に戻ること、それから2番目が15分以上遅れること?でも誰が勝つかわからないけど… デリス… やめましょう楽しみに待ちましょう」
みんなで楽しく待ってると、ハルが立ち上がりカウントを始めようとしたら森から一人のんびり歩いて来るユリを見つけた
『3・2・1終了ぉ~!時間だよぉーーー!〈ブーン〉』
終了と同時に走り込む人影、ハルの終了の合図が森に響きわたる
皆がユリの姿を見て、ユリに気を取られてたら別の道からセリスが一番に凄い勢いで飛び込んで来て、皆が驚いていた
ミルルも驚きセリスに声をかける
「凄いわ!セリスちゃんよく頑張ったわ♪」
「はぁはぁ… ありがとうございます はぁはぁ… ご褒美アイスクリーム食べたいから頑張りました、 はぁはぁ…」
セリスがゴールしてるのにユリは、マイペースにのんびり歩いて来る、ハルは時間の魔道具を置き、ユリに声援を送ってる
『ユリお姉ちゃん、あと少しなのぉー!頑張ってぇー♪』
結果ユリは、セリスから5分遅れで到着、さらに遅れて30分後にカエデが到着、さらに遅れて… 1時間たってもルナとデリスが戻らず、先に討伐数のカウントをすることになった
『二人がまだ戻らないから先に討伐数をカウントするのです♪では、セリスお姉ちゃんからお願いするのです』
セリスは、ハルが作った台の上に上がり、マジックバックからあらかじめ掘ってある穴に、次々出して行く
〈ドドドドドドドドド…〉
『セリスお姉ちゃん凄いですぅ♪発表しまーす!討伐数ゴブリン78匹ゴブリンメイジ1匹で800ポイントプラス1番に戻って来たボーナスポイント1000をたして1800ポイントなのです!おめでとうー!』
レイチェが喜びセリスを抱きしめ
「やったー!セリスちゃん絶対1位確定よぉー!」
ミルルも喜び声をかける
「セリスちゃんよく頑張ったわ!お疲れ様♪」
ミルルは、セリスの頭を優しく撫でる
「ありがとうございます♪ミルル様レイチェ♪」
『じゃ次行くのです!ユリお姉ちゃんお願いします♪』
ユリは呼ばれて台の上に上がりマジックバックから、討伐したゴブリンを出して行く
〈ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド……… 〉
皆がそれを見てかたまる
「「「「「!!!!!」」」」」
『えーーーーーー!』
ユリは、静かに語る
「これで全部、罠仕掛けて待ってただけ何もしてない、ゴブリンが私の匂いを嗅ぎ付けて来ただけ、ユリは、本読んでただけ」
「「「「「はぁーーー!」」」」」
セリスとカエデがうなだれている
「「私達が必死になって討伐したのに…
ユリって何者 」」
皆も驚きクルルは、完全に落ち込んでいる
「ユリよお主もう少し手加減してくれてもよかったのじゃぞ… はぁ… これで段重ねアイスクリームは無くなったのぉ」
ユリを見てレンゲ達は、ユリってほんと昔からラッキーガールだったよねー と話し合っていた。
『ぇーユリお姉ちゃんの討伐数多いので、先にカエデお姉ちゃんお願いするのです』
カエデがとぼとぼと台の上に上がりマジックバックから出す
〈ドスン!ドスン!ドスン!〉
「これで全部だよ」
「「「「「……………」」」」」
『カエデお姉ちゃん凄いです!ゴブリンキング2クイーン1の全部で3体加算ポイントがついて90ポイントと3番目のボーナスポイント500とあわせて590ポイントです!おめでとうございます!』
レナとロロがカエデに抱きつき
「カエデちゃん!これで3位は確実だから♪おめでとう!」
「カエデ♪よく頑張っだよぉーーー!アイスクリーム食べれる、ありがとう♪」
カエデも嬉しそうに抱き合っていた
『ぇーユリお姉ちゃんの結果が出ました討伐数ゴブリン180メイジ10キング2で合計ポイントが2060ポイント2番目の到着ボーナスポイントが800なので合計2860ポイントでーす!おめでとうなのです♪』
「「「「「えーーーーーー!」」」」」
「ぶっちぎりだね」
「しかも本人罠仕掛けて本読んでてこの成果でしょ」
「こんなのってあり得ないわよね」
「うんうん」
「見てよ、セリスやカエデは装備返り血で凄く汚いし、髪も乱れてるし、身体も傷だらけよ」
「それに比べて、ユリは何も変わって無いし、あれたぶん汗もかいてないよ」
「ほんと、どうやって倒したんだろ?」
ユリは、レンゲとスミレと楽しそうに話していた。
「やったね♪ユリおめでとう」
「うん♪頑張った!」
「ありがとうね、ユリ♪作戦上手くいったね♪」
「うん♪いっぱい退治した♪」
「アハハ♪ユリってマイペースだね」
「ほんと、普通ならあれだけのゴブリン来たら焦るのに、ユリのことだから本読みながら、あ!何かいっぱい来てるって感じでしょ」
「うん♪いっぱい本読めた」
「「アハハ♪ユリ~♪ぎゅー」」
談笑するみんなを見ながらハルが立ち上がり森を見つめ
『デリス母様とルナお姉ちゃん戻って来ないです!もう2時間もたってるのにい!遅いです!ペナルティなのです!』
それを聞いてクルルがガックリうなだれ
「デリス!何をしておるのじゃーーー!」
アイスクリーム争奪戦の敗北を悟りむなしくデリスの声が森に響いていた
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