第102話ハルは目立ちたくないのに
〈パァーーーーーン〉
「よし!着いたぞ・・・・あれ?」
「どうしたのじゃデリス」
ここどこだろう・・・絶対州都の近くじゃないよね、だってあそこに見えるの普通の町の城壁だし
ミルルが笑っている
「いきなり大きな町だと目立つのじゃ」
え?ほんとに間違えたんじゃないの?
『ミロ達とはぐれたけどいいの?』
「ミロには、やってもらいたいことあるから、あとで合流するのじゃ」
え?そうなの…なんか怪しいけどミロ達なら大丈夫かな、こっちはデリス、クルル、ミルル母さん達とハル♪
暫くするとミロから魔道通信具で連絡が入ってデリス母さんがいろいろ指示をしてた、やっぱり間違えた見たいアハハ
でもこっちは母さん達と4人だけどワクワク♪なのです
『デリス母さん、転移できたってことは、この町どこか知ってるの?』
デリスが答える前にミルルが答える
「この町はサフラン、装飾品で有名で鉱物資源が豊富な山があるから大きな冒険者ギルドもある」
『ふーんそうなんだ…… 』
「そうじゃ!ここで皆でギルドに登録して、身分証を作って冒険をするのじゃ」
ハル達はサフランの冒険者ギルドで登録を行った、ハルは登録してるけど今は男の子見たいになってるのと、前より小さいから別の名前で登録できるみたいです
ハル達がギルドに入ると、男装してるデリス母さんにめちゃくちゃ注目が集まる
だってめちゃくちゃカッコいいもん♪それにクルル、ミルル母さんも背が高くてスタイルいいし美人だから、母さん達も目立つてるし
デリス母さんは、受け付けカウンターに行く
「ようこそサフラン冒険者ギルドへ、私キリと申します、皆様初めてお見かけしますが、登録でしょうか?」
デリスは全員の登録をお願いする
「私と妻達とこの子の登録をお願いしたい」
「わかりました、ではこの用紙に必要事項をご記入ください」
デリス母さんはそのまま書こうとして、クルル母さんに小声で注意されてた
「バカ!デリスそのまま書くな、ハルちゃんまでばれて冒険どころでなくなるぞ!」
ミルル母さんも小声で優しくアドバイスする
「デリスちゃん、目立つことしないって約束よ、だから決めてた通りにね」
デリス母さんはうなずき
打ち合わせ通り書いた登録用紙を受け付けのキリさんに渡す
「では、皆様こちらのカードに血を垂らしてください」
デリス達4人は血を垂らして登録をする
「では、ドリス様クロール様ミルキー様ハルトちゃんの登録ほ完了です、カードはくれぐれも失くさないでください、後冒険者としての注意事項など説明いたしますので、こちらへ」
ハル達は別室で一通りの説明を受けて出て来ると、美男子と美人のグループのハル達に男達が集まって来ると、パーティーへの勧誘が始まる
普通に初心者グループを心配しての勧誘だったのに驚いた
『お母さん達が美人だから、てっきりスケベな目的だと思っちゃった』
「そうじゃの以外じゃた、ここは思ったよりいいギルドじゃの」
あれ?ミルル母さんは?あ!あそこ… こっち来た
「これ受けた、薬草採取、今から森に行く」
母さん達は森に入るとどんどん奥に行くのです、ハルは魔力をほとんど使わないで過ごしてたから、前より魔力制限に余裕があるようになったけど……身体の成長は少しだけして止まってしまったの…だからすぐに眠くなるのです
今も母さん達ご森で薬草採取した帰りみたいです、クルル母さんに抱っこ紐で抱っこされてるのです
「あら、ハルちゃん起きたのね」
『クルル母さん、ごめんなさいハル寝ちゃたみたいなのです』
デリス母さんもミルル母さんも歩きながらハルの頭を撫でてくる
「ハルちゃんの寝顔可愛かったわ、ねぇミルル」
母さん達は嬉しそうにそんな事を喋りながら歩いてる
デリス母さんはギルドに薬草採取の依頼完了報告をするためにギルド受け付けにいった。
「薬草採取終わったんだが」
登録の時に対応してくれた受け付け嬢のキリが対応してくれた。
「皆様お疲れ様でした、ドリス様確認しますので、こちらのカウンターにだしてください」
ハル達はギルドに併設されてる食堂でドリンクを飲みながら話をしてる
『お母さん、デリス母さんは、薬草採取の報告と納品だよね、薬草はどんなの採取したの?』
クルルとミルルは採取した薬草についてハルに話す
なんか嫌な予感しかしないのです
「我々3人で競争したからな、いい感じで集まったぞ♪」
ミルルもうなずきながら
「ミルルは、ハルちゃんのために頑張った。」
『薬草どれくらい集まったのです?』
「そうじゃのデリスがヒルラ草150ヒアリー草80デトル草65我クルルが、ヒルラ草160ヒアリー草82デトル草60ミルルが、ヒルラ草110ヒアリー草55デトル草36じゃ、まぁミルルはハルちゃんを抱っこしてたから少ないのは仕方ないがの」
『え?ミラーレ大森林に皆で転移して薬草集めたの?はぁ……』
ハルの予感はあたった…これ前のハルと同じになる……
『お母さん達やり過ぎなのです!薬草は、ヒルラ草だけでいいのです!それ以外、出すとパニックになるのです!すぐに止めてください!』
「何でじゃ?多いと沢山お金もらえるぞ!」
『大騒ぎになって冒険者として行動できなくなるのです!早くデリス母さんを止めてください』
ミルルは、それを聞き慌てて止めにカウンターに走って行く
「デ……じゃなかったドリス薬草を出すの待つて!」
〈ドサドサドサドサドサドサ………〉
その光景を見て周りが固まる
「「「え?」」」
「「「「「……………………」」」」」
ハルは、ガックリうなだれる
ミルルも周りの反応に驚いていた。
「何この反応……」
〈ドサドサドサドサ………〉
「これで全部じゃ!鑑定と報酬を頼む………? なんじゃ?」
「「「「「……………………」」」」」
「おい!どうしたのじゃ?」
キリは慌てて答える
「どうしたのじゃありません!な・なんですか、この量は!しかもあまり見かけない薬草らしきものもありますよね!あなたた達は何者ですか!」
デリスはハル達を見ると、ハルが首を横に振ってガックリうなだれてるのを見て悟った
あ!やらかしたと……
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